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生まれて、すみません ではなかった!

「生まれて、すみません」
 我が別名は海山駄みどりと言うほど、粗相が多く、その度に脳裏に浮かぶのは太宰治の『人間失格』の冒頭、と長年思っておりました。
 
が、この夏、 
改めて調べたら、冒頭どころか直接この作品には出てこないということを知りました。(本が見つからなく、青空文庫『人間失格』https://share.google/iKpIb2Q3QNpjItduBで確認)

考えると、『人間失格』を読んだのは10代かなり後半、それからベリーロングな幾年月が過ぎている脳の劣化からな思い込みだったようです。反省。

 と、なぜ太宰治なのかというと、先日、三鷹の三鷹市民ギャラリーで
「太宰治展示室 三鷹の此の小さい家なる」に立ち寄ったからでした。

 わが家から三鷹は遠い、でも大好きな酒井駒子先生の原画展を見るためならと遠征。その会場の一角にあったからでございます。
 駅の目の前で、無料なので三鷹に行かれた方は是非是非GO!をお勧めいたします。


 太宰治作品といえば、かつて(今も?)青春のはしか熱などと若者が一度はめちゃドハマりするのが定番でしたが、当方はかなり青春に薹が立った頃に読んだためさほどはまらずで、代表作は読んだけど、毎年の桜桃忌のニュースを聞く度に「ああ、今はその季節なのね」位な認識でおりました。

 なので、太宰治か〜と気楽に見るつもりが、
企画展「太宰治 署名本の魅力 ―汝を愛し 汝を憎む」(終了)は激楽しく、怪しいぐらいじっくりゆっくりと堪能しておりました。

正しい情報は↓のリンクをご覧ください。

太宰治展示室 三鷹の此の小さい家 企画展示(【終了】「太宰治 署名本の魅力」 )| 公益財団法人 三鷹市スポーツと文化財団 https://share.google/HXOO8ZwoEnCxFTUk1

会員限定の記事ですが、こちらも↓ 
「太宰治、励ましも皮肉も 相手で言葉を変えた理由、署名本から探る
[東京都]:朝日新聞 https://share.google/DdrPzGFHXlf35Zj0f



*以下はぼんくら当方の記憶からで正確性がかなりあやしいのをご了承の上お読み頂けますと幸いです。

太宰治は署名本署名本が少ない作家だそうです。

その中で比較的初版本があるのは、初の創作集『晩年』。
というのも作家にとって、初めて自分の本はベリー特別、特にそれが苦労と時間が掛かれば掛かったほどで、太宰治は嬉しさのあまり?署名プラス献辞を書いて、お世話になった親類、出版に協力してくれなかった知人などに贈呈したそうです。
 そして、お送り先の人によって文字の丁寧さも検字もバラバラ、ここまでちがうだとじっくり観察してしまいました。
 急に太宰治に惚れました。
 
 尚、貴重な展示の署名本の多くは、当方もXで泉鏡花の初版本のご寄贈頂いた川島幸希先生(日本近代文学研究家、秀明大学名誉学長)のコレクションだそうです。川島先生に深く感謝です。
 
 尚、二冊目以降の本は、寄贈は出版社から直接発送されたためか署名がなかったようです。

 三鷹の此の小さい家には自宅の一部の再現ルームがあり、執筆中の太宰治を体験してみようコーナーがあり、太宰治の原稿(写真)を模して原稿用紙に書き書きも体験してきました。
が消しゴムがないので誤字が無念でしたが、とても楽しく、太宰治を読み直そう!と思った思わぬ拾いものがあった一日でした。

自宅の再現ルーム(ここだけ撮影可能)

 三鷹市には他にもいくつも太宰治に関係する場所があるのでまた訪問してみたいと思っております。

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