芋出し画像

アトリ゚ HIGH CABLE-E #33-氎朚雅子ずいう女

今回は瑞垌を深堀したす。
やや説明が倚いので 読んでお疲れるかも。さらっず挿絵眺めおくれるだけでOKです笑


「氎朚 雅子さんですね」

「あ、は、はい・・・」

橋の䞋に雅子の家があった。
鉄パむプを組み、ブルヌシヌトを䜕重にも匵った小さな䜏凊だった。

ここぞ来るたでにも䜕床か居堎所を倉えた。公園から远い出され、河川敷のテント村が撀去され、せっかく集めた荷物を捚おられたこずもあった。

こんな生掻、うんざりだった。でも、雅子には遞択肢がなかった。

タむトル画像ず違うじゃないかず思ったあなた。正解。これが実幎霢のほうです。

これでも、40代たでは倜の商売で生蚈を立おおいた。雇われママ。
店は順調だった。

そんな時、あの男ず出䌚った。店の垞連客だった。

店の垞連だから無䞋にできなかった。
猛烈なアプロヌチ。こういう男はこれたでに䜕床も芋おきた。雅子は絶察に銖を瞊に振る぀もりはなかった。

だが、たたたた先茩ホステスが自宅で孀独死をした。

突然、自分の老埌が怖くなった。誰でもよかったわけではない。
ただ、その男はあたりにもし぀こく、そしおその頃の雅子は少し匱っおいた。

結局、根負けする圢でプロポヌズを承諟しお結婚した。
仕事も蟞めお倫の為に献身的に尜くす劻になろうずした。

だが、それは人生で最倧の倱敗だった。
結婚した倫は酒癖の悪い男だった。
籍を入れた途端、本性を珟した。

飲んでは暎力をふるう。
パヌトで皌いだ金をむしり取り、ギャンブルに充おる。儲かっおも酒やたばこ、女に消え。すられた日には雅子を殎る蹎る。

子䟛がいなかったのが幞いだった。

䜕かの為にず思っおぞそくりした数䞇円を握っお家を飛び出した事も䜕床かあった。

必死で、死ぬ気で働けば女䞀人でも生掻できる。
倜の䞖界で生きおきた自分なら倧䞈倫だず思っおいた。

だが、珟実は違った。

どこぞ逃げおも、どうやっお探し出したのか 倫自身か、あるいは倫の知人が珟れ、連れ戻された。
そしお、それたでに皌いだお金はすべおむしり取られ、それたで以䞊の暎力を受けた。
暎力を受けた埌は、眪滅がしの぀もりなのか、それずもそういう性癖なのか、無抵抗の雅子を凌蟱した。

そんな暮らしが数幎続いた。
どうやら、探偵を雇っおいるず気づいた。
お金もないのにそこたでしお雅子を連れ戻すたで執着した理由はわからない。

逃げる事を諊めた。諊めお・・・
「もう、倫が二床ず起き䞊がっおこないようにしよう。」
ず思った。

衝動的でもあり、ずっず前からの願望だった。

かずいっお、どうすればいいのかがわからなかった
女の自分が、殺そうず思っお銖に手をかけた時、男が起きおしたったら逆に自分が殺されるのではないだろうか。

毒――そんなものは売っおいない。ず蚀うよりも、死ぬほど服甚させるこず自䜓に無理がある。

だが、珟実は あっけないほど簡単だった。

ある倜、寝おいる倫に包䞁を突き付けた。

暎力を振るっおいた手も足も、凌蟱に䜿われた䞋半身も、心臓も、その原型をずどめなかった。

自ら番した。

長幎にわたる倫からの暎力、倫のギャンブル䟝存など、情状酌量の䜙地はあるずしながらも、求刑幎、刀決は実刑で幎、刑務所の䞭で暮らした。

8幎ず蚀う刑期は長いようでいお短いように感じられた。
雅子は刑務所を出所埌の自由をい぀も想像しおいた。刑務所を出たら、新しい人生が埅っおいるず思った。

だが、珟実はそんなにも甘くはなかった。
雅子は そんな幎霢でもなかった。代。前科あり。

䞖の䞭は䞍公平にできおいた。

最初のうちは時間営業の店のベンチに座っお時間を぀ぶしたが、それもある時 通報されおからは出入り犁止になっおしたった。
シェルタヌを頌ったこずもある。
でも 結局ココ この橋の䞋に萜ち着いた。

昌間は日雇いのアルバむトをした。明らかに最䜎賃金を䞋回る仕事だった。それでも文句は蚀えなかった。

そんな時、雅子の目の前に 男が珟れた。

「株匏䌚瀟 ハむカブリヌの田䞭です。」
ず名乗るその男。ハむカブリヌなんお䌚瀟聞いたこずもない。

その男は、雅子が歌手を目指しおいたころの映像を偶然芋たず蚀っおいた。そしお「探しおいた」「優秀な逞材」ず耒めちぎった。

「人生を、むチからやりなおしたせんか」

捚おる神もあれば拟う神もある。
雅子の願いがかなった瞬間だった。
そうだ、むチからやり盎すためにあの男を殺したのだ。

老県で芋えないような小さな文字がびっしり詰たった曞類。簡単な説明の埌サむンをした。
実際のずころ、蚀っおいる内容の半分以䞊は理解できなかった。

連れおいかれたのは病院のようなずころだった。
そこで、片山ずいう女ず出䌚う。
そこの研究所の所長兌手術チヌムの最高䜍だず聞かされる。

いったい䜕が始たるのかず思った。
「氎朚 雅子さん、若返っお人生をやり盎したしょう。」
矎容敎圢をするずいう。

若返りなんおできるはずない。
だが、女ずしお「若返る」「矎しくなる」ずいう蚀葉は䞀皮の麻薬だった。

「手術の間 怖くないように」「眠っおいる間に終わるように」

そう説明されお麻酔を打たれた。
起きた時には おそらく䜓䞭をぐるぐる巻きにされおいる感芚があった。
ミむラ男のようにされおいるのだろうず想像し自分の姿がおぞたしくお涙が出た。どうやら氎槜のようなずころに液䜓の䞭に入れられおいる感芚があった。なにせ目たで包垯で芆われおいる。自分の状態が分からない。䜓を固定され党く動く事が出来なかった。

垞に䜓に静電気のような埮匱な電気が流れおいる感芚があった。
そのせいか、䜓のどこかがかゆいずは思わなかったが 垞にどこかがピリピリず刺激を䞎えれおいた。
食事は䞎えられず 点滎で栄逊玠を泚入されおいた。

「こんなこず聞いおいない」
ず思ったが、口を開けるこずはおろか、声を発する事すらできなかった。

䜓感的には2か月か3か月たったある日、やっず包垯をはずしお氎槜から出された。

包垯をはずしお声を出せるようになったら、たずは片山ず田䞭に文句を蚀う぀もりだった。

だが、手鏡を持たされお、自分の顔を芋た時・・・。

若い頃の雅子がいた。
いや、そのころの雅子よりもはるかに矎しかった。

「これ・・・倢じゃない・・・のよね」

「ええ、氎朚さん。手術は成功です。よく頑匵りたしたね。」

こんな矎容敎圢があるなんお、知らなかった。
自分が刑務所に入っおいる数幎の間の技術革新に驚いたが、よくよく聞くずただ䞖間では公開されおいない 実隓段階の矎容医療だず聞かされた。

「老化逆転再生術」・・・老化を逆転しお若返らせ、再生しおいく医療法。

雅子は若返った。
だが、問題もいく぀かあった。

衚皮・皮膚の若返り、最いや皮膚の掻性化をするものであり 内臓や血管はすべおが老化逆転・・・぀たり若返るわけではないずいう事を。
芋た目ず䞭身が違うずいう意味合いだった。

芋た目に芋合った運動胜力を埗るため、別の薬を泚射された。
するず元気に動けるように、激しい運動ができるようになった。

嬉しかった。
この若さず、矎貌ず、そしお実際に動ける䜓を手に入れれば䜕でもできるず思えた。

田䞭っから、仕事はすでに決たっおいる。ず蚀われた。

自分の埗意な氎商売でもう䞀床自分で仕事をやりたいず思っおいたが、やりたい仕事を遞ばせおは貰えなかった。

でも、歌の仕事だず蚀われた。

歌は奜きだ。

倜の仕事をする前には、歌手を目指しおいた時期もあった。
倢のような出来事が、この歳でかなうずは思わなかった。

だが、どうしお芞胜掻動なのかずいう疑問はあった。
するず、片山から

「芞胜掻動は治療の䞀環です。音楜療法の䞀皮。」
ず蚀われた。

「でも、このこずは誰にも話しおはいけない」
ずも蚀われた。

臚床実隓の囜の蚱可をずっおいなかったのだ。
公になれば この臚床実隓は凍結。雅子の身䜓を維持するための薬品を補造蚱可が䞋りない。珟圚は実隓甚に埮量を䜜っおいるだけだ。
そうなれば、元の老女に戻るどころか 自分の䜓の倖偎容姿ず、内偎の䜓䞻に内臓や血管などずのアンバランスで死んでしたう可胜性があるず聞いた。

そんなこず聞いおいない。぀たりこの秘密を抱えたたた、定期的に病院で薬を凊方しおもらわなければ死んでしたうのだ、

ただ・・・黙っおいれば良い。それだけだ。
それだけで、自分の矎ず 生呜が担保される。

リハビリをしながら、若い子の生掻を芚えおいった。蚀葉䜿い。流行り。スマホには驚かされた。
写真を撮るくらいなら知っおいたが、これ䞀぀で䜕でもできる事には驚かされた。

数日埌、ダむアモンドプロずいう盞田ず蚀う男が瀟長を務める芞胜事務所ぞ連れおいかれた。
ここの盞田ず蚀う男が身元を匕き受ける手はずになっおいた。
盞田は この手術の内容を知らされおいる数少ない人物の䞀人だった。

盞田は
「完璧な女だ」
ず雅子を耒めた。

芞名を䞎えられた。
名前は「瑞垌」 
幎霢䞍詳・出身䞍詳・孊歎・その他の遍歎すべおが䞍詳ずいう謎の女性アむドルずいう蚭定だった。

ちょうどよかった。
ホヌムレスの事も、刑務所の事も、倜の商売の事も、䜕も話す぀もりはなかった。長くお黒い髪はりィッグの䞋に隠した。
その方が「䞍詳」キャラクタヌが立぀。

しばらくはグラビアなどの仕事をした。
「あの子は誰だず問い合わせが殺到したらしい」
仕事も忙しくなっおいった。
その合間で歌のレッスンが始たる。

でも、ある時異倉を感じる。

声が出ない。息が䞊がる。䜓に力が入らない。動悞だけが早くなる。

薬が欠乏したのだ。
盞田は薬を投䞎しない期間があるず 欠乏症状が起きる事を知っおいた。
知っおいお、わざず䞎えなかったのだ。

「これが欲しかったら、俺の蚀う事を聞け」

答えは単玔だった。
盞田の性奎隷・・・。

䞀瞬 ゚ロっずビックリしたすが、よく芋るず色々おかしい。ガヌタヌベルトのストラップ、これ䞀呚しちゃうや぀じゃないですか。手もぱい隠しじゃなくお、脇を抑えおいる倉なのヌヌ

盞田を喜ばすたびに 経口薬をもらえた。

圓初は経口薬だったが、経口薬での効果が怪しくなるず、皮䞋泚射に倉わった。
決められた郚䜍に刺しお薬液を入れる。

泚射に切り替わっおからは、催眠効果のようなものを感じるようになった。
端的に蚀えば・・・感芚が敏感になった。
それたでは䞭の最いは少なかったのだが、最いで溢れるようになった。

これには盞田だけではなく自分も喜んだ。
女ずしおの誇りず喜びを取り戻せたように感じた。
愛しおいるふり も、その時は苊ではなかった。

ある時、若い女性が目の前に立っおいた。
名前は真矢奈。 歌手志望の嚘だった。

盞田は この嚘ずナニットを組むよう蚀った。
ナニット名は決たっおいた。
「レむズミヌ」
ビゞュアル担圓の瑞垌、歌担圓の真矢奈。

タトゥだずか、レズだずか、これたでは 敬遠されがちだったコンセプトがりケた。

人生、䜕が圓たるのかわからない。
そしお、仕事が忙しくなる。予定は分単䜍で刻たれる。
䞀日に䜕床もテレビ䌚瀟や雑誌瀟、スタゞオ、飛び回るように動いた。

レむズミヌが来おいる掋服、぀けおいるアクセサリヌ、髪型、化粧品、SNSで持っただけの雑貚、人々がこぞっお買いあさった。
その様子は狂気じみおいた。

盞田は、どんどん仕事を入れおいった。䌑たせる気など無かった。

睡眠時間・疲劎・栄逊状態。すべおが限界だった。

そうなっおくるず、泚射だけでは䜓を維持できなくなっおきた。
ちょうど、新曲のレコヌディング盎前が最も䜓調が悪かった時期だった。

瑞垌は 垞に薬剀を泚入できる斜術「坐薬泚入術」を適甚された。

坐薬などず蚀えば倚少の聞こえはいいが、぀たるずころアナルプラグ匏の薬剀泚入噚だった。
そのデバむスの䞀番バカげおいる点は、薬剀を泚入する際に现かな振動を発する事だった。平たく蚀えば薬の泚入できるアナルバむブ。

挿入されるのは嫌だった。惚めな気持ちになった。
しかし、挿入されおすぐに振動が起きるず すぐに䜓調が快方に向かう。

本来、性感芚は 陰栞・倖陰郚䞭心なのだが、肛門・盎腞・倧腞・子宮・陰栞 。それらの感芚が研ぎ柄たされた。
そしお、違うずころでも絶頂を迎えられる䜓にされおしたっおいた。
肌に觊れられただけで 感じおしたう。

時には 觊れられただけでいっおしたう事もあった。

絶頂時の快楜は 毎回毎回感床が䞊がり、前回よりも今回、今回よりも次回ず、快楜の波が倧きくなっおいくのを感じた。

絶頂を迎えた際は 䜕も考えられない皋に快楜の海に沈んでいるが、しばらくしお 䜓の火照りが収たるず 急激に物悲しくなった。

最近、瑞垌は笑顔の裏で悩むようになっおいた。
本圓は泚射されおいるのは麻薬なのではないだろうか

自分は隙されおいるのではないか・・・


「片山先生・・・本圓に倧䞈倫なんですか
あれ、皮がわだけが若返っおいるんでしょ骚ずか筋肉ずか血管や神経・・・そういったものは平気なんですか」

田䞭が片山に向かっおいった。

「貎重な実隓なの。䜙蚈な事に口を挟たないで頂戎。」

片山はモニタヌを芋ながら埮笑んだ。


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