完璧な1曲より、まずは不格好でもやってみよう。ピアノと「壺作り」のお話⚱️
こんにちは、みるくです。
いつも読んでくださり、ありがとうございます😊
先日、ふと耳にした「陶芸教室の小噺」が、ずっと心に残っています。
みなさんは、こんなお話をご存知でしょうか。
⚱️
ある陶芸教室で、先生が生徒をふたつのグループに分けました。
ひとつのグループは「作った壺の総重量」つまり「量」だけで成績が決まるグループ。
もうひとつのグループは「完璧な壺をひとつだけ提出する」という「質」で成績が決まるグループ。
学期末、最も美しく素晴らしい壺を作ったのは、どちらだったと思いますか?
答えは「量」を求められたグループでした。
彼らは失敗を恐れず、ひたすら手を動かして次々と壺を焼きました。
その実践のなかで「ここは崩れやすい」「こうすればうまくいく」と体で学び、自然と技術が磨かれていったのです。
一方「質」のグループは、頭の中で完璧な壺を思い描いて議論してばかりして、ほとんど土に触れませんでした。
このお話を知ったとき、わたしは気づきました。
「これ、わたしのピアノとまったく同じだ」と。
これまでわたしは、自分の大好きな曲に向き合うとき、「完璧に弾けるようになるまで」と一つの曲を長く抱え込みすぎる傾向がありました。
その結果、ちっともレパートリーが増えない……と嘆くことが多かったのです。
理想が高いのは悪いことではないけれど、それが「アウトプット」を止める理由になってしまっていたのですね。
アウトプットって、いきなり大きなことをやろうとすると立ち止まってしまいます。
まずは「小さく始める」こと。
それが一番やりやすいのだと気づきました。
最近、わたしの中で少し変化がありました。
少しだけ手の届きやすい、難易度を下げた曲にも挑戦するようになったのです。
そして、「まだ完璧とは言えないけれど、今の自分の精一杯」として、月に1曲のペースでYouTubeに投稿するようになりました。
これまでは、ただ一人で黙々と練習を重ねるだけの日々でした。
でも、こうしてインターネットの片隅で「ぷち発表」の場を持つことで、いろいろな方と交流できるようになったのです。
孤独だったピアノの時間が、ふわりと外の世界へ繋がったような気がしています。
完成度は、正直まだまだかもしれません。
でも、ひとつの曲を「最後まで仕上げて、外に出す」という経験を毎月繰り返すことで、明らかに自分の中で何かが動き出しているのを感じます。
じつはこの変化は、もうひとつの嬉しい出来事を連れてきてくれました。
演奏ボランティアへの参加です。
以前のわたしなら「もっと難しい曲を立派に弾かなきゃ」と構えてしまっていたはずです。
でも今は、難曲に挑むのではなく、無理なく弾けて、聴いてくださる方が心地よいと思える曲を選んでいます。
そのおかげでフットワーク軽く参加できるようになり、ピアノを通して地域への貢献ができていることが、今とても嬉しいのです。
完璧を目指して立ち止まっていた頃より、少し不格好でも「まずは形にして世に出す」今のほうが、ずっと風通しがよく、ピアノを弾くことが楽しいです。
陶芸教室の「量」のグループの生徒たちのように、わたしも泥だらけになりながら(時にはミスタッチに落ち込みながら!)、これからもどんどん手元にある曲を形にしていこうと思います。
#ピアノ #大人のピアノ #ピアノエッセイ #アウトプット #完璧主義 #私の挑戦 #エッセイ #今日は未来につながっている
いいなと思ったら応援しよう!
もしこの記事が少しでもお役に立てたなら、応援していただけると嬉しいです。
いただいたお気持ちは、大切にこれからの発信活動に充てさせていただきます🎹