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心にポッカリと穴が……

悲しい出来事があった。
昨日、大好きなラジオ番組「荻上チキ・ Session」のパーソナリティー、南部広美さんが番組を離れることになったと知らされた。
一晩経った今も、思い返しては悲しい気持ちが離れない。

「荻上チキ・ Session(以下、Session)」は2013年4月に放送を開始し、荻上チキさんと南部広美さんの二人で長くパーソナリティーを務めてこられた。
私がSessionを聴き始めたのは、まだ22時台に放送されていた頃、コロナ禍に入ってすぐの2020年4月頃だった。

今から考えると恥ずかしいほど、当時の私は社会問題や政治、日々のニュースに無頓着で無知だった。
TBSラジオは宇多丸さんの番組やACTIONなど、カルチャーを扱う番組はよく聴いていたけれど、Sessionはニュースを扱うシリアスな番組というイメージがあり、ほとんど聴いたことがなかった。

コロナ禍に入るか入らないかというタイミングで、派遣の仕事が契約終了となり、職安で見つけた仕事に飛び込んだものの、パワハラが蔓延している会社で、1ヶ月で辞めてしまった。
無職で時間を持て余し、「不要不急の外出」は控えるようにと言われていたこともあり、早朝に散歩をするようになった。

TBSラジオの番組をあれこれ聴く中で、やがて聴くものがなくなり、Sessionにたどり着いた。
正確には覚えていないけれど、国会の音声を流し、それに対して荻上チキさんがコメントする「聴く国会」のコーナーを聴いた気がする。国会の音声だけでは興味を持てなかったかもしれないが、その解説がとてもわかりやすく、面白かった。それをきっかけに、国会中継も自分から見るようになった。

それから、タイムフリーで昨晩に放送されたSessionを聴きながら朝散歩をするのが日課になった。

そんな出会いを経て、私にとってSessionは生活を支えてくれる存在になった。
社会の中で問題となっていることや困っている人に寄り添い、「自由で寛容な社会」をつくっていくことを目指すこの番組は、生活の支えであり、心の支えでもある。今もその気持ちは変わらない。

そして、その番組を支えていた存在の一人が南部広美さんだった。
南部さんは本当に感情豊かな方で、話す姿を見ることは少なくても、声からその人柄が伝わってきた。
立場の弱い人に寄り添い、社会や世界で起こっている理不尽な出来事に本気で怒り、悲しむ姿勢が、いつも伝わってきた。

そんな南部さんがSessionからいなくなってしまうことが、とても寂しく、悲しい。
いちリスナーとして、同じ思いを抱いている人も多いだろうし、それ以上に荻上チキさんや番組スタッフの方々の方が辛いだろうな……と想像する。

なによりも体調を最優先に、ゆっくりと療養され、回復されることを心から願っています。
そしてまたいつか、ラジオで南部さんの声を聴ける日が来ることを祈っています。


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