風俗嬢にガチ恋する人は、同じ順番で落ちていく|吉原の現役ソープ嬢が見てきた「ガチ恋の入口と出口」
風俗嬢にガチ恋している人は、自分がガチ恋していることに、いちばん最後に気づきます。
先週、私の常連のお客様が、お店の待合室で3時間待っていました。
私の予約が全て埋まっていたので、キャンセルが出るのを待っていたそうです。
その方は、初めて私を指名したとき「たまたま空いてたから」と言っていました。
本人の中では、たぶん今も「たまたま」のままです。
私は吉原でソープ嬢をしていて、7年目になります。
のべ8000人以上のお客様のお相手をしてきました。
その中には、私にガチ恋してくださった方が何人もいます。
そして不思議なことに、みなさん同じ順番で、同じ言葉を言うようになります。
今日は、その順番の話をします。お店の中では、絶対に言えない話です。
年齢も、仕事も、性格もばらばらの人たちが、どうして同じように落ちていくのか。
理由は、その人の性格の弱さではありません。
ガチ恋は、4つの段階を順番に通る
第1段階は、指名する理由が「体」から「時間」に変わることです。
最初は、写真や口コミで選びます。
それが何回か通ううちに、「この子とプレイしたい」ではなく「この子と過ごしたい」に変わります。
自分では、ほとんど気づきません。
気づくきっかけがあるとすれば、指名を変えようとしたときに、なぜか気が進まないことくらいです。
第2段階は、来店の間隔が短くなることです。
月に1回だったのが、2週間に1回になります。
そして、そのお金がどこから出ているかを、自分でも見ないようにし始めます。
飲み会を断るようになった。
欲しかったものを買わなくなった。
そのあたりで、周りの人が先に気づきます。
第3段階は、他のお客様の存在が気になり始めることです。
ここが分かれ目です。
「今日、俺の前は誰だったんだろう」と考えた時点で、もう恋愛の頭になっています。
風俗は、他の男性がいることが前提の場所です。
それが嫌だと感じるということは、もう風俗として見ていないということです。
第4段階は、外で会いたくなることです。
営業だと分かっている。
分かっているのに、もしかしたらこの子だけは違うかもしれない、と思ってしまう。
ここまで来ると、本人の中ではもう恋愛です。
そして、いちばん苦しいのもここからです。
落ちるのは、環境がそう作られているからです
ここが、いちばんお伝えしたいところです。
恋愛感情が生まれる条件を、風俗という場所はほとんど全てそろえています。
まず、非日常です。
知らない部屋で、知らない匂いの中で、裸で向き合います。
次に、肌が触れ合います。
人は、長い時間肌が触れている相手に、勝手に親しみを持つようにできています。
そして、会話が肯定だけでできています。
否定されない、比べられない、責められない。
日常で、これを何十分も続けてくれる相手は、ほとんどいません。
さらに、時間に限りがあります。
終わりが決まっているものほど、人は価値を感じます。
最後に、こちらから追いかける必要がありません。
予約すれば、必ず会えます。振られることがありません。
この5つが同時にそろっている場所は、世の中にほとんどありません。
ですから、落ちるのは当たり前なんです。
そのうえで、正直に書きます。
私たちは、そこにさらに技術を足しています。
名前を呼ぶ。
前回話したことを覚えている。
帰り際に、ひとことだけ余計なことを言う。
これは全て、仕事として教わったことです。
私も、後輩の女の子にそう教えています。
意地悪で書いているのではありません。
そこを知らないまま通い続けるのが、いちばん苦しいと思っているからです。
よくある誤解を、4つだけ潰しておきます
「本気で好きになってくれる嬢もいるはずだ」
ゼロではありません。実際にあります。
ただ、その判断基準は、お客様が思っているものとは全く別のところにあります。
少なくとも、指名の回数でも、使った金額でも、優しくされた度合いでもありません。
「お金を使えば、特別扱いされる」
これは、はっきり逆です。
使う額が増えるほど、女の子との距離は遠くなります。
理由は、お金を使う人ほど、見返りを求めていることが伝わるからです。
「LINEを交換できたら本命だ」
連絡先は、営業の道具です。
新人のうちから、そう教わります。
交換したこと自体には、ほとんど意味がありません。
「嬢はガチ恋する客が嫌いだ」
これは違います。
好いてもらえるのは、普通に嬉しいです。
私たちが困るのは、好かれることではありません。
その気持ちが、こちらの生活や仕事のやり方にまで届いてきたときだけです。
そこさえ越えなければ、ガチ恋のお客様は、たいてい大事にされています。
ガチ恋をやめる必要は、ありません
ここまで読んで、落ち込んだ方がいたら申し訳ないのですが、伝えたいことは逆です。
やめなくていいです。
好きな子に会いに行くために働くのは、悪いことではありません。
実際、それで人生が回っている方を何人も見てきました。
ただし、道が2つあることだけは知っておいてください。
ひとつは、このまま気持ちだけが大きくなっていく道です。
これは、たいてい苦しくなって終わります。
もうひとつは、その子にとって「特別なお客様」になる道です。
そして、この2つは全く別のものです。
気持ちが強い人が特別になるのではありません。
特別扱いされるお客様には、はっきりした共通点があります。
それは、通っている回数でも、使った金額でも、優しさでもありません。
私が7年間、8000人以上のお客様を見てきて、例外を見たことがない共通点です。
そこについては、別の記事で詳しく書いています。
まとめ
・ガチ恋は性格の問題ではなく、風俗という場所の作りの問題
・非日常・肌の接触・肯定だけの会話・時間制限・振られないこと、この5つが同時にそろっている
・そこへ女の子が仕事として技術を足すので、落ちない方が難しい
・4つの段階のうち、第3段階(他の客が気になる)を越えたら、もう恋愛になっている
・嬢はガチ恋の客を嫌ってはいない。困るのは、生活や仕事に届いてきたときだけ
・気持ちの強さと、特別扱いされるかどうかは、まったく別の話
今日いちばん覚えて帰ってほしいのは、最後の1行です。
好きだから特別になれるわけではありません。
そして、そこには誰でも身につけられる形があります。
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この記事は、ガチ恋がどう進むかという話までにしました。
ここから先を知りたい方には、次の2つがあります。
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