法廷占拠 爆弾2/呉勝浩【読書記録】 ✳︎ スズキ?いや、もうサトウタゴサク。予想は裏切られてこそ、おもしろい
子育ても仕事も適度に頑張る医療職ママ
月に5-10冊の本を読んでいます
数年後の自分のために読了後の心の声を綴っています
前作『爆弾』からしばらく時間が経ってしまったけれど、続編が出たと知って楽しみにしていました。
独特のキャラクターと、言葉だけで場を支配していくあの緊張感が、また読めるのはうれしい。
思い出しながら、少し手探りでページをめくる時間もまた楽しかった。

★★★☆☆
あの男が帰ってきた
1作目を読んだときの衝撃は今でも印象に残っていて、あのスズキタゴサクの異質な存在感がどう続いていくのか、楽しみでもあり少し怖くもありました。
今回の舞台は「法廷」。なんというか、スズキタゴサクがあの空間にいるだけで、すでにただならぬ気配が漂う気がします。
映画版爆弾のキャストを見てからというもの、スズキタゴサクはもう完全に佐藤二朗さんの声で再生されるようになってしまっていて(笑)
というか、サトウタゴサクだったのでは?と思うほどしっくりきてしまうのが不思議です。
(Instagramはここまで)
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記憶が曖昧でも引き込まれる物語
登場人物の中には「この刑事さん誰だっけ…?」と思い出せない人もいて、やっぱり『爆弾』をもう一度読み返してからの方がよかったかもと思いつつ、それでも物語の引力にぐいぐい引き込まれていきました。
顔も名前もさらした上での犯行。法廷を占拠した犯人の目的とは。
そしてタゴサクが“何をしようとしているのか”が見えてこない。
言葉を操ることで人を翻弄し、まるで愚鈍なふりをしながら、実はすべて自分の思惑通りに動かしているような——その恐ろしさがじわじわと効いてきます。
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「想像の上をいってほしい」に応えてくれる作品
読んでいる途中、ずっと「お願いだから予想を超えてきて…!」と思っていたのですが、その期待をちゃんと超えてくれました。
このシリーズは、先が読めないけれどちゃんと着地してくれる信頼感があるのが好きです。
次回作もきっと読むと思います。
今度は『爆弾』を再読してから読みたいです。
東京地方裁判所、104号法廷。史上最悪の爆弾魔スズキタゴサクの裁判中、突如銃を持ったテロリストが立ち上がり、法廷を瞬く間に占拠した。「ただちに死刑囚の死刑を執行せよ。ひとりの処刑につき、ひとりの人質を解放します」前代未聞の籠城事件が発生した。スズキタゴサクも巻き込んだ、警察とテロリストの戦いがふたたび始まる。一気読み率は100%、面白さは前作200%増のノンストップ・ミステリー!
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