リオデジャネイロでスマホを盗られました
世界一周ひとり旅をしているみやかです。
タイトルの通り、2026年2月14日にリオデジャネイロでスマホを盗られました。スリというより強盗に近い犯行でした。
防犯対策はできているつもりでいて、心のどこかで自分は大丈夫だろうと思ってしまっていました。その油断を突かれています。
スマホを盗られた以上に自分の防犯意識の甘さに酷く落ち込みました。猛省です。
この投稿では、盗まれた当時の状況やその後に取った行動、しておいてよかったこと、しておけばよかったことなどをまとめます。同じような経験をする方が少しでも減ることを願って綴ります。
※iPhoneの話になります
盗られた時の状況
2月14日の14時半頃、私は旅仲間2人とセラロン階段を見に行った後、別の場所へ移動するためにUberを利用したく、道端でスマホを鞄から出しました。旅仲間2人も出そうとしていました。
▼セラロン階段の場所

私の旅でのスタイルは写真の通りで、スマホにはスマホストラップをつけて首から下げた上で鞄に入れています。
Uberを手配しようとした時、スマホを首から下げたまま自分の体のかなり近くで両手で持ち操作をしていました。
スマホを鞄から取り出して、まだ10秒程しか経っていなかったと思います。その瞬間、背後から近づいてきた男に手でスマホの画面を上から強く押さえつけられました。そして、スマホストラップの金具部分をへし折られ、そのままスマホを奪われました。
スマホを奪われた時、私の首は大きく引き下げられなかったため、かなり慣れた犯行だと思います。

写真は、へし折られた後のスマホストラップの状態です。盗られた今だからわかりますが、スマホストラップの金具部分はかなり弱いです。ただ、まさかここをへし折ってスマホを奪うだなんて想像もできませんでした。
スマホを奪われた時、反射で腕を前に出し「待って」というポーズを取ってしまったのですが、グルの女に帽子が飛ぶぐらいの強さで顔面を手のひらで押さえつけられました。
私のスマホを奪った男は、少し離れた場所からこちらを見ていましたが、その表情はまるで「してやった」とでも言いたげな、挑発的なものでした。
その瞬間、もうスマホは戻ってこないのだと理解しました。
「冷静にならなきゃ」と必死に自分に言い聞かせる一方で、「どうしたらいいんだ」という焦りと不安が一気に押し寄せます。ただ、不幸中の幸いで、私は旅仲間2人と共に行動していたので、すぐに場所を移動し、2人のスマホを借りて対応を取りました。
現地の方が、声を揃えて「スマホを出してはいけない」と言う理由が痛いほどわかりました。
TOURIST POLICEでの出来事
近くにあった警察署に行くと、「TOURIST POLICE(Special Police Support Tourism - DEAT)に行って」と言われたので移動します。

すると、驚くことに観光客らし方がたくさん。盗難証明書の発行を待ってる間にも次々と新たな被害者がやってきます。
私は、TOURIST POLICEに到着した頃には気持ちを切り替え前を向けていたのですが、泣きながらヒステリックを起こしてる女性や、とても悲しそうな表情をした女性もいました。
この場所で、フランス人男性4人組と仲良くなったのですが、4人中2人がスマホを盗られていて、内1人は背が高く体格も良いにも関わらず、10歳ぐらいの男の子に口辺りを殴られスマホを盗られたそうです。
また、抵抗したことで銃を突きつけられ、足を刃物で切られて血だらけの状態でTOURIST POLICEに来られた男性もいました。その犯人は子ども2人組で、手錠をかけられTOURIST POLICEに連れて来られていました。(怖すぎ)

申請から4時間強後、ようやく貰った盗難証明書。こうゆう写真を撮ってと言える程には私は元気でした笑
盗られた時にすること
①冷静になる
盗られた当時の状況でも書きましたが、「冷静にならなきゃ」と必死に自分に言い聞かせはするものの、スマホを盗られた私はパニック状態。頭が真っ白です。けれど、パニック状態のままだと二次被害につながりかねません。
これ以上の被害を防ぐためにも、まずは落ち着くことが何より大切。深呼吸をして冷静になることを意識しました。
②別のApple製品で「探す」アプリを使い、紛失モードをオンにする
私はiPhoneユーザーなので、旅仲間のiPhone(パソコンやiPadでも可)を借りて自分のiCloudにログインをし、iPhoneを紛失としてマークしロックしました。
iPhoneを盗られた際、できるだけ早く紛失としてマークすることが重要です。これにより、窃盗犯がデバイスにアクセスして使用したり、Appleアカウントを変更したりすることを防ぐことができます。
③契約している通信会社の回線を止める
私は楽天モバイルを利用しているため、不正利用を防ぐために回線の利用停止を行いました。この手続きも他のデバイスが必要です。盗られたiPhoneは紛失としてマークしているため不正利用はできない状態にありますが、念には念を。
④現地の警察で盗難証明書(ポリスレポート)を発行してもらう
盗難証明書は保険の申請時に必要になります。リオデジャネイロの場合は、TOURIST POLICE(Special Police Support Tourism - DEAT)で発行してもらえました。

記入用紙は10種類ぐらいの言語で用意されており、日本語もありました。有り難いけど悲しいですね……
⑤iPhoneのデータを遠隔で削除する
iPhoneを紛失としてマークすればデバイスにアクセスできなくなるため、データを見られることはないのですが、念の為データの削除も行いました。
【データ削除の方法】
①「探す」アプリ を開く
②「デバイスを探す」をタップし、消去したいデバイスの名前をタップ。
③「このデバイスを消去」をタップしてから、「続ける」をタップ。
④「消去」をタップ。
⑤Appleアカウントのパスワードを入力してから「消去」をもう一度タップ。
データは、iPhoneがオンライン状態にあると削除されるみたいです。
⑥保険会社に連絡
携行品損害の保険をかけているので、保険会社に連絡をします。私は東京海上日動さんで保険を申し込んでいるため、以下の連絡方法でした。
LINEからの無料通話
フリーダイヤル
ダイヤル直通
国際コレクトコール
しかし、私はまだ連絡ができていません。
理由は、楽天モバイルが使えない国にいるから。ブラジルにいる時に楽天モバイルのeSIMを復活できていればよかったのですが、ミスってしまい現状は電話番号が使えない状態。なので、使えるようになったら連絡します。
しておいてよかったこと
①「iPhoneを探す」をオンにする
「iPhoneを探す」は、iPhoneの位置情報を取得してiPhone本体がどこにあるのか探せる機能です。この機能をオンにしておくことで、iPhoneを盗られたり失くした際に「紛失としてマーク」することが可能です。
【iPhoneで「探す」を有効にする】
①設定アプリを開く。
②自分の名前をタップし「探す」をタップ。
③「デバイスを探す」をタップし「デバイスを探す」をオンにする。
④デバイスがオフラインのときでも探せるようにするには、「探す”ネットワーク」をオンにする。
iPhoneユーザーは海外に行く行かないに限らず、オンにしておいて損はないと思います。
②各ログイン情報を覚えておく
「探す」アプリで盗られたiPhoneを紛失としてマークするには、iCloudにログインする必要があります。また、私の場合は楽天モバイルを利用しているため、楽天モバイルにもログインする必要がありました。
ログイン情報を覚えていないとスムーズな対応が取れないため、トラブル時に必要になるログイン情報を覚えておいてよかったです。
③サブ機を持ってきている
世界半周中はiPhone13miniのみで旅をしていたのですが、世界一周再出発をする前にiPhone17proに変えたので、iPhone13miniをサブ機として持ってきていました。なので、iPhoneを盗られた後もすぐにスマホがある状態にできました。
にしても、再出発する前にiPhone17proに変えたのに数ヶ月で盗られるなんて……笑っちゃいますね苦笑
④iCloudでバックアップを取る(アルバム以外)
月額150円を支払い、iCloudの容量を50GBにしてバックアップを取っています。ただ、アルバムのデータまでバックアップを取ると月額1,500円支払わないといけないため、写真と動画は⑤と⑥の方法でバックアップを取っています。
⑤Amazon Photosで写真のバックアップを取る
Amazon Photosは、Amazonプライム会員であれば容量無制限・無圧縮で写真をバックアップできるクラウドサービスです。自動保存機能で写真を自動でバックアップできます。動画は5GBまで無料で保存が可能です。
私はAmazon Photosで写真のみバックアップを取っているため、リオデジャネイロでの写真以外はバックアップが取れていました。(リオデジャネイロは一部だけ有り)
写真のデータが残っていたことは、立ち直りの早さに影響していると思います。
⑥動画データをSSDに移す
写真はAmazon Photosでバックアップを取っていましたが、動画はパソコンを使いSSDに移していました。ただ、この作業をウユニ以降怠っていたため、ウユニ〜リオのカーニバルまでの動画がありません。こまめにSSDに移しておくべきだった。
ただ、こうなるなら月額1,500円支払ってiCloudに全てバックアップを取っておくべきだった苦笑
あれ、しておいてよかったことを紹介してるはずなのに……
⑦Mac Book Proを持ってきている
Mac Book Proを持ってきているので、二段階認証を行うことができました。また、現状スマホでログインできていないLINEも見ることができます。移動の度にパソコンが重たいと思ってはいるけれど、持ってきて本当によかったです。
しておけばよかったこと
①LINEアカウントにApple ID/Googleアカウントを連携する
LINEへのログインは、アカウント作成時に登録した電話番号で可能なのですが、電話番号がない場合は、連携させておいたApple IDもしくはGoogleアカウントでログインができます。
自分のミスで、まだスマホでLINEにログインができていないので、連携させておけばよかったと後悔。
②ワンタイムパスワードが不要な銀行口座を使用する
私が使用している銀行は、アプリから振り込みを行う際にワンタイムパスワードが必要になります。そのワンタイムパスワードですが、機種変更をすると再登録が必要になるらしく、再登録は海外からはできません。
そして、その銀行口座のみを使っているため、現状振り込みができなくなりました。さらに、いろいろあり残高も確認できなくなりました苦笑
打開策は違う口座にお金を入れることなので、死ぬ気で仕事を探します。めちゃくちゃ働くので仕事をください。お願いします。
③AppleCare+ 盗難・紛失プランに入る
「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」に入っていれば、iPhoneを盗まれたり失くしたりした場合に12,900円(税込)を支払えば、新品または新品同様の交換品を受け取ることができます。加入日から1年間有効で、最大2回まで利用可能です。
金額は34,800円(執筆時の料金)と決して安くはないのですが、私は旅に出る前にiPhoneを買い替えていたので、最新機種を持って旅に出るならつけておけばよかったです。
④二段階認証設定で信頼できる自分以外の電話番号を登録しておく
私はMac Book Proを持ってきているので大丈夫でしたが、iPhoneしかなければ二段階認証をクリアできませんでした。
「iPhoneを探す」や「iPhoneを紛失としてマークする」のに二段階認証は不要だったので必要な設定とは言えませんが、iPhoneのみで旅に出てる場合は、信頼できる方の電話番号を登録させてもらっておくのもいいかと思います。
⑤Wi-Fiが使える宿に泊まる
不幸中の不幸なのですが笑、スマホを盗られた時は、Wi-Fiが全く使えない宿に泊まっていました。普段ならそんな所には泊まらないのですが、リオのカーニバル期間ということで選択肢がなく、旅仲間とイマイチな宿に泊まっていたんです。
Wi-Fiが使えなかったことにより、iCloudとAmazon Photosのバックアップが取れていませんでした。リオデジャネイロにはリオのカーニバルのために来たのにそのデータがほとんど残っていない笑
幸い、一緒にカーニバルに行った旅仲間からデータを頂けましたが、iPhone17proで撮影したデータは消えました(チーン)
不幸中の幸い
スマホを盗られた時、私は旅仲間と一緒行動をしていたので、スマホを借りてスムーズに対応を取ることができました。ただ、これが一人行動だった場合はどうしたのか。
まず、宿に戻ってスタッフさんのスマホをお借りするか、サブ機で対応を取るかになると思います。なので、宿の場所を覚えておく必要があります。行動範囲が狭ければいいですが、リオデジャネイロのような広く行動できる場所ならば、住所を書いたメモを持ち歩いた方がいいなと思いました。
嬉しかったこと
スマホを盗られた後、TOURIST POLICEに行く前に近くの警察署に行ったのですが、そこで警察官3人が私のiPhoneを取り返すために「探す」が示す私のiPhoneがあるであろう場所に行ってくださったんです。
1人は警察署に残り、2人は現場に行き、連携を取りながら探してくださいました。まさか取り返しに行ってもらえるだなんて思ってもなかったので驚きました。スマホは戻ってきませんでしたが、とても嬉しかったです。
数時間で立ち直った方法
スマホを盗られた時はパニックになりましたが、3〜4時間が経った頃には気持ちを切り替えて前を向けていました。そんな私が、気持ちを切り替えるために行った方法(?)をお伝えします笑
①無い物は無い!
海外で盗られた物は99%返ってきません。私も盗られてすぐは酷く落ち込みました。猛省しました。日本に帰りたいとも思いました。何で私が盗られなきゃダメなんだって頭を抱えました。
けれど、悔やんでいても現状は変わりません。無い物は無いし前を向くしかない。そう思い、自分に言い聞かせたら立ち直ってました。
②帰国時には笑ってネタにしてるはず
おそらく、帰国時には笑って「スマホ盗られた〜!」と話せてるはず。それならば、今からネタにしてこすって笑い話にしようではないかと。なので、リオデジャネイロやサンパウロで会った旅仲間には話しまくりました。20万円強分ネタとして消費しないと報われない!笑
③生きていればどうにでもなる
結局はこれに尽きます。顔面を押さえつけられはしたものの、怪我はなく命もあります。スマホだってまた買えば手に入ります。失ったデータは戻ってきませんが、思い出そのものが消えたわけではありません。
盗られたことは悲しいし、悔しさもあります。でも、命まで奪われていたらやり直すことさえできなかった。最悪の事態じゃなかったと思えたことが、気持ちを立て直すのに繋がっています。
最後に

スマホを盗られて痛感したことは、自分の人生が思っている以上にスマホに支配されているということ。生活のあらゆるものがスマホと紐づいていて、地図も、連絡も、決済も、予約も、思い出も、すべてがあの小さな端末の中にある。失った瞬間、こんなにも不便になるのかと愕然としました。
しかも皮肉なことに、「盗難にあったときにすることのメモ」までスマホの中。まさか本当に盗られるとは思っていなかった自分の甘さに、苦笑いするしかありません。
便利さの裏側で、気づかないうちに多くを預け過ぎているのかもしれない。けれど、これからの人生もこの小さな端末に多くを預け続けるのだろう。
これまで何事もなく楽しく旅を続けられていたのは、ただ運が良かったから。気が緩んでいた私に強烈な一撃を与えてくれた出来事になりました。勉強代と言うには、あまりにも高すぎる出来事です。
旅はまだ続きます。今回の出来事は自分の心に深く刻み、これまで以上に防犯意識を高めて旅を続けていきます。
どうか皆さまもお気をつけください。「自分だけは大丈夫」はありません。私が体現したので苦笑
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