【詩】私の背番号は無限大
帰り道
横断歩道の前で立ち止まる
信号はまだ赤で
私は少し安心する
まだ
次に進まなくていい気がするから
靴の裏に
砂がついている
何度歩いても
それは消えない
昨日のことを
体だけが覚えているみたいだ
人生が終わるまで
プレイヤーでいたい
誰も見ていなくてもいい
拍手もいらない
ただ
自分の息を聞きながら
次にどこへ行くか
自分で決めたい
信号が青になる前の
あの短い時間
世界は
まだ何も決まっていない
私の背番号8は
胸の上で静かにしている
もし横に倒れたら
終わらない形になる
負けた日も
間違えた日も
消えないで
そのまま続いていく
オンシーズンには
髪を切る
オフシーズンには
髪を伸ばす
結べるくらいまで
伸びたとき
私は
前と同じ私だろうか
それとも
少し違う誰かだろうか
鏡の中の目は
静かだけど
奥のほうで
まだ何かが燃えている
消し方を
私は知らない
誰かに選ばれなくてもいい
私は
選ぶほうでいたい
大人になると
上手に負けられるようになる
それでも
季節はまた来て
髪は伸びて
結び直すことができる
終わらない道の途中で
私は今日も
自分を探している
少しずつ
でも
確かに前へ進みながら

