ちゃんとできない日の、小さな立て直し方。
シンクに、食器が溜まっている。
着ようと思っていた服は、
洗濯かごの中で眠ったままだ。
大事に育てていた豆苗は、元気をなくしている。
セルフネイルは剥がれかけているけれど、
直す気にもなれない。
こういう時期が、定期的にやってくる。
⏰
生活が、廃れてゆく
やるべきことは、わかっている。
食器を洗って、洗濯物を干して、
豆苗の水を替えて、
noteを書いて、風呂に入って、眠る。
それだけのことが、できない日がある。
できない理由は、特にない。
ただ、体が動かない。
頭の中で「やらなきゃ」という声だけが、
静かにループしている。
結果、酒を飲んで、眠る。
もちろん、風呂はキャンセルだ。
翌朝、昨日よりすこし廃れた部屋で目が覚める。
そしてまた、夜になる。
🐛
負のループの正体
このループを、怠惰と呼ぶのは簡単だ。
だが、
そんな一語で終わらせてしまってよいものか。
仕事に追われ、気を張り続けた体が、
ある日突然、動くことを拒否する。
そう言った方がしっくりくる。
今週頑張ったもんね、偉いね、とご自愛できる。
充電が切れたスマホに、
「なぜ動かないのか」と怒っても仕方がない。
そういうことだ、と思うようにしている。
問題は、放置すると
生活があまりにも廃れていくことだ。
食器は増え、洗濯物は山になり、
豆苗はやがて枯れる。
だから、断ち切る必要がある。
ただし、気合いや根性ではなく。
🐝
三つの断ち切り方
①家に人を呼ぶ
これが一番即効性がある。
友人が来るとなれば、
嫌々ながらも片付けをしなければならない。
最低限の掃除をして、
食器を洗って、
なんとなく部屋が整う。
友人が来て、飲み過ぎて、
翌日また後悔する日もある。
まあ、それはご愛敬ということで。
② noteを読む
本を読む気には、まったくなれない。
でも、なぜかnoteは開ける。
スマホ一つで、寝転がったまま読める。
そうして素敵な文章に出会うと、
「私も書きたい」という気持ちが、
静かに湧いてくる。
書きたいという気持ちは、動く気力に変わる。
不思議なことに、noteを一本書けると、
他のやるべきこともこなせるようになってくる。
③ 小さなやるべきことをやる
食器を全部洗うことまで考えなくていい。
箸とかコップとかだけ、洗ってみる。
洗濯物を畳んで、
片付けることまで考えなくていい。
洗濯機のスイッチを、とりあえず押してみる。
散らかったものを、一つだけ、
元の場所に戻す。
豆苗の水を、替えてみる。
PCを、開いてみる。
それだけでいい。
「もうちょっとやるか」という気持ちは、
やり始めた後からしか、やってこない。
🍊
ちゃんとできない自分を、責めないでほしい
生活が廃れるのは、怠けているからじゃない。
ただ、疲れているだけだ。
やるべきことをやらないと、
生活は確かに廃れていく。
それは事実だ。
だからといって、
できない自分を責め続けても、
体は動かない。
一枚の食器を洗うことから、始めればいい。
豆苗の水を替えることから、始めればいい。
小さなことが、少しずつ積み重なって、
いつの間にか部屋が整っている。
きっと人生だって、そういうものだ。


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