【ショートショート】あの花火大会の復活
このお話はフィクションです。実在の団体・個人とは一切の関連がありません。
断じてありません。
せっかく企画した花火大会が中止せざるを得なくなったことは本当に残念だし、チケットを買ってくれた人には申し訳ないと思ってます。
全ては僕の力不足です。
お金出してもらえないかってお願いしに市役所行ったんすけど、なんか消防やら交通やらたくさんの申請書が必要とか言われて、そんなの知らないじゃないですか。「花火大会には消防や交通の申請が必要」なんて義務教育で習った記憶ないし。
で、その市役所の人っていうのがなんか冷たくてお役所仕事っていうかイヤな感じのヤツだったんすよ。
花火職人って人とも1回だけ会ったんすけど、こっちはなんかヘンクツっていうか気難しい人で。
申請っていうのがなんか書類いっぱいあって、しかも役所によって出すものが全然違うくてもう大変なんすよ。
記録的とか言ってたこの酷暑のなかでそんな準備とかするの面倒じゃないですか!
これはもう仕方ないっすよね。
だいたい、花火大会ってカップルばっかりでムカつくし、
花火ってどんなすごくても20分見てれば飽きますよね。
…僕がなんの努力もせずに花火大会を中止にしたわけではないって、分かってもらえましたか?
それでもいろいろ言ってくる人がいて、誹謗中傷には断固とした態度で臨むつもりなんすけど。
…返金?いやもちろんそれもありますけど…
いったん中止にはしましたけど、チケット買ってくれた人もいるんだからちゃんとやらなきゃとは思ってるんすよ。
いや申請とかは大変なんでそれが要らない範囲で。
できれば「何千発!」とか「地域最大規模の!」とかのレベルでやりたいんすよ。
チケット代の売上は数十万円はあるんで、
役所の届け出不要で、
打ち上げ花火師を呼ばずにできるもの…
そうだ!「顔が上を向けない人」を対象にすればいいんだ!
2026年挽歌、ついに開催!
★★むち打ち症患者限定!★★
史上初!へび玉1,000,000発同時着火!
ニョロニョロフェスティバル!
これが日本が誇る、いまや世界最大規模の祭りとなった「ニョロフェス」の誕生秘話である。
