創作大賞を書き終えて、僕に残ったもの。歪なカードの物語に込めた思い
7月8日、創作大賞2026の応募が締め切られました。
締め切りのお知らせを確認した瞬間、肩の力がふっと抜けました。
「やっと終わった。」
そう思う一方で、少しだけ寂しさもありました。
今回、僕は初めて「賞に応募すること」を強く意識して、一つの作品を書き上げました。
応募した作品は、
「神様からのギフト、なんて死んでも言わない —— 配られた歪なカードで、人生を主宰するまで」。
僕自身の人生を振り返りながら、「与えられたもの」ではなく、「どう生きるか」をテーマに書いたエッセイです。
書き終えて最初に思ったのは、「少し欲張りすぎたかな」ということでした。
伝えたい出来事も、書き残したい思いも、次々と浮かんできます。
気づけば、一つの作品にたくさんの景色を詰め込んでいました。
だから来年は、もっと勇気を持って削りたい。
削ることで、本当に伝えたいことだけが残る文章を書いてみたい。
そんな課題も見つかりました。
今回の執筆で一番悩んだのは、「何を書くか」ではありません。
「どう書けば届くのか」でした。
言葉の順番を変える。
表現を言い換える。
一文を削る。
そんな小さな修正を何度も繰り返しました。
文章は、たった一つの言葉が変わるだけで、温度も景色も大きく変わります。
その奥深さに、何度も立ち止まりました。
でも最後は、うまく書こうとすることをやめました。
テクニックだけでは届かないものがある。
そう思えたからです。
自分が悩んだこと。
苦しかったこと。
少しだけ前を向けた瞬間。
飾らない言葉で書いたほうが、きっと誰かの心には届く。
そう信じて、最後まで書き切りました。
結果がどうなるかは分かりません。
でも、この作品を書いた時間そのものが、僕にとっては大きな意味を持っています。
創作大賞は、賞を目指すイベントであると同時に、自分自身の文章と向き合う時間でもありました。
「書くこと」は、自分を上手に表現する技術ではなく、自分自身と誠実に向き合う行為なのかもしれません。
そんなことを、この挑戦が教えてくれました。
今回の作品には、今の僕に書けるものを全部注ぎ込みました。
だから、自分の中では胸を張って「よく書いた」と言ってあげたいと思っています。
もちろん、ここがゴールではありません。
もっと削ぎ落とされた文章を。
もっと静かに心へ届く言葉を。
もっと「僕にしか書けない物語」を。
来年は、そんな作品を書ける自分でありたいと思っています。
創作大賞への初挑戦は、一つの作品を完成させた経験以上に、「これからも書き続けたい」という気持ちを僕に残してくれました。
結果がどうであれ、この挑戦をして本当に良かった。
そして今日もまた、誰かの心にそっと寄り添える言葉を探しながら、一文字ずつ紡いでいこうと思います。
