仕事における「報・連・相」と、水ダウのみなみかわさんの言動を見て 〜新任課長の七顛八倒〜
こんばんは。
大企業で新任課長として働くカツタリョウジです。
会社で仕事をしていたら、必ず一度は聞く言葉「ホウレンソウ」。
漢字で書くと、報告の報、連絡の連、相談の相、で報連相になる。さて、新入社員からよく聞かれるのが、ホウレンソウって、それぞれ何が違うんですか?単に、対象の事例に対して、上司に伝えればいいんですよね?という言葉。
皆さんは、どのように理解されているだろうか。
過去、現在、未来を分けて使う
私の場合、報告は過去、相談は現在、連絡は未来、というイメージで分けて使っている。
準備する資料も異なる。
報告は、今まで動いた軌跡や成果、うまくいなかったこと、なぜうまくいかなかったのか、など結果と理由までを報告する。
相談は、今のステータス、今日明日からどのように動いたら良いかを分岐点として上位が判断できるように準備し、相談する。
連絡は、今後こういう課題が発生し得る、2週間後のパートナーとの契約締結会で行われる予定議題を連絡する。
このように、ホウレンソウと熟語的な言い方で覚えるよりも、時間軸で分けて考えると、必要な情報が変わってくると考えている。
それでも伝わらないもどかしさ
20代の若い世代(という言葉の使い方が既にダメなのかもしれないが)に、ホウレンソウって、こう考えるといいよ、と伝えても、「何が違うのかわかりません。結局は、上司は今何やってるか情報が知りたいだけなんでしょ?」と言われてしまう(こともなくはない)。
うーん、自分も20代の頃はそういう感じだったのだろうか。自らを棚に上げず、若い頃はそんなもんだよな、と割り切ってしまうことも、自分のメンタルコントロールには大事なのかもしれない。
先日、水ダウを見ていたら、2チームに分かれて廃墟にバリケードを張って、チーム毎に突破し合うという企画をやっていた。そこで映っていたのは、バリケードを作って破るという制作物や作戦としての面白さではなく、様々な世代やキャリアの芸人が集まって、組織として仕事を推進していく際の対人コミュニケーションのいびつさだった。
組織の中で、相手に「伝わらない、伝えられない」ことを表面に出せない苦悩に対して、心底みなみかわさんに共感してしまったが、どうやら逆のパターンで共感されている方もいるとのこと。人格が環境でどこまで構築されるかはわからないが、組織の中でミッションを達成するために適切な情報を伝えられなかったことにより発生し得る「甘え」に関しては、環境で醸成されると体幹で理解している。
私は、高校時代それなりに指導の厳しい部活に所属していたのだが、やはり先生や講師の方の叱責というのは、高校生の自己を律するのに必要不可欠だったと感じるし、10代の若いときに、プレッシャーに耐え抜いた経験ができたことは本当に感謝している。今でもその苦労が良い面で活きていると感じている。
現代においては、どの企業でも、ナントカハラスメントは徹底的に排除されていると思う。特に、パワーハラスメントに怯えている課長以上は周りでもたくさんおり、優しい言葉をかければいいんだ、と勘違いしている人も多い。でも、企業活動はそんなに甘くない。必要なときは、必要なだけ注意することはやらないといけない。もちろん、芸能界も大変厳しいと思う。
コミュニケーションの本質
昭和や平成時代の、酒を交わせばわかるとか、俺が指導してやる感がそもそも間違っている。
私はお酒を飲まない。それなのに、とりあえず飲みに行こう、という言葉が大嫌いだった。苦痛でしか無い上に、上司よりも遥かに安い給料で生活している中で、飲み代を捻出するのも納得できない理不尽さを感じていた。
私はシラフ、上司はお酒も入って饒舌になっている。その状態で、懇々と仕事の話をされ、お前はいつもこうだとか、なんであのときこうしなかったんだ、と気持ち良くご指導される。今となっては、一発アウトな光景である。
断言するが、お酒が入ってないと指導できないなら、その人はマネージャーとしての素質は無い。
コミュニケーションの語源は、ラテン語でcommunicare、分かち合う、共有するという意味である。人と人が情報や感情、考え方、価値観などを伝え合い、意思疎通することがコミュニケーションの本質であり、本来そこには、上下関係や主導権などはなく、価値観の共有がゴールであるべきである。
ここで、ホウレンソウに戻ろう。
仕事においては、上下関係は存在する。それは仕方ないし、組織論においては必要不可欠である。組織フリーの企業もなくはないが、それでも社長はいるし、社長にとっては株主などの出資者やステークホルダーもいるはずだ。
仕事におけるコミュニケーションは、気持ち良く「価値観の共有」というわけにはいかない。そのため、ホウレンソウという合言葉が必要になってくる。部下が上司にどうコミュニケーションを取ったら良いか、初めは分からないのは当然である。だからこそ、分かち合おうとするのではなく、過去・現在・未来と時間軸に分けて、今日はココですと切り出して共有してみてはどうだろうか。きっと、昨日よりもちょっとだけ上司の反応が良くなると思う。
それでは今日はこの辺で。
おやすみなさい。
