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東京で夢を見て、3時間で目が覚めた話

東京に無事到着。
本当に都会だった。
ビルの高さ、人の多さ、空気の速さ。
正直、ワクワクしかなかった。
「ここで働けたら、何か変われるかもしれない」
そんなことを思っていた。
でも現実は甘くない。
会社まで無事に辿り着けるのか。
電車も全くわからない。
怖くてかなり早めに出た結果、
1時間前に到着してしまった。
やることがない。
寒すぎる。
しかもスーツのアウターを持ってくるのを忘れた。
東京、なめてた。
時間を潰すために、ひたすら歩いた。
本当にただひたすら歩いた。
気づいたら靴擦れしていた。笑
「何しに来てるんだろう俺」
そして面接の時間。
いざ会社の中へ……と思ったら、
入り方がわからない。
1時間前に来て迷子になるなよ。まじで。笑
勘を信じて適当に進んだら、なんとか到着。
面接は思っていたよりも雰囲気が良くて、
お茶も出してくれて、お菓子も出してくれて、
会話も楽しかった。
「意外とアリかもしれない」
そう思い始めた頃。
最後に専務の方が入ってきた。
だいぶ昭和感のある方だった。
そして一言。
「俺、パワハラとか関係ないから」
その瞬間、頭の中がスッと冷えた。
あ、この会社はやめよう。
やっぱり仕事選びって怖い。
外から見ただけじゃわからない。
楽しそうに見えても、
中身は入ってみないとわからない。
なんか一気に疲れた。
仕事したくない。
もう考えたくない。
とりあえず帰ろう。
帰りの新幹線。
東京の景色が少しずつ遠ざかっていく。
ワクワクして来たはずなのに、
帰りはなんだか静かだった。
東京でも迷って、
会社の中でも迷って、
そしてたぶん、人生でも迷ってる。
でも迷ってるってことは、
まだ止まってないってことだよな。
名古屋に着いたら、
また現実が待っている。
たぶんまた迷う。
でも、とりあえず帰ります。
名古屋へ。
つづく。

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