簡易イヤモニツール(ギタボ用)
前回ご紹介した「CLASSIC PROのAM02」を使ったイヤモニツール。
状況のご説明
AM02の記事でもちょっと触れましたが、ドラムをやらせてもらっているバンドのギターボーカルが、どこでも同じ様にイヤモニを使えるように作ってみた仕組みです。
このバンドのギターボーカルは、ギターをエフェクターやアンプを使わずに直接ミキサーに送っています。そしてイヤモニには自分の歌声とギターの音だけあれば良いというリクエスト(他の音はイヤモニしててもうっすらと聞こえるのでそれで充分だそうです)。
ちなみにイヤモニは色々とリスクもあるので安易に手を出すのもどうかなーって個人的には思うのですが、演奏しやすくなるのは確かです。
ライブハウスとかPAさんによっては、イヤモニ用に1本頂いて対応する事も出来ますが、絶対に使えるとは限らないし、会場ごとに状況が違っているので、その都度確認したり調整するのも大変。
そこで、思いついたのが今回のイヤモニツール!
返しを調整してもらうのではなく「こっちで分岐して渡してしまおう」というシンプルな作戦です。あくまで我々にとって最適なツールというだけで、皆さんが使えるかどうかは分かりません(笑)
ツールのご説明
使っているもの
①マイク用の分岐ケーブル
②ギター分岐用のアンプモデラー
③マイクとギターを受けるミキサー
①マイク用の分岐ケーブル

これはクラシックプロさんの「YXX221」という商品です。単純に線を分岐しているだけなのでちょっと心配だったのですが問題なく使えています(マイクはダイナミックマイクなのでファンタムは使わないし)。
2つに分かれている片方をPAさんのマイクケーブルへ。もう片方をイヤモニツールのミキサー(AM02)に入れます。
②ギター分岐用のアンプモデラー


BEHRINGERのGDI21。これは別のバンド用に持っていたものを流用。ギターのシールドをIN(上の図の⑪)、バランスアウト(⑫)をPAさんへ。アンバランス出力(⑬)をAM02へ。
同じような事が出来ればGDI21でなくても大丈夫です(家にあったので使っただけなので)。ちなみにフットスイッチOFFでは単なるDIですが、ちょっと音を変えたい曲でONにすれば歪ませたりブースターっぽく使う事もできるので便利!
③マイクとギターを受けるミキサー


クラシックプロのAM02です。
チャンネル1(上図の⑲)にマイクを、チャンネル2(⑳)にギターを入れてPHONES(③)にギターボーカルが持っているトランスミッターを挿して、入出力量はギタボが好きなように調整して使っています。それとCH1とCH2はコンボジャックになっています。
その他

ステージ上でも違和感の無いようにエフェクターケースに入れてます。
あとは電源を延長コードで1本にまとめてあります。
このツールの利点
その1 どこでも使える
リハスタ、自宅、ライブハウス、盆踊り会場、体育館。。。どこでも使えます(そもそもどんなステージでも使えるようにと思って考えたのでw)。
備え付けのDIを使ってくださいと言われたらフォン側を指定のDIに渡して、XLRをAM02に入れればいいだけですし、マイクの分岐がダメって言われたら(言われたことないけど)、諦めてお店の返しをAM02に入れて調整してもらえば使えます。
当然持ち込み機材には事前にシンプルな配線図と商品の型番を書いて、こんな風に使いますっていうのを添付しますし「面白い事考えたねーw」って言ってくれるお店の方もいます。今までこのツール自体をダメって言われたことないですけど、ダメだって言われたとしたら、きっとお店のモニターが整っていると思うので「イヤモニ外せ」ってギタボに言えば済む話です。
その2 時間短縮
ツマミをいじるだけなので誰でも使えます。というか、いつも同じ人が同じ機材を使うのですぐに慣れますし、調整の時間が劇的に短くて済みます。さらに「途中で歌とギターのバランスを自分で変えられるのも地味に助かる」とギタボが言っていました。
その3 有線でもOK
そもそもギタボの持っているイヤモニ用の送受信機が良く分からないメーカーのものだったので、色々なパターンを想定して一種のエフェクターとして足元に置いておくことで、最悪の場合は有線でも使えます(あんまり動きまわれなくなるけど)。
ちなみにデメリットとしては、私は使わないのに私の荷物が増える事w
最後に
こういう自分達用のツールって、お店や環境によっては使えませんって言われる可能性があります。そういう場合は指示に従いましょう。私たちが気付いていない要因があったり、安全上の問題があったりする事もあるからです。
で、すべて終わった後に「今回の接続はこういう事をしたくて使おうと思ったのですが、ここのお店でやるならばどういう風にしたら良いでしょうか?」と素直に教えてもらうのが一番間違いないです。
明確な回答がなかったり「いやー無理なんだよムリ、ムリ」って一方的に言われる事もありますが、その時は次からそのお店を使わなければいいだけで、大抵は違うやり方を教えてくれたり「もうちょっとこういう知識を学んでからにした方が良いよー」みたいなアドバイスをして下さる場合が多いです!!
なんだか、普段の機材紹介の倍くらい長い記事になってしまいました(決していつもの機材紹介を適当に書いている訳ではないです。。ないはずです。。ないと思います。。ないとは言い切れないですw)。
ではっ、長文を最後までお読みくださりありがとうございました!
おわり!
