京都にはご利益がある和菓子数多くあれど、「かりん美人水」は謂れや科学的根拠てんこ盛り最強の「甘いもん」
京都には古くから伝わる和菓子がたくさんあります。
その謂れにまつわるご利益は実にユニークです。
その一つが、「みなとや幽霊飴本舗」の「幽霊子育飴」。
400年も昔のことだそうです。
飴屋に、毎晩、飴を買いに来る女性がいたそうです。
店を閉めて銭箱の中を勘定すると、いつも木の葉が一枚混ざっていた。それで、店主は、狐の仕業かもしれないと訝しんだといいます。ある夜、女性のあとをつけていくとびっくり、そこは墓場でした。赤ん坊の鳴き声がします。そこで、その場所を掘ると、女性の亡骸とともに生きた赤子が出てきました。店主が赤ん坊を救い出すと、もう二度とその女性は現れなかったといいます。
そんな言い伝えから、この飴には「子供が健やかに育つ」「食べると出世する」というご利益があると言われています。
また、みたらし団子発祥の店と言われる「加茂みたらし茶屋」のみたらし団子は、下鴨神社の氏子が神様にお供えした団子を持ち帰って食べたという由来から、「厄除け」の御利益があると言われています。
(これは以前、記事に書きました)
https://note.com/momokichian/n/n4269b1f44bdd
今宮神社門前の、一文字屋和輔さんの「あぶり餅」も同様に、「厄除け」とご利益があると言われています。
さて、今日、紹介したいのは、下鴨神社の摂社・河合神社の休憩所で販売されている「かりん美人水」です。夏はアイス、冬はホットをその場で飲むことができます。
この河合神社の御祭神は、神体は玉依姫命(たまよりひめのみこと)。神武天皇の母で、古事記や日本書紀にも登場する神様です。
この玉依姫命はたいそう美しかったと言われていることから、美麗の神様、女性の心身の守護として信仰されてきました。
そんな河合神社で売られている「かりん美人水」ですから、ご利益は大いに期待できます。
ところが、ここからが他と違うところ。
原材料の「かりん」には、ビタミンCやタンニン、クエン酸が豊富に含まれていることから、若々しいお肌を作る効能があるというのです。加えて、その「かりん」は、下鴨神社の境内で収穫されたもの。さらに、水は、河合神社の御神水とのこと。
「かりん美人水」には、神話の謂れと、科学的根理由、さらに神域の水と土で育まれたという三つも要素があるのです。
さらに、さらにもう一つ。
祭壇前にある「御白石(おしらいし)」に触れた手で顏を触ると、白く美しい肌の美人になるご利益があると言われています。
ということで、いつ行っても境内は女性の参拝者でいっぱいです。
そうそう、「かりん美人水」は、「かりんはちみち美人水」というお土産として販売もされています。原材料は「かりん」と「はちみち」のみ。


