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note Diary #38 初めての介護職〜生活援助〜

現在、私は登録制の短時間で
介護ヘルパーとして働いている。
〔フルタイムは体力的に無理なので、
お試し的な働き方をしている〕

今年、介護職員初任者研修は修了済み。

だが、訪問介護で
身体介護の経験が浅い私こと、
短時間の介護ヘルパーは、
どちらかというと、
生活援助のお仕事が多い。

最初は、何で介護職の研修を修了して
床掃除?キッチン、洗濯?
トイレ掃除?なんでって思っていた。

訪問して30分〜1時間以内で終わる内容。
そして、事前説明で注意事項を教えられ、
家事代行サービスとは違う、など援助に
含まれないことを頭に入れて、

フムフムとわかったフリして当日伺う。
(初日は先輩がお手本を見せてくれた)

でも実際は、

床がザラザラ、砂か?埃か??
何も考えず、とにかく入る。
だいぶ掃除していないのがわかる。
(私は躊躇わず、えいっ!と入ったが、
綺麗好きな人は無理だろうなレベル)

シンクにたまった山積みの食器が
誰のものかはわからない。
山積みの湯呑みやグラス、お皿もろもろ。
一杯のお茶を毎度、新しい湯呑みに
入れ替えているのか。

高齢の配偶者が同居していたり、
たまに子が帰省していることもある。

掃除の援助は夏場、大変そうだ。
私は汚部屋はなんとかクリアできても、
触覚があったり、羽のついたものに
めっぽう弱い。
〔心の声: 殺虫剤持ち込みたいよー〕

床掃除はただ拭くわけではない。
まずゴミ拾い、オムツやナプキンも落ちてる。
(ので、匂いのする方へ向かう。)
そして床に脱いだ服や下着を洗濯カゴにまとめ、ようやく掃除機かけることができる。
この日は水拭きも課せられていた。

外はまだ涼しく、爽やかな陽気だったが、
部屋の中で汗だくだった。

利用者様は柱に立って、
申し訳なさそうに見ている。
なんとなくソワソワしている。

逆に緊張してしまったが、
倒れたりしたら大変なので、
「大丈夫ですよ、お任せください。
横になってゆっくりしていてくださいね。」
と、声かける。

テレビはついているが、
私とおしゃべりしたそうな感じも。

そういえば、
「おしゃべり好き」と記載があったぞ!

その日の私は時間との戦いに勝つべく、
黙々と下向いて、無心でやっていた。
そうか、コミュニケーションか。
とハッとする。忘れていた!

責任者からも「援助時間も短いし、
完璧にやる必要ないよ。」
とも言われていた。

利用者様は確かに、
完璧を求めていなかった。

私は手をとめ、ざっと終わらせて、
利用者さんに向き合うと、
とても安心した様子で、
やっとベッドに横になった。

その後、おしゃべりが始まった。
これが楽しみだったようだ。

途切れないおしゃべりを
中断するのは申し訳なかったが、
次のお仕事もあり、謝ってお宅を後にした。

責任者からも話相手になってあげてね、
とも言われていた。そうだった。
でも何ともむずかしかった。

もっと利用者様目線で考えていれば、
もしかしたら、汗だくになる前に
おしゃべりタイムに入れたかも。

考えてみたら自分の仕事内容に
ばかり目がいっていた。
生活援助の目的は聞いていなかった。

今回は自立支援の役割ではなく、
老々介護世帯の孤立や
住環境の悪化を防ぐこと、
のように感じた。
感染症予防や転倒事故の防止、
衛生環境の支援、
そして精神的な安定などが
必要に感じた。

本当に衛生面を考えれば、
専門の家事代行に頼んだほうが良い
と思うが、
公的制度である介護保険の
訪問介護(生活援助)を
利用したほうが圧倒的に安い。

そして介護ヘルパー側からみても、
対価としては数百円のお仕事だ。

要支援であっても、高齢者。
80才を過ぎた方がほとんど、
いつ何が起こるがわからない。

体調の観察、
いざというときの連携、話相手、
掃除であっても、たかが掃除といえど、
されど、たとえ短時間であれ、
働く側の待遇も改善してほしい
と感じてしまう。

いろいろ詰めすぎてないか?
自分の裁量をどこまで発揮すべきか
悩むことがある。


【覚書】 ━━━━━━━━
※援助内容の線引きは担当のケアマネジャーと訪問介護事務所のサービス提供責任者がしてくれている。
介護ヘルパーは「訪問介護計画書」を事前ミーティングで共有され(紙などは渡されない。情報漏洩の観点でメモをとって)、当日伺う。
計画書に「寝室の床掃除」と記載があったら、それ以外の援助はしない。
※この「寝室」、訪問宅によってはスゴク広かったり!涙することあり。
そして、利用者様からの「ついでに」という援助は基本的にしないことがルール。
必要であれば、事務所へ連絡する。

🌺訪問介護の生活援助でできないことは次の通り。
①利用者本人以外のための家事
(他の家族、例えば同居の配偶者や障害のある子などの食事の準備や、利用者本人が使わない部屋の掃除など)
②日常生活に必要不可欠ではない行為
(ペットの世話、仏壇の水替えや供花、庭の草むしり、花木の水やり、大掃除など)
③一般的な家事の範囲を超えるもの
(ニトリとかの家具の組立、窓ガラス拭き、換気扇の分解掃除など)
④日常の買物以外への対応
(酒やタバコなどの嗜好品、お中元・お歳暮の購入など)
などなどだ。

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