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良いお年をお迎えください/重版『松本清張の昭和』(講談社現代新書)御礼/松本清張の愛すべきエピソード集

 講談社の現代ビジネスで『松本清張の昭和』(講談社現代新書)を、数多く記事にして頂きました。12月から年始にかけて計10本ほどの記事が掲載されます。発売開始から絶好調で、楽天ブックスや書店の新書全体のランキングで上位に入り、即重版となりました。
 年明けから『松本清張の昭和』の広報活動が本格化します。よろしくお願いいたします。
 下の記事は、講談社・現代新書編集部の『松本清張の昭和』から、清張の愛すべきエピソードをまとめたものです。

 奢ったはずの稲荷ずしを「自分でほぼ一人食い」…人間・松本清張の愛すべき素顔/講談社・現代ビジネス

 

清張が大佛次郎からの返事を喜んでいた時のことを、元同僚の岡本健資は、次のように振り返っている。

「ある朝、『岡本君、ボンちゃん。岡本ボン君!』と、例の声は柔かいが、かなり強引な呼びかけが、彼の意匠席から聞こえてきた。/なぜか得意然と胸を反らしている彼の傍に寄っていくと、古い皮鞄からおごそかに一通の封書を取りだし、『ここで、すぐ読んでみたまえ』と言う。封書の中央に朱の縁どりがあり、真ん中に『松本清張様』と書かれた端正な文字が並んでいた。/『これが、どうしたんですか』/と訊くと、彼はそれには答えずに、/『読んだな』/と念を押しながら、その封書を裏返した。すると、そこに大きな文字で『大佛次郎』と書かれてあった。/『松本さん、これ、ホンモノ?』/と問い返すと、/『あたりまえじゃないか。それじゃ、中身を読みたまえ』/と胸を張りながら、三枚ばかりの便箋(びんせん)紙を製図台の上に並べた」(「朝日新聞広告部時代 あのころの松本清張」)

 清張は大佛からもらった手紙を神棚に供えた。彼は自慢話を聞いてくれたお礼にと岡本に稲荷ずしを奢(おご)ったが、興奮した清張が稲荷ずしをどんどん口の中に放り込むので、岡本は「小さいの二つほど」しか食べられなかったという。(「第一章 運命をひらく」より)

酒井信『松本清張の昭和』(講談社現代新書)「第一章 運命をひらく」より

 noteを今年の8月に開始しまして、読書を愛する様々な方々とご縁ができ、大変嬉しかったです。今後ともよろしくお願いいたします。

『松本清張の昭和』(講談社現代新書)の目次や講談社HP記載の概要、過去に出版した松本清張関連の本や記事については、下のリンクでまとめています。

『松本清張の昭和』の講談社・現代ビジネスでの紹介記事については、下のリンクでまとめています。

 新刊『松本清張の昭和』(講談社現代新書 2025年12月25日発売)を、どうぞよろしくお願いいたします!

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酒井信 『松本清張の昭和』講談社現代新書『吉田修一と『国宝』の世界』朝日新聞出版 ありがとうございます! 今後ともよろしくお願いいたします!