学級通信シリーズ(異) 211日目
持久走大会への道のりは、まず「整列」から!?
来週に迫った持久走大会に向けて、学校では朝の持久走練習が始まりました。
朝、運動場へ行くと、体育委員の子どもたちがすでにコーンを並べ、走れる準備を整えてくれています。誰かに言われる前に動ける姿は、本当に頼もしいものです。
8時5分。全校児童が運動場へ集まってきます。体育委員が声をかけながら整列を進めます。
……が、ここで少し気になる学年が。
そう、3年生です。
まだのんびり着替えている子。
「体操服を忘れたから並びたくない…」と渋る子。
気づけば、みんなを待たせてしまっています。
「まずは並ぼう! みんな待ってるぞ!」
朝からそんな声かけをしながら、なんとか練習スタート。
走る前の“集合”も、実は大切な学びの時間なのです。
5分走っただけでヘトヘト!?
1時間目が始まるころには、少し疲れた様子の子もいました。
もちろん、風邪気味だったり体調の問題もあるのでしょう。でも、それだけではなさそうです。
最近は、体力不足だけでなく、寝不足気味の子も増えているように感じます。
持久走は、「気合い」だけでは走れません。
早寝・早起き、そして朝ごはん。
毎日の生活リズムが、そのまま体力につながっているのだと改めて感じました。
学校だけでは作れない力だからこそ、ご家庭の協力のありがたさを感じます。
4年生との合同体育で見えた“差”
4時間目は、4年生との合同体育でした。
持久走大会は4年生と一緒に行うため、本番まで合同練習が続きます。
運動場へ行くと――
4年生は、すでに整列完了。
今にも準備運動が始まりそうな雰囲気です。
一方そのころ3年生は……
なぜか縄跳びを持ったまま自由行動中。
「おいおい……。」
思わず心の声が漏れます。
しかし、これも成長の途中。
比べることで、子どもたちは少しずつ「どう動けばいいのか」を学んでいきます。
縄跳びは“前進競技”ではありません
準備運動の後は縄跳び。
「前とび!」
元気よく始まったのですが、なぜか跳びながらどんどん前進する子がいます。
「ぶつかった!」
「ひっかけられた!」
運動場は、ちょっとした大混雑です。
さらに「後ろとび!」になると状況は悪化。
後ろへ後ろへ下がっていく子どもたち。
まるで海老が逃げていくようです。
見ているこちらは大笑いですが、本人たちは真剣。
子どもたちの運動って、本当に予想外のことが起こります。
道路を歩く姿に見えた成長
最後は、持久走大会のコース確認。
大会では道路に出るため、
「必ず一列で歩くこと」を約束しました。
すると――
今までの自由さが嘘のように、みんなきちんと一列。
これは素晴らしかった。
走ることだけではなく、「安全に行動する」という意識も少しずつ育っているのを感じました。
「これなら校外学習も安心かもしれないな」
そんな嬉しい気持ちになった時間でした。
ちなみに…
ずっと「マラソン大会」と言っていましたが、正式には「持久走大会」だそうです。
マラソンだと42.195km走らないといけないらしく……
それを聞いた子どもたちは、
「えぇぇぇぇ!!」
と大騒ぎでした。
先生もひとつ勉強になりました。
習字の日はご注意を…
最後に、保護者の皆さまへ。
習字の日は、ぜひ「汚れてもいい服」でお願いします。
子どもたちは、こちらが油断したタイミングを見計らったかのように墨をつけます。
気づけば、
手より服の方が黒い。
なんてことも珍しくありません。
特に袖口は要注意です。
若い先生へのアドバイス
学級通信を書くとき、「できていないこと」を書きにくく感じる先生は多いと思います。
でも、子どもたちの“未完成さ”こそ、実は一番おもしろい教育の姿です。
整列できない。
縄跳びで前進する。
自由すぎる。
そんな姿を否定だけで終わらせず、「成長途中の面白さ」として伝えることで、保護者や地域の方も学校を身近に感じてくれます。
そして、子どもたちは“失敗しながら育つ”ものです。
完璧な姿を書くよりも、
「今日はこんなことで大騒ぎでした」
と書ける先生の学級通信には、学校の温度がちゃんと伝わります。
