生成AIはビジネスにならないので規制がなくても自壊する
この前、こんな記事を見ました。
要するに生成AIは規制の方向にどう向かっているのか具体的に書かれた記事なのですが、私の経験則ではわざわざ規制をかけなくても生成AI、特に画像生成AIと動画生成AIはビジネスにならずに自壊します。
おそらく、今後生成AIで生き残るのはLLMのような文章生成だけで、それも少々怪しいです。
1.生成AIで金持ちになった人はいますか?
皆さんにお聞きします。
生成AI、特に画像生成AIと動画生成AIで金持ちになった人はいますか?
おそらく大半の方は「聞いたことがない」となりませんでしたか?実際、私も聞いたことがありません。
つまり、これは「ビジネスとして成り立っていない」ことを意味します。
LLMのような文章生成AIだとCursorというプログラミング支援のツールを作って一気にお金を稼いでいるAnysphereなど、いくつかありますが、これらの利益を出しているサービスは自前のLLMを持たずに寄生しているような状態であり、見通しは怪しいところがあります。
2.大半の人間はコストの問題しか見れていない
「じゃあビジネスになっていないのにAIが盛り上がっているのは何でだろう?」となると疑問になると思いますが、これはおそらく人間のバイアスがあるからです。具体的に言うと「生成AIに将来があると思っている人間はコストの問題しか見ていない」ということです。
これは経営学の常識ですが、会社が存続するためには利益が必要です。その利益が生まれる基本的な計算式はこうです。
利益=売上ーコスト
で、大半の人間は「コストを下げても売り上げはそのままだから儲かる」と勘違いしているのです。実際は生成AIを使った瞬間売上が急激に落ち、コスト削減の意味が無くなってしまいます。
3.人間は苦労話にしかお金を払わず、AIだとバレた瞬間にビジネスが終わる
後で詳しく記事にしますが、人間がお金を払う物は苦労話です。
つまり、AIを使った瞬間、楽して儲けたいんだなと思われてお金を払ってもらえません。
4.簡単に模倣されるようになった途端、売り上げは急激に下がる
これは特にインディーゲームにおいて起きている話なのですが、簡単に模倣されるようになった途端、企業は売り上げを生み出すための源泉を失い、売り上げは急激に下がります。
例えば、このインディーアポカリプスという記事がありますが、間違いなく一番の原因は誰でもゲームを作れて模倣が簡単になってしまったからです。
具体例として「3Dゼルダ生成AIにより、ゼルダの伝説BotWのようなゲームばかりになった世界」を考えてください。売り上げはどの会社もあがると思いますか?おそらく「もう飽きた」となって任天堂ですら売上が急激に下がるはずでは?
つまり、企業における売上の大きな源の一つは模倣困難性であり、逆に模倣が簡単に行われれば模倣元も模倣先も急激な売り上げの低下を起こすのです。
5.生成AIに投資しないことが今後における経済復活の鍵?
今はどこもかしこもAIですが、少なくともそのうちブームは終わるでしょう。
「AIは利益を生み出さない」となり、ブームが終わる可能性は高いと考えています。
日本は生成AIにおいて遅れていると言われますが、逆に遅れたことが経済を盛り上げる要因になるかもしれません。
ただ、「楽をしたと思われた瞬間と模倣困難性が失われた瞬間、売り上げが下がる」という問題が創作活動、とりわけゲーム業界で大きな問題を引き起こしているのですが・・・この辺りはまた改めて記事にします。
