かわりに嘘 鈴木 七月 メフィスト賞受賞作。かなりぶっ飛んでいる。私の家にはどこでもドアがあるの。嘘つきの叔母に引き取られた心配性の大学生、天気男に、へんてこworld。面白かった。
メフィスト賞受賞作は好きな作品が多い。
この作品も良かった。
コメディです。
お婆ちゃんが死んだ。すると、家を出て行けと言われる女子大生。
私の心配事は、7割が現実になる。
という思い込みがある。
スマホに700件の心配事をメモしている大学生、夏目。
「うちくる?」と手を差しのべたのは、東京のおば、宇曽川。名前からして胡散臭い。背に腹はかえられないと、宇曽川と同居することにした夏目だったが、その家には、「決して開けてはいけない扉」があって――。
ホラータッチの展開から、家に隠れて生息している天気男の存在が見つかり、最後はイベントを成功させるという・・・・。
あの扉は開けてはならない・・・。
どこでもドアなのょ。
何だ、これ・・・・。面白い。
おふざけの連続でした・
とくに、地元不動産屋の大川の紹介する物件の数々が最高。
隣りに90のお婆さんが住んでいて、その人が毎日、両国の力士の手くらいの大きさのおはぎを毎日差し入れしてくれる。それを残さず食べるのが入居時要件とか、無料で元歌手の管理人の歌が流れてくる部屋。音量オフにできないし、いつ始まるかわからないコンサート。それを耐えるのが条件の物件とか面白すぎでしょ。
心配事0円のサービスも最高でした。
人生相談できるサンドイッチ屋って最高だと思います。
物語の舞台である錦C町は不思議世界です。新感覚の読み物でした。
☆☆☆☆☆
2026 8 19
