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人は転ぶ権利を持っている

「人は転ぶ権利を持っている」

これは江原啓之さんの言葉ですが、初めてこのフレーズに触れたとき、私は心のどこかがふっと軽くなるような感覚を覚えました。

私たちはどうしても、幸せになる権利ばかりを主張し、
「転ぶこと=失敗・悪」
として、人生のネガティブな側面を視界から外そうとしてしまいます。
でも、実は「転ぶ権利」こそが、私たちが新しく生まれ変わるために必要な、大切なステップなのかもしれません。

シャーマンの教えと、初めての「発想の転換」

以前、南米のシャーマン(祈祷師)と暮らしている素敵な女性とお話しする機会がありました。彼女の口からこぼれた言葉は、当時の私の価値観を根底から覆すものでした。

「ダークな面にこそ、美しさがあるのよ」

それは、光ばかりを追い求めていた私にとって、初めて体験する「発想の転換」でした。

私たちは、悩み、苦しみ、泥臭くあがいている状態を「ダメなもの」として隠そうとします。けれど、暗闇があるからこそ光が際立つように、その葛藤の中にこそ、その人の本質的な美しさや、魂の輝きが宿っているのだと彼女は教えてくれました。

「視点のメガネ」をかけ替えてみたら

その日を境に、私は自分の中に新しい「メガネ」をかけて物事を観察するようになりました。

今までは、誰かが失敗したり、苦しそうにしていたりするのを見て、 「ダメだな」「苦手だな」「大変そうだな」「気の毒に……」 と、どこか同情や否定的なニュアンスを含んだ目で見ていたかもしれません。

けれど、この新しいメガネで見ると、世界は全く違って見えてきたのです。

  • 「ダメだな」と感じていた姿は、自分の弱さをさらけ出せる「潔い人」に。

  • 「大変そう」と見えていた状況は、あえて困難に挑んでいる「果敢な人」に。

  • 「気の毒に」と思っていた転倒は、自らの権利を使い、一生懸命に生きている「勇気ある姿」に。

ネガティブだと思っていた事象の裏側に、実は「幸せになるための鍵」が隠されていたことに気づいたのです。

不完全なままの自分を、面白がる

占いを通じて多くの方の人生に触れていると、完璧な星回りなど存在しないことに気づかされます。誰もが凸凹した個性を持ち、時に派手に転びながら、自分の道を歩んでいます。

もし今、何かに躓いて「自分はダメだ」と視界が暗くなっているのなら、どうか思い出してくださいーーそんな思いで鑑定を進めます。

そして今、大切な「転ぶ権利」を全力で行使している最中なのだということを。
そして、そのダークな瞬間にこそ、他の誰にも真似できないあなただけの「美しさ」が宿っているということを。

ネガティブな側面を排除するのではなく、その中にある輝きを面白がってみる。 そんな「視点のメガネ」を、無くさずにいたいと思います。

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