中学受験サポート⑧|テスト前に効率よく見直す資料の作り方
テスト前に見直す資料を作ってよかったこと
中学受験では、テスト前の時間の使い方で結果が変わることがあります。
公開テスト、復習テスト、模試、志望校別テスト。
テストが近づくたびに、
「今日は何を見直そう?」
と迷った経験はありませんか。
漢字も気になる。
理科の暗記も心配。
算数の間違い直しも見たい。
国語の語句も確認したい。
でも、全部を見る時間はありません。
わが家でも以前は、その場で「何をやろう」と考えていました。
すると、あれもこれも気になってしまい、結局どれも中途半端になってしまうことがありました。
そこで始めたのが、「テスト前に見るもの」をあらかじめまとめておくことです。
よく間違える漢字。
理科で覚えきれていなかった知識。
算数で何度もしてしまうミス。
国語で意味が分からなかった言葉。
こうしたものを少しずつまとめておくと、テスト前に迷わなくなりました。
「今日はこれだけ見ればいい。」
そう決まっているだけで、親子ともに気持ちがずいぶん楽になります。
今回は、わが家で続けてよかった「テスト前に見直す資料」についてまとめます。
テスト前は「何を見るか」を決めておく
テスト前は、塾の宿題や学校の課題などで思うように時間が取れません。
特に6年生になると、「もう少し勉強時間を増やしたい」と思っても、その時間を確保するのは簡単ではありません。
だからこそ大切だったのは、勉強時間を増やすことではなく、
「テスト前に何を見直すか」を決めておくことでした。
見直すものが決まっていると、「今日は何をやればいい?」と迷う時間がなくなります。
短時間でも効率よく確認できるので、テスト前の焦りも減りました。
国語は「落とさない」ための見直し
よく間違える漢字をまとめる
国語では、よく間違える漢字をノートにまとめていました。
漢字は、一度覚えても同じところで何度も間違えることがあります。
送り仮名。
似ている漢字。
雑に書いてしまうクセ。
新しい漢字をたくさん覚えるより、前に間違えた漢字をもう一度確認する方が、点数につながることも少なくありません。
わが家では、間違えた漢字をノートにまとめておき、テスト前に数分だけ見返していました。
「またこれを間違えた。」
という漢字は意外と多く、まとめておくことで同じ失点を減らしやすくなりました。
「知らない言葉」を一つずつ減らす
漢字だけでなく、文章の中で意味が分からなかった言葉もノートにまとめていきました。
子どもには、読解問題で意味が分からなかった語句に印を付けてもらい、
親が丸付けのときに意味を書き込みます。
答え合わせで一緒に確認し、
テスト前にも見返すことで、少しずつ語彙が増えていきました。
特に心情を表す言葉や少し難しい表現は、一度意味を知るだけで文章が読みやすくなることがあります。
例えば、「うろたえる」「いたたまれない」「気兼ねする」
といった言葉の意味が分かると、
登場人物の気持ちをイメージしやすくなります。
国語は家庭で何をすればよいか迷いやすい教科ですが、
「知らない言葉を一つ減らす」という積み重ねは、
取り組みやすく続けやすいサポートでした。
理科は「覚えきれていなかった知識」だけを確認する
理科は覚えることがとても多い教科です。
植物、昆虫、動物、人体、天体、地学など、
テスト前になって全部を見直そうとすると、
それだけで時間がなくなってしまいます。
そこでわが家では、「覚えきれていなかった知識」だけをまとめていました。
・植物の仲間分け
・昆虫の体のつくり
・動物の分類
・よく混ざる言葉
こうしたものだけを確認できるようにしておくと、短時間でも効率よく見直せます。
実際に、テスト前に見返した内容がそのまま出題されたことも何度かありました。
もちろん毎回ではありません。
それでも、「朝確認していてよかった」と思える経験があると、
子ども自身もテスト前の見直しを大切にするようになりました。
算数は「問題」ではなく「ミス」を見直す
算数は、新しい問題を解くよりも、自分のミスを確認する時間を大切にしていました。
・計算ミス
・単位の書き忘れ
・問題文の読み違い
・条件を一つ使い忘れる
・図を書かずに考えてしまう
こうしたミスは、知識不足ではなく、自分のクセから起こることも少なくありません。
テスト前に「自分はどんなミスをしやすいか」を確認するだけでも、
意識して防げるようになります。
実際に、「今日はここだけ気をつけよう」と意識できるようになり、
同じミスを減らすことにつながりました。
間違いをまとめると、子どもの苦手が見えてくる
テスト前の資料を作っていると、
子どもの苦手には意外と「パターン」があることに気づきます。
いつも同じ漢字を書き間違える。
理科では同じ分類で迷う。
国語では似た意味の言葉でつまずく。
算数では問題文を読み飛ばしてしまう。
テストだけを見ていると、その場限りで終わってしまいがちなミスも、
少しずつまとめて残していくと「またここだ」と気づきやすくなります。
子ども自身は気づいていなくても、親だからこそ見えてくる苦手もありました。
だからこそ、テスト前に確認しやすい形にまとめておくことが、
その子に合った対策につながったように思います。
完璧なノートを作る必要はない
「まとめる」と聞くと、きれいなノートを作らなければいけないと思うかもしれません。
でも、わが家では見た目よりも「続けやすさ」を大切にしていました。
付箋に書くだけでも十分。
コピーに線を引くだけでも十分。
間違えた漢字をメモするだけでも十分です。
理科なら、苦手なページをコピーしてチェックペンで隠せるようにするだけでも、見直しやすい資料になります。
大切なのは、テスト前に数分で見返せること。
資料作りに時間をかけるより、「続けられる仕組み」を作る方が効果を感じました。
「これだけ見ればいい」が親子の安心につながる
テスト前は、不安になればなるほど「あれもやらなきゃ」「これも見なきゃ」と焦ってしまいます。
でも、「テスト前はこの資料だけ確認しよう」と決めておくと、迷う時間がなくなります。
全部できなくても、
「最低限ここは確認できた。」
そう思えるだけで、親も子どもも気持ちに余裕が生まれました。
受験では勉強時間も大切ですが、「迷わない仕組み」を作ることも同じくらい大切だったと感じています。
テスト直しと一緒に作ると続けやすい
テスト前の資料は、テスト直前にまとめようとすると大変です。
わが家では、テスト直しのタイミングで少しずつ追加していました。
・間違えた漢字を書き出す
・分からなかった語句に印を付ける
・理科で抜けていた知識を書き足す
・算数は「何を間違えたか」ではなく、「なぜ間違えたか」を一言メモする
この小さな積み重ねだけで、次のテスト前には見直す資料が自然とできあがっていました。
「次の自分が助かるように残しておく。」
そんな気持ちで続けると、無理なく習慣になります。
親が少し手伝うだけで、子どもは確認に集中できる
本来は、子ども自身が間違いをまとめられるのが理想かもしれません。
でも、受験学年になると宿題やテスト、模試などで本当に忙しくなります。
その中で資料まで作ろうとすると、見直しの時間が減ってしまうこともあります。
わが家では、まとめる作業は親が少し手伝い、子どもは確認することに集中できるようにしていました。
親が勉強を代わりにするのではなく、子どもが勉強しやすい環境を整えることも、大切なサポートの一つだったと感じています。
この習慣は、低学年から始められる
テスト前に見直す習慣は、高学年になってから急に始めなくても大丈夫です。
例えば、
・よく間違える漢字を3つだけ見る。
・前回間違えた計算を1問だけ解く。
・理科の語呂合わせを一つ言ってみる。
・知らなかった言葉を一つ確認する。
そんな小さな積み重ねで十分です。
「テスト前には、自分が間違えやすいところを確認する。」
この習慣が身についていると、高学年になって勉強量が増えても、効率よく見直しができるようになります。
特に理科は、「普段の積み重ね」が大きな差になる
テスト前の資料を作っていて、一番感じたのは理科でした。
理科は、一度覚えたつもりでも時間がたつと少しずつ忘れてしまいます。
植物、昆虫、動物、人体、天体、地学。
覚えることが多いからこそ、テスト前だけで何とかしようとすると負担が大きくなります。
わが家では、普段から短時間で繰り返し確認できる形にしていたので、
テスト前は「一から覚える」のではなく、
「覚えきれていない知識を思い出す」だけで済みました。
この違いは、受験学年になるほど大きかったように思います。
現在公開している理科の暗記マガジンも、
テスト前に慌てて覚えるのではなく、
普段から少しずつ積み重ねられる教材として作りました。
理科暗記マガジンシリーズは、公開後、多くの方にご購入いただき、
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「テスト前だけ慌てる」のではなく、「普段から少しずつ積み重ねたい。」
そんなご家庭のお役に立てればうれしいです。
おわりに
中学受験では、テスト前の時間は限られています。
だからこそ、「何を勉強するか」だけでなく、
「何を見直すか」を決めておくことが大切でした。
わが家では、よく間違える漢字や知らなかった語句、
理科で覚えきれていなかった知識、
算数で繰り返しやすいミスを少しずつまとめて、
テスト前に確認していました。
完璧なノートを作る必要はありません。
自分だけの見直し資料があれば十分です。
その積み重ねが、テスト前の迷いを減らし、「最低限ここは確認できた」という安心感につながりました。
テスト前の時間は限られています。
だからこそ、「迷わず見直せる仕組み」を
普段から作っておくことが、受験期には大きな助けになりました。
その積み重ねに役立つ教材として、理科暗記シリーズもご活用いただければ幸いです。
