【中学受験】灘中×塾なし#75 エンジンがかからなくても、力はついていく
6年生の夏。
受験生にとって、大切な夏休みです。
「夏が勝負」
「夏休みにどれだけ頑張れるかが大切」
そんな言葉を耳にする機会も増えているかもしれません。
親としても、
「そろそろ受験生としてのエンジンがかかってほしい」
そう思ってしまう時期ではないでしょうか。
私もそうでした。
以前の記事にも書きましたが
受験生の女の子は遅くても夏には、
男の子は秋になる頃にはエンジンがかかる、
と聞いていました。
だから、
夏になれば
秋になれば
息子もきっと変わる。
そう思っていました。
でも、息子のエンジンは、なかなかかかりませんでした。
周りの受験生が本気になっていくように見える中で、
「このままで大丈夫なのだろうか」
と、何度も思いました。
ただ、今になって振り返ってみると、少し違う見方もできるようになりました。
エンジンがかかっているように見えるかどうかと、
力がついているかどうかは、必ずしもイコールではないのではないか。
たとえ本人が
親から見て「受験生らしい顔」をしていなくても
危機感や緊張感を持っているように見えなくても
毎日、やるべきことを一つずつ進めているのなら
少しずつ力はついていく。
もちろん、息子が何もしていなかったわけではありません。
問題を解いて、間違えたところをやり直して
語句の暗記を繰り返す。
ただ、そのときは、
本人にとっては「受験に向けて頑張っている」という感覚が
それほど強くなかっただけなのかもしれません。
でも、やるべきことをひとつずつ進めていくうちに
気がつけば、その積み重ねが力になっている。
受験生の親は、どうしても子どもの「やる気」や「危機感」を気にしてしまうかもしれません。
特に6年生の夏になると、
「まだ本気になっていない」
「周りの子はもっと頑張っているのに」
「このままで間に合うのだろうか」
と、焦ってしまうこともあると思います。
でも、
エンジンがかかっているように見えるかどうかだけで
子どもの成長を判断しなくてもいいのではないか、
と思うのです。
大切なのは、今日やるべきことをやっているか。
昨日より今日、
今日より明日。
少しずつでも前に進んでいるか。
エンジンがかかっているように見えなくても、
着実に積み重ねているものがあるのなら、
その積み重ねは、きっと力になっています。
少なくとも、わが家の息子はそうでした。
「うちの子は、まだ本気になっていない」
そう感じているお父さん、お母さんへ。
もしかすると、今はまだエンジンがかかっていないように見えるだけなのかもしれません。
もちろん、やるべきことをやらなくていい、という意味ではありません。
でも、今やるべきことを一つずつ進めているのなら
その積み重ねを、どうか信じてあげてほしいと思います。
受験生の夏。
焦る気持ちもあると思います。
私も、あの頃は焦っていました。
でも、お子さんの「今の姿」だけではなく、
お子さんが毎日積み重ねているものにも目を向けてみてください。
エンジンがかかる時期は、子どもによって違います。
そして、エンジンがかかっているように見えなくても、
力は少しずつ積み重なっていくのではないかと思います。
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