「勝ちたい」は「美味しいご飯を食べたい」でしかない
こんにちは、ナゲです。
今回は質問箱からの回答です。
『環境の変化による葛藤』をテーマとした質問がきました。
■ご質問内容
ご質問ありがとうございます。
■回答
まず、残念ながら「そのものズバリ」の経験はありません。
私はアケコンからレバーレスへ変えようとしてやめたことがあります。「やむを得ない事情」がなかったので、ストレスが掛かる前にストップしてしまいました。
それだと話が終わってしまうので、ご質問者さんの状況とは異なりますが、"変えざるを得なかったケース"の2件を書きます。
また、私が書きたいことを先にまとめておくと「積み重ねた結果は無くならないので、いかに負荷なく続けられる考え方を持てるか」だと思っています。
・ゲームセンターから家庭用のオンライン対戦が主流に
これは感染症の流行という避けられない要因がとても大きいです。
それまではゲームセンターへ通い詰めるのが自分にとっての日常でしたが、ネット対戦が普及してきたこともあり、オンライン対戦がメインになっていきました。
ただ、こちらは自分にとってあまり負担は掛からなかったです。
結果的に、ではありますが、「準備」のような取り組みがあったためです。
国内でオンライン対戦や家庭用ゲームを用いたオフ大会が主流になる以前から、EVOラスベガスへ毎年参加していましたし、膝置きや家庭用デバイスへの慣れなどは、元々できていました。
ゲームセンターで対戦していたときから「レバーのメンテナンス状況など、環境に左右されないようにしよう」と心がけていたこともあったり、家庭用への遷移は意外にもスムーズでした。膝置き時の滑り止めとしてクッションを使うなどの対策も出来ていました。
環境の変化、という点でいくと、もう1つのほうが大きかったです。
・シリーズの変化(GGXrdからGGST)
こちらのほうが苦労度としては圧倒的にデカかったです。思うように勝てなくった、という面でも近いかと思います。ファウストの「Xrdシリーズに挙動は似ているが、GGSTでは勝つためのプランが全然違う」という点にかなり苦労しました。
ここは話すと長くなってしまうので、お時間ありましたら最後の関連記事も読んでみてください。
では、当時の経験を踏まえながら、乗り越えるために意識したことをまとめます。
■環境の変化への向き合い方
・「勝敗」を取組の主軸にしない
「勝っているか負けているか」ではなく「自分が出来るようにしたい取り組みをこなせているか」だけに目を向けました。
「勝敗」は色々な過程を経た上での結果でしかなく、「勝ちたい」という目標の粒度は例えるなら「美味しいご飯を食べたい」ぐらいです。その気持ちをモチベーションの根底に持っておくのは大切ですが、達成するためには、どういう料理を作りたいのか、どういう道具をうまく使いたいか、食材にはどう拘るか、調味料はどのタイミングで仕込むか…などなど、達成するための手段を考えないといけません。
この「自分は何が出来るようになりたいか」を対象として、目標設定していったほうが成長を実感できて楽しかったです。
苦しい時こそ、目先の目標にのみ集中して、視野を狭くしたほうがいいです。自分の軸がブレている状態で「こんなことしてて美味しいご飯を作れるのかな…」と考えてもあまり意味がないためです。
ただ、これは「こうしたほうがいい」というより「こうせざるを得なかった」が伝えたいニュアンスでもあります。
とにかく相手に依存しない目標作りをオススメしています。
・「納得いかないポイント」を書き出す
うまくいかない試合を続けていると、怒ったりイライラすることがあると思います。それはそのまま書き出して練習メニューにしちゃいましょう。「この展開に腹が立った」「この技が許せない」「自分のこの行動が負けるのは納得がいかない」とかでもいいです。そして冷静になったタイミング(重要)で、具体的な対策を考えましょう。
『気持ちが漠然と不安になったとき、不安要素を書き出してみると意外とスッと落ち着く』というメンタルケアがあるのですが、それをベースにした取り組みです。
まず具体的に何に怒っているのか、許せないのが何かを考えて、優先的に対策を考えましょう。ご質問のようなデバイス関連、例えば「この操作をいつもミスしてむかつく」ならその操作を重点的に練習しましょう、ということです。どういう状況でその操作をミスしやすいか探してみてもいいと思います。
対策を考えずに書き起こしだけやると、単に負の感情を残すだけで逆効果なので、書き留めたら改めて対策を考えるまでセットにしましょう。
・「下手にはならない」というマインド
今回の記事で一番書きたかったポイントはここです。
対戦する時間が持てる限り、原則として下手にはなりません。
老化等の避けられない要素はあるかもしれませんが、基本的に「下手になる」「弱くなる」は無いはずです。少なくとも自分はまだ感じたことがありません。
ここでは絶対評価というか『プレイヤー自身の基礎ステータス』の話をしています。今回のような環境の変化や、対戦中に取り組む内容の噛み合わせが悪く、勝率が下がることはあります。但し、それは「下手になっている」「弱くなっている」では決してない、と私は思います。
出来たことが出来なくなっている、というのは「その能力自体が消えた」のではなく「今の環境で有効に機能していないだけ」と思っておきましょう。
キャラクターと違って、プレイヤーにナーフは入りません。そう思っておいたほうが気楽です。
具体的な解決策ではなく、気持ちの問題かもしれませんが、「過去の自分と比較して何ができなくなったか」よりも「これからの自分は何が出来るようになりたいか」へ、目を向けられるための意識としては良いかと思います。ご質問者さんが20年ほど鍛えた"筋肉"は、今もまだ持っているはずです。誰かに、その力を手渡したわけではありません。環境は変われど、地続きになっていると思えると少しは気が紛れるのではないでしょうか。
というわけで以上です。
身も蓋も無い話をすれば、「慣れる」というのは「時間をかけていく」でしか解決しないと思っています。なので、その負荷を極力減らしつつ、なんなら楽しみつつ、過去や他者に左右されず、集中できる取り組みに落とし込んでおくのが良い気がします。
本当に根を詰めすぎると、自分でコントロールする「視野を狭くする」ではなくて、振り回された結果で「視野が狭くなる」になってしまいます。ときには休んでリセットすることも大事です。
「勝ちたい」という気持ちは大事に持ちつつ、達成するためにも、あえて"その気持ちを見ないようにする"という時期を作るのもアリです。
やめない限り、停滞はあれど減衰はありません。
繰り返しになりますが、ここだけは明言させてもらいます。
自分に言い聞かせるためにも。
それでは。
関連記事
感想について
読んでくださった方の感想や反応は投稿のモチベーションになります。もしよければ、感想を下記への引用リポストで書いてもらえると嬉しいです。
記事本文の画面キャプチャも一部であれば問題ありません。
もちろんnoteのいいね・コメントや、通常のポストのコメントでも嬉しいです!note内の質問箱も設置してますので何かあればお気軽に
noteを投稿しました。
— JIG | ナゲ (@nage_pink) August 27, 2026
「勝ちたい」は「美味しいご飯を食べたい」でしかない|ナゲ https://t.co/1QpBi8peys
質問はコチラから
質問は以下から受け付けています。
