ChatGPTの「Work」は何が違う?Claude Coworkとの共通点も整理しました

ChatGPTを使っていて、最近気になったのが「Work」という機能です。
普段使っているChatでも、
調べものをしたり、文章を書いたり、資料を作ったりできます。
では、わざわざWorkを使う意味はどこにあるのでしょうか。
私自身、ClaudeではCoworkを使っているため、
「ChatGPTのWorkは、ClaudeでいうCoworkに近いのでは?」
と思いました。
調べてみると、この理解は大きく外れていません。
一言で整理すると、
Chatは「AIに相談する場所」
Workは「AIに仕事を任せる場所」
と考えると分かりやすそうです。
今回は、ChatGPTのChatとWorkの違い、
そしてClaude Coworkとの共通点を整理します。
ChatGPTのWorkとは?

ChatGPTの通常のChatでは、AIと会話をしながら仕事を進めます。
例えば、
「この研修の構成を考えて」
「この文章を分かりやすく直して」
「このテーマについて調べて」
と、一つずつ指示を出していく使い方です。
もちろん、Chatでもかなり多くのことができます。
一方のWorkは、もう少し大きな単位で仕事を任せるための機能です。
OpenAIはWorkについて、時間がかかる複雑なタスクを、
最初から最後まで完了するためのエージェントとして説明しています。
つまり、
「何をすればいい?」
と一工程ずつ指示を待つのではなく、
「最終的にここまで完成させてほしい」
というゴールを渡し、
そこへ向かってAI自身に仕事を進めてもらうイメージです。
ChatとWorkの一番大きな違い
例えば、あるテーマについて記事を作るとします。
Chatを使う場合、
「まず最新情報を調べてください」
↓
「その中から重要なポイントを整理してください」
↓
「初心者向けに記事の構成を考えてください」
↓
「ではnoteの記事にしてください」
と、会話を重ねながら進めることが多いと思います。
Workの場合は、
「このテーマについて公式情報を中心に調査し、内容を整理して、初心者向けのnote記事まで完成させてください」
と、最終成果物を含めて仕事を渡すことができます。
必要な工程をAI側で考えながら、
調査
→整理
→分析
→成果物作成
と進めていく。
ここが、通常のチャットとの大きな違いです。
Claudeでいうと「Cowork」にかなり近い

Claudeを使っている方であれば、ここは理解しやすいと思います。
ChatGPTのWorkは、
ClaudeのCoworkにかなり近い機能です。
Claude Coworkも、AIと一問一答で会話するというより、
「この仕事をここまで完成させてください」
とゴールを渡して、Claudeに複数の工程を進めてもらうための機能です。
ざっくり対応させると、
ChatGPTの「Chat」
= Claudeの「Chat」
ChatGPTの「Work」
= Claudeの「Cowork」
ChatGPTの「Codex」
= Claudeの「Claude Code」
というイメージで考えると分かりやすいでしょう。
ただし、それぞれまったく同じ機能という意味ではありません。
「何のために使うものなのか」という
役割が近い、と捉えるのがよさそうです。
Workでは、複数工程の仕事をまとめて任せやすい

例えば、私は研修やSNSマーケティングの仕事で、
既存資料を確認する
→最新情報を調べる
→内容を整理する
→研修構成を見直す
→資料に反映する
という仕事をよく行います。
これをChatで行う場合、
一工程ずつ相談しながら進めることができます。
一方Workであれば、
「この既存資料を確認し、最新情報を調査したうえで、
90分の研修として構成を見直し、最終的なプレゼン資料まで作成する」
というように、一連の仕事を一つのタスクとして渡しやすくなります。
美容関連企業のSNS支援でも同じです。
Chatなら、
「最近の美容トレンドを教えて」
という相談。
Workなら、
「美容業界の最新情報を複数の情報源から調査し、今後のSNS施策に使えるトレンドを整理して、クライアント向けの提案資料まで作成する」
という仕事を任せる。
単に指示の文章が長くなるというより、
AIに任せる仕事の単位そのものが大きくなる
という違いがあります。
PCのファイルやサービスをまたいで仕事を進められる
Workのもう一つの特徴が、AIとの会話だけで仕事が完結しないことです。
許可したファイルやアプリ、接続しているサービスなどを利用して、
仕事を進めることができます。
例えば、
Google Driveにある既存資料を確認する
→必要な情報を調べる
→内容を分析する
→資料を作る
といった流れです。
Claude Coworkにも近い考え方があります。
Claude Desktopでは、許可したPC内のファイルやフォルダ、外部サービスなどを利用しながら作業を進められます。
これまでの生成AIは、
人間が資料をAIに渡す
↓
AIが回答する
↓
人間が回答を別の場所へコピーする
という往復が多くありました。
WorkやCoworkは、この間にある人間の細かな作業まで減らしていく方向の機能だと感じます。
「回答」ではなく「成果物」を作る
Workでは、最終的な成果物を作ることも重視されています。
例えば、
文書
スプレッドシート
プレゼンテーション
レポート
などです。
さらにChatGPTには、WorkやCodexからWebサイトや簡単なWebアプリを作る「Sites」という仕組みもあります。
つまり、
「この質問への答えを教えて」
ではなく、
「仕事で実際に使える状態まで作って」
という使い方が、よりしやすくなっています。
定期的な仕事にも使える
Workには、スケジュールを設定して仕事を実行する機能もあります。
例えば、
毎週、業界のニュースをまとめる
毎月、レポートを作成する
特定の情報に変化があったら確認する
といった仕事です。
Claude Coworkにも、定期的にタスクを実行する機能があります。
これも、AIを「必要なときに質問する相手」としてだけではなく、
普段行っている仕事の一部を担当してもらう存在
として使う方向への変化だと思います。
ChatとWorkは、どちらを使えばいい?

私自身は、次のように分けると分かりやすいと感じています。
Chatが向いていること
「この考え方で合っている?」
「この文章はどう改善すればいい?」
「研修のこの部分だけ相談したい」
「このテーマについて教えて」
このような、
相談・壁打ち・部分的な作業
にはChatが向いています。
Workが向いていること
一方、
「資料を確認して、最新情報を調べ、構成を考えて、最終資料まで作って」
「複数の情報源を調査して、分析し、クライアント向けレポートを完成させて」
といった、
複数の工程があり、明確な完成形がある仕事にはWorkが向いています。
つまり、
考える・相談するならChat。
まとまった仕事を任せるならWork。
この違いです。
SkillsとWorkを組み合わせると、さらに面白い
そして、個人的に一番注目しているのがSkillsとの組み合わせです。
私は最近、繰り返し行う仕事をSkillsとして整理しています。

例えば、
・情報を調査して一次情報まで確認する
・調査結果からSNS・PR戦略を考える
・自分らしい文章に編集する
・研修の構成を考える
といった業務です。
Skillsは、
「この仕事を、どういう基準・手順で行うか」
をAIに教えるものです。
一方Workは、
「そのやり方を使って、この仕事を完成させて」
と任せる場所。
この二つを組み合わせると、
単にAIに文章を書いてもらうところから、もう一段進みます。
例えば、
調査用のSkillを使って情報収集
↓
戦略設計用のSkillを使って分析
↓
文章編集用のSkillを使って記事化
↓
Workで最終成果物まで完成
という流れです。
これまで私自身、AI活用について、
「文章を作ってもらう」だけではなく、
自分が繰り返している仕事の手順や判断基準そのものをAIで再現できないか
と考えてきました。
Workは、この使い方と非常に相性がいい機能だと感じています。
Chat・Work・Skillsを一言で整理すると

最後に、私なりに整理すると、
Chat= AIに相談する
Work= AIに仕事を任せる
Skills= AIに仕事のやり方を教える
です。
そして、
Skillsで自分の仕事のやり方を教え、Workで実際の仕事を任せる。
これが、これからのChatGPT活用では重要になってくるのではないかと思います。
Claudeを使っている方なら、
「ChatGPTにもCoworkに近い仕事モードができた」
と考えると、一番イメージしやすいでしょう。
これまで生成AIは、
「質問すると答えてくれる便利なチャット」
という印象が強くありました。
でも今は、
相談するAI
↓
仕事を手伝うAI
↓
仕事そのものを任せるAI
へと、少しずつ変わり始めています。
私自身も、これまでChatで一工程ずつ行っていた仕事の中から、
どこまでWorkへ移せるのか試していきたいと思っています。
記事の著者
上村菜穂|株式会社PR NET代表取締役
AI×SNSの女性集客を専門としている。全国の大企業・中小企業、商工会議所、公益社団法人、商業施設、DXPO等で15,000名以上にSNSマーケティングを指導。AI時代のブランディング戦略を提案しています。
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