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亜鉛不足じゃなかった! 「味覚の麻痺」を招いた “偽の食欲”の恐ろしい罠


「甘いものを食べても、なんだか味がぼんやりする」「風邪でもないのに『美味しい!』と心から感じられない…」 年齢のせいかしら?と、こんな風に悩んだことはありませんか?

実はこれ、数年前の私が陥っていた恐ろしい罠です。
私はてっきり「亜鉛不足」だと思い込み、慌ててサプリを飲み続けましたが……本当の犯人は全く別のところにありました。

この記事では、私から味覚を奪った「偽の食欲」の正体と、そこから抜け出して「本当の美味しい」を取り戻すまでのリアルな体験談をお届けします。私と同じように、これからの健康に不安を感じ始めた方の参考になれば嬉しいです!

▪️体重は同じなのに……? 忍び寄る「体型の変化」の恐怖


毎朝、体組成計で体重を計ること。
これは、私が若い頃からずっと続けている数少ない習慣の一つです。
でも、これまでの私は、どうしても「体重」という数値ばかりに目を奪われすぎていたようです。

もちろん、歳を重ねるにつれて体脂肪率も気にするようにはなったのですが、頭の中では
「体脂肪率が増えていても、体重さえ減っていればホッとする……」
なんて、どこかで自分に言い訳をしていました。
今思えば、本当に無知というのは怖いものだと痛感させられます。

先日、何気なくこれまでのデータを遡ってみて、本当にショックを受けました。
我が家にある体組成計に記録されていた、2018年から2026年までの丸8年分の全データ。

ちょうど、過去に介護のストレスで激太りしてしまった頃に買い替えたものです。
そこには、無茶なファスティングを何度も繰り返しては短期間で一気に減量し、またストレスで過食に走って激太り……そしてまた無理な減量……という、素人の恐ろしいリバウンドの歴史が刻まれていました。
体重が一時的に減ったとしても、それは決して体脂肪が落ちたのではなく、ただ大切な筋肉量が減っていただけだったのかもしれない。
そんな恐ろしい現実に、ようやく気づかされたのです。


▪️「美味しい」がわからない! 焦って亜鉛サプリを買いに走った結果


当時の私は、インスタグラムでコーヒーとスイーツの投稿を日々、更新し続けていました。
数年間は、仕事の前後、つまり1日に2回もカフェに立ち寄るような時期もあったほどです。
異変を感じ始めたのは、まさにその頃からでした。

スイーツを口に入れて「甘い」とは思うけれど、
「あれ? 本当に美味しい?」
なぜか、味がよくわからなくなってきたのです。
風邪をひいているわけでもないのに。
大好きなコーヒーを淹れても、以前のように繊細な味の違いがわからない。
これは私にとって、本当に致命的なことでした。

「仕事のストレスで、食事の栄養が偏っているに違いない。きっとこれは亜鉛不足だ!」

そう思い込んだ私は、とにかく味覚を戻したくて、慌ててお店へ亜鉛サプリを買いに走りました。
ところが……、毎日きちんと飲み続け、1袋すべてをきれいに使い切っても、味覚はさっぱり改善しなかったのです。


▪️衝撃の事実! 犯人は亜鉛不足ではなく、脳の「ショート」だった


サプリを飲み切っても効果ゼロ。
途方に暮れていた私が、その後たまたま見たYouTubeで、衝撃の事実を知ることになります。

実は、私の味覚を麻痺させていた原因は、亜鉛不足などではなく、他でもない「お菓子の食べ過ぎによる脳の感覚麻痺」だったのです!
犯人は、何気なくつまんでいた小袋サイズのお菓子たちでした。

「1袋たったの30kcalで、糖質量も8gか。これくらいなら大したことないよね」

そんなふうに油断して、仕事のストレスを言い訳に、毎日のようにスイーツを食べるのが楽しみになっていました。
でも、1袋が小さくても、気づけば1日に10袋も空けている日があったのです。
そうなれば、摂取している糖質量は恐ろしい数字になります。

しかも私は、糖尿の家系だからと「糖質量」ばかりをマークして、逆に「脂質量」を完全に無視していました。
これが体脂肪率激増の大きな原因だったのです。

毎日のように絶え間なく糖分を摂り、お菓子を無限につまみ続けた結果、私の脳の「報酬系(幸せセンサー)」は完全にショート(麻痺)を起こしていました。
脳が「また糖分が来た、また来た!もう処理しきれないから、感じるのをやめよう」と、防衛本能でセンサーの感度を強制的に下げてしまっていたのです。
だから、物理的な「甘み」や「辛み」は舌でキャッチできても、脳が「美味しい!幸せ!」という喜びを完全にシャットアウトしてしまっていたというわけです。


▪️糖質依存という麻薬。私が「偽の食欲」と決別する仕組み


ある記事で読んだことがありますが、糖質依存から抜け出すのは、麻薬以上に難しいのだそうです。
中途半端に「ちょっとだけ量を減らそう」としたところで、この麻痺した脳は改善しません。食生活全体を根本から見直す必要がありました。
そこで私は、一度手放していた「レコーディング(食事記録)」を再開することにしました。
スマホアプリの「あすけん」への入力を再開し、口に入れる前に必ず登録して、栄養バランスを調整する。
さらに、普段は自宅にお菓子の買い置きをしないと決めました。
なぜなら「今日と明日の分」と思って買ったものでも、家にあるとわかれば、ついその日のうちにいくつも食べてしまうからです。

まずは、毎日の食事で必要な栄養をしっかり満たしてあげること。
そうすることで、脳を満足させ、甘いものを意識的に切り離していきました。

「お菓子が大好きな自分には、絶対に無理だ」と思っていましたが、覚悟を決めてやってみると、できないことはないのだと自信がつきました。


▪️私が本気で味覚を取り戻したかった本当の理由


風邪をひいたときの頭痛や発熱、腹痛も本当に辛いものですが、私にとって何よりも怖いこと。
それは「味覚や嗅覚を失ってしまうこと」です。

コーヒーの世界に魅せられてから、その想いは特に強くなりました。
私は今年の12月に、「コーヒーインストラクター検定2級」の受験を控えています。
大好きなコーヒーを極めるために、検定に備えて万全の体調に整えておきたい。
それまでに、日々の楽しみとして、色々な豆の飲み比べだってたくさんやっておきたい。

あの繊細で至福の香りを、自分の鼻と舌でしっかりと感じ取りたいという強い情熱が、私を突き動かしました。
今、このタイミングで自分の体のSOS(脳の麻痺)に気づくことができて、本当によかったと思っています。


▪️ただ寿命を延ばすのではなく、「健康寿命」を延ばして自立して生き抜く


60歳を過ぎて、つくづく思うことがあります。
正直なところ、私はただダラダラと寿命を延ばしたいとは思いません。

大切なのは、自分の足で歩き、自分の頭で考えられる「健康寿命」を延ばすことです。
私は今、スーパーのチェッカー(レジ)という立ち仕事をしているので、日々の適度な運動はできています。

でも、私の直近の目標は、Webライターとして完全に自立する「兆し」を掴むこと。
将来、完全在宅での仕事に移行したとき、急に運動不足で困らないように、今のうちから徐々に体を慣らし、食生活を整えていきたいと考えています。

子供たち2人も立派に社会人として自立し、育児の負担がなくなった今。
これからの人生は、私自身の挑戦のためにあります。
そして将来、介護などで子供たちや家族に負担をかけたくないという強い気持ちがあります。
だからこそ、生涯現役のライターとして文字を紡ぎ、頭を使い続けることで、脳も体も健康であり続けたい。
家族に負担をかけず、健康的な生活とともに、精神的にも経済的にも自立して生き抜きたい!今の私は、そんな前向きな思いでいっぱいです。

正直、これからもずっと完璧に続けられるかどうかは自信がありません。
時には甘いものの誘惑に負けそうになることもあると思います。
それでも、自分の大切な未来と健康寿命を延ばすために、『偽の食欲』に惑わされることなく、日々の『美味しい!』という小さな幸せを守ることを、これからも自分のペースで心がけていきたいと思うのです。








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