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苦手と戦わず、いなして付き合う。日常を穏やかに過ごすコツ

今回は、私の苦手なことや改善していることについてお話しします。

私のことをお話しする前に、調べたある言葉について触れたいと思います。

皆さんは、DCDという言葉を知っていますか。

DCDとは、
日本名では発達性協調運動症といいます。

これは、知的発達や身体の病気・麻痺がないにもかかわらず、身体をスムーズに動かすこと(協調運動)が極めて苦手な神経発達症(発達障害)の1つです。

「発達障害」というと「成長しない」と誤解されがちですが、DCDの人も独自のペースで確実に発達(上達)していきます。

また、定型発達の人とは異なるアプローチ(言葉で動きを説明する、視覚的に見せる、適した道具)が必要です。

子ども時代は、「体育の授業や工作が苦手」で済んでいたのが、大人になると「仕事での手作業」「家事」「運転」「時間や段取りの管理」などに影響を及ぼします。

大人のDCDの対処・セルフケアは

例えば

・手書きを避け、音声入力やタイピングを活用

・疲れにくい筆記具を選ぶ

・蓋付きのタンブラーやコップを日常使いする

・動作の手順を写真やチェックリストにして可視化する

・作業の合間に短時間の休息を意図的に挟む(エネルギー管理)

などがあります。

一方で、 「根性で同じ動作を何千回も反復練習する」のは逆効果になりやすいです。


では、ここからは自分の代表的な苦手なことや、改善方法についてお伝えします。

・仕事

仕事の中で一番苦手なことは、マルチタスクです。

私は現在、介護職(デイサービス)で勤務しているので、介護職を例に説明したいと思います。

一般的な業務一覧
・カルテの準備、片付けをする
・昼の送迎や夕方の送迎を決める
・新規利用者さんのカルテ等を作成する
・看護師が行った口腔訓練のデータを入力する
・利用者さんの様子などを記入してFAXする
・利用者さんのお世話をする
・午前と午後の活動の準備をする
・雑務をする

があったとします。

このようなことを皆さんは、勤務時間内に全て終わらせることができますか?

私は、複数のやることを抱えてしまうと、脳が疲れてしまいます。

これは、DCDによる動作の自動化が難しいため、一つ一つの動作に意識を割く必要があり、結果として複数のことを同時にこなす余裕がなくなり、脳がパンクしやすくなってしまいます。

最初の頃は、1日で全てのことをやろうとしましたが無理でした。

そこで、仕事をする際は、前日にできそうなもの、当日すること、いつでも大丈夫なもの(期限がまだ先のもの)に分けます。

その理由は、余裕がなくなってしまうのでゆっくり考える時間を作るためです。

例として出した業務内容を
私の場合はこのように分類して管理しています。

前日にやること(ゆっくり考える時間)
・昼の送迎や夕方の送迎を大まかに決める
・簡単な雑務

当日にすること(考える時間を少なくする)
・カルテの準備、片付け
・利用者さんのお世話をする
・昼の送迎や夕方の送迎を細かく決める
・午前と午後の活動の準備をする

いつでも大丈夫なもの(ゆっくり考える時間)
・新規利用者さんのカルテ等を作成する
・看護師が行った口腔訓練のデータを入力する
・利用者さんの様子などを記入してFAXする
・時間がかかる雑務

に分けます。

また、DCDに加えてADHDの特性もあり、過集中になってしまう特性もあるので、当日することについては利用者さん優先で行い、前日にすることやいつでも大丈夫なものの時に仕事に集中するようにしています。

このように細分化の工夫をしていますが、一方で残業が増えてしまうという新たな課題も見えてきました。

その結果、質を担保できている自分をまずは認めつつ、次は効率化に挑戦したいと思います。

・対人関係と自己肯定感

もう1つ苦手なものは、仲間と話すことです。

子どもの頃からですが、恥ずかしがり屋で友人といるときも全くしゃべれませんでした。

大人になっても苦手意識は消えませんでしたが、自助会という安心できる場所を見つけたことで、少しずつ変化が訪れました。

話すことができたきっかけは、仲間が声をかけてくれたことからでした。

仲間が私のことが気になったのか、話しやすかったからなのかは分かりませんが、声をかけてくれたことが、私の自助会にいる緊張感から安心感へと変わった瞬間でした。

仲間との対話を通じて、自分では気づかなかった『人から好かれる』という魅力に気づかせてもらいました。

話すことの改善方法としては、
・相槌から始める
・グループトークなどで聞いてみたいこと、気になることがあったらためらわないで話してみる。

話すことによって、自分の新たな魅力を発見することができるかもしれません。


今回、私の代表的な苦手なことと、改善方法についてお話ししました。

苦手なことは、誰にでもあることです。
苦手を克服することは、とってもスッキリすることですが、苦手はまた襲ってきます。
苦手と戦い続けるのではなく、いなしたり付き合ったりしていくことで、日常を過ごしていきたいものです。

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