お腹周りを「支援」していた昔と今。
生活習慣病の予防を目的とした「特定保健指導」、
いわゆる「メタボ健診」。
健康診断の結果、お腹周りが、女性なら90cm、男性なら85cmを超えてたとか。血圧の上が130mmHg以上、下が85mmHg以上とか、はたまた血糖値が100mg/dL以上 または HbA1c 5.6%以上だとか。
さらに中性脂肪 150mg/dL以上 または HDLコレステロール 40mg/dL未満 など。これらが重なると、「生活習慣病のリスクが高まりますよ、予防しましょうね!」が、「特定保健指導」(メタボ健診)の目的です。
このメタボ健診、2008年(平成20年)から、40~74歳の医療保険加入者に義務化されました。背景には、食生活の変化や運動不足による生活習慣病の急増や、それに伴う医療費の増大を抑制する狙いがあります。
健診の結果から、内臓脂肪の蓄積具合(お腹周り)やリスク(血圧、血糖、脂質等)に応じて「動機付け支援」と「積極的支援」に階層化され、対象者に実施されます。
メタボのリスクが高い対象者と面談し、継続的に食事・運動のアドバイスをするのが、保健師、看護師、管理栄養士です。
個々の生活背景に寄り添い、実行できそうな行動目標を立て支援します。
さて、実は、私、この制度が始まってすぐの頃、委託され、この業務に携わっていました。かれこれ、17~8年前のことです。
対象者のお腹周りを測ったり、夜遅い時間の間食は控えましょうね、ひと駅歩いたらどうですか~?なんて、お話をしていたのです。
時には少し遠くに出張することもありました。
そんな中、2011年の東日本大震災。帰宅難民になった時、職場は「出来るだけ近くがいい」と痛感。自宅の近くに新たな勤務先を見つけ、この業務から退きました。
あれから、時は過ぎました。
近年はICTの活用が加速し、スマートフォンのアプリを通じた食事写真の自動解析や、ウェアラブル端末による歩数・睡眠データの共有が主流となっています。
ビデオ通話によるオンライン面談も普及し、場所を選ばない効率的な指導が可能、勤務は「在宅」です。
新たな知識を身に付けながらのリモートワーク、まさに、理想の「現在の働き方」です。委託会社の求人に、夢見る気分で応募しました。
しかし、専門的な知識とITツールを掛け合わせ、精度の高い健康管理が実現される中、「ITツールを使いこなせない」私は、みごと不合格。
いくら、パソコン教室でExcel学びました、最近AIとお話していますと言っても、全く通用しません。いや、その通りです。ひとり、在宅で、アプリの使い方に戸惑い、いちいちAIに聞いていたのでは、対象者の「支援」ができる訳がありません。
求職により、またひとつ「現実」を知りました。
本当は、「支援」されないといけないのかも。
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