そもそも「読解力」って何?ー「読解力がない」と思っているあなたへー

国語が苦手だと思っている人がよく「読解力がありません」と言うのを聞きます。「私は読解力がない」と思っている人ー本当にそうでしょうか?
そもそも「読解力」ってなんでしょうか?
「読解力」という漢字からは、「読んで理解する力」ということがわかります。
「読解力がない」と思っている人は、どういう体験からそう思っているのでしょうか?
文章を読んで意味がわからないという体験でしょうか?いつぐらいからそんなふうに思うようになったのでしょうか?小学校?中学校?高校?
小学生の時は難しくなかったんだけどって思いますよね。中学生、高校生になるにつれて、文中の漢字や語彙も難しくなり、文章の抽象度も上がります。
でも「読解力がない」と考えることは、学校や塾での試験で、わかったつもりで答えたのに、正解にならないことが原因になっていませんか?
アニメやドラマのストーリーは、文章を読むときに感じるほどの難しさを感じずに理解できるのではないでしょうか。
授業中の話を聞いていて、何を言っているかわからないなんてこともないと思います。
そのストーリーを理解する力、登場人物の気持ちを想像する力、授業中の説明を理解する力、こうした力も、文章を読み解く力と関係があります。
実は「読解力がない」と思う原因はテストで点が取れないという経験から来ているのかもしれません。テストの点が読解力を全て表しているわけではありません。
一度この思い込みを捨てて、読む方法を身につけることにチャレンジしてみてはどうでしょう。読む方法を身につけることで、文章を読むことが嫌ではなくなり、考える力もついてきます。そして、実はそれが点数アップにもつながるのです。
私は40年余り、私立中高で国語の授業をしてきました。小論文や志望理由書の指導もしてきました。その中で気づいたことは、どのように考えるとわかるようになるかという方法がわからない、そして「苦手」という思い込みが、その方法を身に着けることを邪魔しているということです。
次回からはひとつひとつ「読解力」をアップする練習方法をお伝えしたいと思います。
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