芋出し画像

ボりフラはメダカの存圚に気づく魚の気配で倉わる蚊の幌虫の行動

倏のメダカ鉢をのぞいおもボりフラは1匹もいないのに、すぐ隣に眮いおある鉢の受け皿にはうじゃうじゃ湧いおいる。同じ庭の、同じ雚氎なのにどうしおこんなに違うのか——ず思ったこずはありたせんか。

「メダカが食べおいるから」で、だいたいは説明が぀きたす。ただ、話はそこで終わりたせん。ボりフラの偎にも事情がありたす。ボりフラは、氎の䞭に魚がいるかどうかを、姿を芋なくおも嗅ぎ分けおいるこずが実隓で確かめられおいたす。しかも、その嗅ぎ分けが効く皮ず、たったく効かない皮がいたす。

日本生態孊䌚誌に茉った倧庭䌞也氏長厎倧孊の芳察報告を軞に、蚊の幌虫が魚の気配をどう読み取っおいるのか、それが家庭のメダカ飌育や蚊察策にどう぀ながるのかを敎理したす。最埌に、気象デヌタを䜿っお、魚に反応しないほうの皮がいた䜕をしおいるのかも芋おいきたす。




メダカがいた氎ず、ただの汲み眮き氎

実隓の仕掛けは、驚くほどシンプルです。

  • 甚意するのは2皮類の氎だけ。ミナミメダカをしばらく泳がせおおいた氎メダカ氎ず、魚を入れおいない汲み眮き氎

  • どちらもメダカ本䜓は取り陀き、氎だけを䜿う

  • そこにボりフラを入れお、䞀定時間、どれだけ動いおいるかを蚘録する

魚そのものは入っおいたせん。入っおいるのは、魚がいたずいう痕跡だけです。氎䞭に溶け出したこの化孊的な手がかりを、生態孊ではキュヌ、あるいはカむロモンず呌びたす。においや味ず考えるずむメヌゞしやすいず思いたす。発信する偎この堎合は魚にずっお埗のない情報が、受け取る偎ボりフラだけに利益をもたらす。だからカむロモンずいう別の名前が぀いおいたす。

結果はどうだったか。コガタアカむ゚カ、アカむ゚カ、ヒトスゞシマカの3皮はいずれも、メダカ氎のほうが掻動性は䜎くなりたした。ここたでは想像どおりです。

面癜いのはその先でした。䜎くなり方が、皮によっおはっきり違ったのです。コガタアカむ゚カずアカむ゚カでは差が倧きく、ヒトスゞシマカでは反応が匱い。同じ「蚊の幌虫」でひずくくりにはできない、ずいう結果でした。


反応の匷さは「どこで育぀皮か」で決たる

この差はどこから来るのか。答えは、それぞれの皮がふだんどんな氎で育っおいるかにありたした。

3皮の生い立ちを䞊べるず、きれいに察応しおいるこずが分かりたす。

コガタアカむ゚カは氎田から発生する蚊です。氎田や甚氎路には小魚がいたす。぀たりこの皮にずっお、魚は䜕䞖代も前から隣り合わせにいる本物の脅嚁でした。アカむ゚カは氎はけの悪いドブや䞋氎で育ちたす。氎田ほどではないけれど、魚が入りうる芏暡の氎域です。反応は䞭間的でした。

䞀方のヒトスゞシマカは、空き猶や受け皿、竹の切り株にたたった氎で育ちたす。そんな小さな氎たたりに、魚が䜏み぀くこずはありたせん。魚を譊戒する必芁がなかった皮は、魚のにおいに反応する仕組みも持たなかった。研究が瀺しおいるのは、そういう進化の筋道です。

この察応関係は、その埌の远詊でも厩れたせんでした。同じ研究では3幎かけお北海道・兵庫・長厎・沖瞄でボりフラを採集し、む゚カ属4皮ずダブカ属2皮の蚈6皮で同じ実隓を行っおいたす。メダカ氎で匷い行動抑制が出るのはむ゚カ属の4皮で、地域を倉えおも結果は倉わりたせんでした。


ボりフラがやめるこず、そしお払う代償

「掻動性が䜎くなる」ずだけ曞くず分かりにくいので、ボりフラが氎䞭で䜕をしおいるかを先に分けおおきたす。同じ著者は、ボりフラの行動を4぀に敎理しおいたす。

  • 採逌底や壁面をなめるように食べる。氎面から離れる必芁がある

  • こし取り採逌氎面近くにぶら䞋がったたた、口のブラシで氎䞭の埮粒子をこし取る

  • 氎泳あの独特の、䜓をくねらせお進む動き

  • 䌑憩氎面で静止し、尟の呌吞管を出しお息をしおいる

倩敵の気配があるずき、ボりフラが遞んだのは氎面近くでの「こし取り採逌」でした。底ぞ降りお動き回るのをやめ、氎面付近でじっずしたたた食べられる方法に切り替える。動きが枛れば、魚に芋぀かる確率も、食べられる確率も䞋がりたす。海倖の研究でも、捕食者のにおいに觊れたボりフラは1時間以内に底での採逌を枛らし、氎面でのろ過摂食ぞ切り替えるこずが報告されおいたす。

ただし、これはタダではありたせん。代償は、䜓の小ささです。底でしっかり食べる時間を削るのだから、圓然ずいえば圓然でしょう。実際、倩敵の気配がある氎では蛹が小さく軜くなるこず、矜化率や発育日数、成虫のサむズが倉わるこずが確かめられおいたす。

ここでも皮差は同じ向きに出たした。む゚カ属では矜化率・発育日数・成虫サむズに違いが出たのに察し、ヒトスゞシマカでは違いが怜出されなかったのです。反応しない皮は、代償も払っおいない。危険のない環境で暮らしおきた皮にずっおは、そのほうが合理的です。

なお、この「動きを抑える」ずいうやり方には別の萜ずし穎もありたす。捕食者のにおいに觊れ続けるず、反応がだんだん薄れおいく。぀たり慣れが生じるずいう研究がありたす。ある実隓では、むトトンボのにおいには早く慣れ、魚のにおいにはもう少しゆっくり慣れ、トンボのダゎのにおいには30時間たっおも慣れなかったず報告されおいたす。危険の質によっお、譊戒を解くたでの時間が違うわけです。


気づいおいるのは幌虫だけではない

ここたでは幌虫の話でした。では、卵を産みに来る芪のほうはどうでしょうか。

同じ著者がゲンゎロりを盞手に行った実隓では、ゲンゎロりを飌育しおいた氎ず氎道氎を䞊べたずき、アカむ゚カのメスは倩敵の気配がするほうを避けお産卵したした。子どもが譊戒する前に、芪が産む堎所を遞んでいるずいうこずです。

海倖でも、魚やむモリの気配を産卵前のメスが怜知しおいるずいう報告がありたす。さらに螏み蟌んで、いわゆる「魚のカむロモン」は魚そのものではなく、魚の䜓衚や呚囲にいる现菌が䜜っおいるのではないか、ずいう問いを立おた研究もありたす。䜕のにおいを嗅いでいるのかは、ただ完党には決着しおいたせん。

飌育者の目線でたずめるず、こうなりたす。

  • メダカ鉢は、産卵の段階ですでに遞ばれにくい芪が避ける

  • 産み぀けられおも、幌虫が動きを抑えるので成長が遅れる

  • そのうえで、メダカに食べられる

3段構えです。「メダカがいるずボりフラが湧かない」ずいう飌育者の実感は、食べられおいるずいう1点だけでは説明しきれない、もう少し厚みのある珟象でした。


メダカ鉢にボりフラが湧くずき、䜕が起きおいるのか

ずはいえ、メダカを飌っおいる人ほど「うちの容噚にボりフラがいた」ずいう経隓があるはずです。矛盟しおいるようですが、いたの3段構えを裏返せば理由は芋えおきたす。

容噚のタむプ別に敎理するず、次のようになりたす。

䞊の2぀ず䞋の2぀で、性栌がはっきり分かれたす。成魚が入っおいる容噚は、においも捕食圧も十分にあっお、ボりフラにずっお割の合わない堎所です。ずころが卵を採ったあずの容噚や、産卵床を浮かべただけのバケツは、氎質ずしおは同じでも魚がいたせん。ヒトスゞシマカにずっお、そこはただの小さな氎たたりです。

針子の容噚はもう少し蟌み入っおいたす。魚はいるので気配はれロではありたせんが、䜓が小さければ育ったボりフラを食べきれたせん。メダカを飌っおいる庭でボりフラが目に぀くずきは、成魚の鉢ではなく、その呚蟺にある魚のいない氎を疑うのが早いず思いたす。

季節の芁因も効きたす。メダカは倉枩動物なので、氎枩が15℃を䞋回るころから逌をほずんど食べなくなりたす。いっぜうヒトスゞシマカの掻動期は、おおむね5月䞭旬から10月䞋旬です。぀たり春先ず晩秋には、蚊はただ動いおいるのにメダカの食欲は萜ちおいる、ずいう時期が生たれたす。捕食に頌りきらないほうがいいのは、この理由からです。


いちばん効くのは、魚がいない小さな氎たたりを消すこず

蚊の察策は、幌虫を叩くか、成虫を叩くかの2本立おです。専門家の講習資料でも、発生源をなくす幌虫察策のほうが、飛んでいる成虫を远いかけるより効率的だずはっきり曞かれおいたす。幌虫は氎の䞭ずいう限られた堎所にいお逃げられたせんが、成虫は空間党䜓に散っおしたうからです。

そしおヒトスゞシマカには、もう1぀倧事な性質がありたす。生掻の範囲がおよそ50メヌトルから100メヌトルしかないこずです。倜に宀内ぞ入っおくるアカむ゚カがもっず広く動き回るのずは察照的に、ヒトスゞシマカは埅ち䌏せ型で、生たれた堎所の近くにずどたりたす。

぀たり、日䞭に庭で刺しおくる蚊は、自宅や近隣のごく近い範囲から出おいる可胜性が高いずいうこずです。裏を返せば、たず自分の敷地の氎を管理するず効果を実感しやすい。庭やベランダで芋盎したいのは、次のあたりです。

  • 怍朚鉢の受け皿氎をためない。たたっおいたらその堎で捚おる

  • じょうろ・バケツ・発泡スチロヌルの空容噚䌏せお眮く

  • 雚どい・偎溝・雚氎桝詰たったごみを取り陀く

  • 叀タむダ・ブルヌシヌトのくがみ凊分するか、氎がたたらないよう穎をあける

  • メダカの空き容噚・䜿っおいないトロ舟䌏せるか、氎を抜く

もう1぀、メダカを飌っおいる人にこそ知っおおいおほしい泚意がありたす。家庭甚殺虫剀に広く䜿われおいるピレスロむド系の成分は、魚に察する毒性が高いずいう点です。囜の察応マニュアルでも、池や氎槜の近くで散垃するずきは、薬剀の粒子が氎面に盎接萜ちないよう泚意するようにず明蚘されおいたす。庭で蚊よけスプレヌや殺虫剀を䜿うなら、颚向きずメダカ鉢の䜍眮を必ず確かめおください。


魚に反応しない皮ほど、分垃を広げおいる

ここたでの話には、少し萜ち着かない含みがありたす。魚の気配を無芖する唯䞀の皮が、日本でいちばん人を刺しおいるヒトスゞシマカだずいう点です。デング熱やゞカ熱を媒介するのもこの皮で、2014幎に郜内で起きたデング熱の流行では162人の囜内感染䟋が出たした。

そのヒトスゞシマカは、いた北ぞ分垃を広げおいたす。囜立感染症研究所珟・囜立健康危機管理研究機構の察応マニュアルは、幌虫の生息地が幎平均気枩11℃以䞊の地域ず䞀臎しおいるず述べおいたす。北限は1948幎ごろには栃朚県北郚でしたが、2015幎に青森県ぞの䟵入が確認され、北海道を陀く党郜府県で定着が確認されたした。

では、その11℃ずいう線は30幎でどれだけ動いたのか。気象庁の芳枬デヌタから、私のほうで数えおみたした。1981幎から1995幎の15幎平均ず、2011幎から2025幎の15幎平均を、同じ芳枬地点どうしで比べおいたす芳枬所の移転を含む地点は陀き、770地点が察象。

770地点党䜓では、幎平均気枩の䞊がり幅は䞭倮倀で1.03℃でした。そしお幎平均気枩11℃以䞊の地点は467から535ぞ増え、新たに超えたのが68地点、逆に11℃を割り蟌んだ地点は1぀もありたせん。割合でいえば、察象地点の60.6%から69.5%ぞ広がったこずになりたす。

新たに超えた68地点は、性栌が2぀に分かれたす。1぀は東北地方の平地で、岩手14・秋田10・宮城7・青森6・山圢5・犏島5の合蚈47地点。もう1぀は本州内陞の暙高が高い堎所で、長野7・岐阜4・山梚2・矀銬1などが䞊びたす。䞊の衚で青森や盛岡ず、河口湖や諏蚪が同じ偎に䞊んでいるのは、北ぞ広がる動きず、山あいの高いずころぞせり䞊がる動きが同時に起きおいるからです。

ずくに笊合がはっきりしおいるのが青森県です。感染症研究所の報告は、2015幎時点で幎間平均気枩11℃以䞊だった地域ずしお青森垂内・五所川原地域・八戞垂呚蟺の3぀を挙げ、実際にこの幎、青森枯ず八戞枯で幌虫が初めお捕獲されたした。私の集蚈では、2011幎から2025幎の平均で、この3か所に加えお匘前・深浊・鰺ケ沢も11℃を超えおいたす。気枩ずいう条件だけで芋れば、県内で満たす範囲は圓時より広がっおいたす。

季節のほうにも動きが出おいたす。同じマニュアルによれば、東京の定点調査で成虫の密床がピヌクを迎えるのは2003幎から2013幎の平均では8月䞊旬でしたが、2014幎以降のピヌクは幎による散らばりが倧きく、平均するず玄1か月遅くなっおいるず指摘されおいたす。倏の終わりに油断できなくなっおいる、ずいうこずです。

ただし、11℃を超えたからそこに必ず定着する、ずいう単玔な話ではありたせん。越冬できる環境、産卵に䜿える小さな氎たたりの倚さ、人やものの動きに乗っお運ばれおくるかどうか。分垃はいく぀もの条件で決たりたす。この数字は「気枩ずいう1぀の条件が、この30幎でどちらぞ動いたか」を瀺すものずしお読んでください。


「魚を入れお駆陀」でやっおはいけないこず

ここたで読むず、「じゃあ庭の氎たたりに魚を入れればいい」ず考えたくなるかもしれたせん。ここは泚意が芁る堎所です。

歎史的な倱敗䟋がありたす。カダダシずいう北アメリカ原産の魚は、1916幎に蚊の幌虫を退治する目的で日本ぞ持ち蟌たれ、各地に攟されたした。名前からしお「蚊を絶やす」です。ずころが繁殖力が匷く環境ぞの適応も広いため、氎路を通じお分垃を広げ、圚来のメダカの生息地を奪う結果になりたした。カダダシは2006幎に特定倖来生物に指定され、いたは飌育も運搬も攟流も原則ずしお犁止されおいたす。

このこずは、生き物を䜿った察策の性栌そのものを衚しおいたす。害虫防陀の教科曞的な敎理でも、生物的察策の長所が「察象を絞っお駆陀できるかもしれない」であるのに察し、短所ははっきり生態系の撹乱ず曞かれたす。効くかどうか以前に、埌戻りできない副䜜甚があるずいうこずです。

飌育者ずしお守りたい線を、はっきり曞いおおきたす。

  • 飌っおいるメダカを、川・池・氎路・田んが・公園や孊校の池に攟さない。理由は蚊ずは別で、遺䌝的な地域集団の撹乱です

  • 環境省は、メダカが日本各地で別々の地域集団に分かれおいるこず、生息地の違うメダカを攟すず亀雑しお䜕䞇幎もかけお圢成された地域ごずの倚様性が倱われるこずを繰り返し説明しおいたす

  • しかもその加害の倚くは、悪意ではなく「増やしおあげたい」ずいう善意の掻動から起きたず蚘録されおいたす

  • 察象は川だけではありたせん。公園や神瀟の池、調敎池、甚氎路、他人のビオトヌプも同じです

蚊を枛らしたいなら、魚を増やすのではなく、氎を枛らすのが正解です。メダカは、あくたで自分の管理䞋にある容噚の䞭で、結果ずしお蚊を抑えおくれる存圚ず考えおください。


芪子でできる芳察汲み眮き氎ずメダカ氎を比べおみる

この実隓のいいずころは、特別な装眮が䜕もいらないこずです。もずもず高校の理科教材にするために組み立おられた芳察で、高校生・倧孊生・珟職の教員が実斜しおも同じ結果が出るこずが確かめられおいたす。倏䌑みの自由研究にも向きたす。

倧たかな流れはこうです。

  • æ°Žã‚’2皮類぀くるメダカを数日泳がせた容噚から氎だけを取るメダカ氎同じ氎道氎を同じ日数だけ汲み眮く察照

  • ボりフラを集める屋倖に氎を匵った容噚を眮いおおくず、数日で産み぀けられる。倧きめの容噚にはむ゚カ属、小さな容噚にはダブカ類が来やすい

  • 同じ圢の容噚に、同じ氎量・同じ数のボりフラを入れる

  • 䞀定時間ごずに、氎面から離れお動いおいる個䜓が䜕匹いるかを数える

  • メダカ氎ず察照で、その数を比べる

芳察のポむントは、動いおいるかどうかを数えるだけずいう点にありたす。「よく動く」「あたり動かない」ずいった印象ではなく、数字にしお初めお差が芋えたす。子どもず䞀緒にやるなら、ここを䞁寧にやるほど結果が安定したす。

最埌に3぀だけ泚意を。矜化させおしたわないよう、芳察が終わったボりフラは屋倖の氎に戻さないこず。容噚は蓋のできるものを䜿い、期間䞭は宀内に眮きっぱなしにしないこず。そしお、集めるボりフラは自分の敷地内で発生したものを䜿うこずです。


たずめ

  • ボりフラは、魚の姿を芋なくおも氎に残ったにおいだけで魚の存圚を察知し、動きを抑える

  • 反応の匷さは皮によっお違い、氎田で育぀コガタアカむ゚カは匷く、小さな容噚で育぀ヒトスゞシマカはほずんど反応しない。ふだん魚ず出䌚うかどうかが分かれ目

  • 動きを抑えるこずには代償があり、成虫が小さくなる。反応しない皮は、その代償も払っおいない

  • メダカ鉢でボりフラを芋ないのは、食べられおいるだけでなく、芪が産みに来にくく、幌虫も育ちにくいから

  • ただし針子の容噚・産卵床だけのバケツ・鉢の受け皿は別。庭でボりフラが目に぀くずきは、魚のいない氎を先に疑う

  • ヒトスゞシマカの生掻範囲は50メヌトルから100メヌトル。日䞭に庭で刺す蚊は、自宅や近隣のごく近い範囲から出おいる可胜性が高い

  • そのヒトスゞシマカは分垃を広げおいお、生息地ず䞀臎するずされる幎平均気枩11℃以䞊の地点は、この30幎で467地点から535地点ぞ増えた䞋回った地点はれロ

魚の気配で行動を倉えられる蚊は、人の暮らしからいちばん遠いずころで育぀皮でした。逆に、私たちのすぐそばで増えおいる皮は、魚のにおいを気にしたせん。メダカに任せられる範囲ず、任せられない範囲がある。今回の研究から持ち垰りたいのは、この線匕きだず思いたす。

今週末、庭やベランダの受け皿を1床ひっくり返しおみおください。メダカ鉢の氎を替えるより、そちらのほうが効きたす。


出兞

  • 倧庭䌞也2019「理科教材化に向けたボりフラの捕食回避行動の芳察」日本生態孊䌚誌 69å·»2号 p.111-117

https://www.jstage.jst.go.jp/article/seitai/69/2/69_111/_article/-char/ja/

  • 倧庭䌞也「身近な昆虫を利甚した行動芳察法の確立ボりフラの捕食回避行動に着目しお」科孊研究費 16K12766 研究成果報告曞および各幎床報告曞

https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-16K12766/

  • 倧庭䌞也2018「ボりフラの䞍動は捕食回避に圹立぀か 捕食回避行動のコストずベネフィット」環境管理技術 36å·»3号 p.89-94

https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201802260814786152

  • 囜立感染症研究所 昆虫医科孊郚「デング熱・チクングニア熱・ゞカりむルス感染症等の媒介蚊ヒトスゞシマカの察策 緊急時の察応マニュアル」什和元幎10月24日改蚂

https://id-info.jihs.go.jp/niid/images/ent/2019/manalbo20191024.pdf

  • 前川芳秀ほか「ヒトスゞシマカの分垃域拡倧に぀いお」IASR Vol.41 p92-932020幎6月号囜立健康危機管理研究機構

https://id-info.jihs.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/9694-484r02.html

  • 橋本知幞「蚊の生態ず防陀」什和7幎床 東京郜健康安党研究センタヌ 環境保健衛生講習䌚 講挔資料2025幎6月18日

https://www.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/files/kj_kankyo/mosq/mosq_kousyuukai/0f25cb5aa511806ae98c78ac3cf2b6ad.pdf

  • 倧阪府 藀井寺保健所「蚊の発生防止に぀いお」

https://www.pref.osaka.lg.jp/o100160/fujiiderahoken/n-kanei/mosquito.html

  • 環境省 九州地方環境事務所「特定倖来生物『カダダシ』」

https://kyushu.env.go.jp/blog/2016/09/post-231.html

  • 環境省「生息域倖保党 取り組み事䟋・メダカ」環境省 䞭囜四囜地方環境事務所「あなたが飌っおいる魚を攟流しないでください」

  • 幎平均気枩は、気象庁「過去の気象デヌタ・ダりンロヌド」の芳枬倀から独自に算出1981-1995幎ず2011-2025幎の各15幎平均。12か月そろった幎のみ採甚し、移転を含む地点を陀いた770地点が察象

※海倖の関連研究ずしお、捕食者のにおいに察するボりフラの摂食様匏の倉化Journal of Medical Entomology, 2014、慣れの生じ方Journal of Vector Ecology, 2014、魚のカむロモンによる成長抑制Aquatic Sciences, 2015を参照したした。

#ボりフラ #メダカ #ビオトヌプ #蚊察策 #ヒトスゞシマカ #自由研究 #生き物芳察 #ガヌデニング #気象デヌタ #倏の暮らし


いいなず思ったら応揎しよう

気象予報士パパの自然研究所怍物ずメダカず倩気 蚘事が圹立った、自然研究所を応揎したいず思っおいただけたら、チップで支えおいただけるずうれしいです。いただいた応揎は、次の蚘事や怜蚌、無料ツヌル・動画の制䜜ず改善に還元し、NatureWxLabを長く育おる力にしたす。