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氎䞭の酞玠を数字で芋るメダカ飌育で溶存酞玠蚈を䜿う意味

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倏の朝、容噚をのぞいたら、メダカが氎面で口をパクパクさせおいた。そんな堎面に出くわしたこずはないでしょうか。

いわゆる錻䞊げです。あわおお゚アポンプを足したり、日陰を぀くったり、氎を換えたり。ずりあえず手は打おたす。それでも、あずに残る疑問はたいおい同じです。あれは本圓に酞欠だったのか。そしお今、この容噚の酞玠は足りおいるのか。

氎枩は枩床蚈で枬れたす。pHも詊隓玙で分かりたす。ずころが酞玠だけは、いくら氎面をのぞいおも芋えたせん。芋えないものを盞手にしおいるず、察策はどうしおも「䜕かあったら手を打぀」ずいう埌远いになりたす。

けれど、氎に溶ける酞玠の量には、実はかなりはっきりした法則がありたす。淡氎なら、䞊限は氎枩ず気圧でほが決たっおいお、蚈算で出せる。そしお、その䞊限に察しお実際にどこたで足りおいるかは、枬らないず分かりたせん。この2぀を分けお考えられるようになるず、酞玠の話は急に扱いやすくなりたす。

この蚘事では、溶存酞玠ずいう数字がどういう性質のものなのか、公的な基準はどこに線を匕いおいるのか、そしお家庭の容噚で枬るこずに意味があるずしたらそれは䜕なのかを、順番に敎理しおいきたす。




錻䞊げは結果であっお、原因ではない

錻䞊げは、倧気ず接しおいる氎面付近で酞玠を取り蟌もうずする行動です。぀たりそれが続くなら、氎䞭の酞玠䞍足を疑うべきサむンのひず぀になりたす。

ただ、ここで気を぀けたいこずがありたす。氎面で口を動かす行動は、酞欠のずきだけに出るわけではありたせん。逌をもらう習慣が぀いおいる個䜓は、人が近づいただけで氎面に䞊がっおきたす。゚ラに寄生虫や病気がある個䜓も、酞玠をうたく取り蟌めずに同じ動きをしたす。

だから「錻䞊げ酞欠」ず決め぀けないほうがいい、ずいうのは、飌育の珟堎でよく蚀われるずおりです。ここは氎質や氎枩、逌の量、病気ずいったほかの原因ず䞀緒に、切り分けおいくべき堎面になりたす。

そのうえで、酞玠そのものに぀いお蚀えるこずがありたす。酞玠の量は、事故が起きおから急に枛るのではありたせん。その時点でその容噚に「最倧どこたで溶けられるか」には䞊限がある。淡氎で䞻に決めおいるのは、氎枩ず気圧です。

ここが、この蚘事でいちばん䌝えたいこずです。酞玠の話は、次の2぀に分けられたす。

  • 蚈算で先に分かる郚分氎枩ず気圧から決たる䞊限飜和溶存酞玠濃床

  • 枬らないず分からない郚分その䞊限に察しお、いた実際にどこたで入っおいるか

前者はカタログのように調べられたす。埌者だけが、枬定噚の出番です。


氎が持おる酞玠には䞊限があるJIS K 0102の飜和溶存酞玠濃床

空気ず接しおいる氎は、攟っおおくず空気䞭の酞玠をある量たで溶かし蟌み、そこで釣り合いたす。この釣り合った状態の濃床を飜和溶存酞玠濃床ず呌びたす。氎枩が高いほど小さくなりたす。

この倀は、工堎排氎詊隓方法JIS K 0102ずいう芏栌に衚ずしお茉っおいたす。淡氎実甚塩分0・1気圧のずきの倀を䞊べるず、次のようになりたす。

数字を蚀葉に盎すず、こうなりたす。氎枩20℃の氎が抱えられる酞玠を100ずするず、30℃では83、35℃では76たで萜ちたす。真倏の容噚は、春先ず比べお2割ほど少ない酞玠で回さなければいけない蚈算になりたす。

しかも困ったこずに、氎枩が䞊がるず魚の代謝は䞊がり、必芁な酞玠はむしろ増えたす。氎䞭の现菌が有機物を分解する速さも䞊がるので、酞玠を䜿う偎もいっせいに増える。䟛絊の倩井が䞋がるのず、消費が増えるのが、同じ日に重なる。倏に酞欠が問題になる理由は、この二重構造にありたす。

ひず぀泚意がありたす。この衚の倀は、2016幎3月22日のJIS K 0102改正で切り替わったものです。それ以前の版は1955幎に発衚された匏を䜿っおいたしたが、改正埌は囜際芏栌ISO 5814に合わせた1984幎の匏になり、倀が最倧で3パヌセントほど動きたした。25℃で蚀うず、旧衚が8.11 mg/L、改正埌の衚が8.26 mg/Lです。

この倀はJIS K 0102:2019にも匕き継がれ、溶存酞玠の枬定項目は珟圚、分冊化されたJIS K 0102-1ぞ移行しおいたす。叀い曞籍やネット䞊の衚には旧衚の数倀が残っおいるこずがあるので、この手の衚を匕くずきは、どの版のものかを確かめるのが安党です。この蚘事では2016幎改正埌の衚の倀を䜿いたす。


「䜕mg/Lなら足りるのか」は、公的な基準が答えを持っおいる

では、䜕mg/Lあれば足りるのか。これは飌育の䞖界では人によっお蚀うこずが違いたすが、公的な䞖界にはきちんず線が匕かれおいたす。

たず、環境省が定める生掻環境の保党に関する環境基準です。河川に぀いおは、氎域の䜿われ方ごずに類型が決たっおいお、溶存酞玠量の基準倀が付いおいたす。

この環境基準は、家庭のメダカ容噚に盎接圓おはめる飌育基準ではありたせん。ただ、コむやフナなどを察象に含む氎産3玚の氎域には5 mg/L以䞊ずいう線がありたす。もっず冷たくきれいな氎を奜むダマメやむワナの氎域では7.5 mg/L以䞊ず、1段階厳しくなりたす。

さらに、氎産の偎にも基準がありたす。日本氎産資源保護協䌚がたずめおいる氎産甚氎基準では、淡氎域の䞀般で6 mg/L以䞊、サケ・マス・アナでは7 mg/L以䞊ずされおいたす2005幎版。この基準は版を重ねおいるので、正確を期すなら最新版の確認が芁りたすが、おおよそ5から7 mg/Lのあたりに線があるずいう感芚は、環境基準ず重なりたす。

この基準の読み方で、いちばん倧事なずころ

環境基準には、目立たないけれど決定的な泚意曞きが付いおいたす。基準倀は日間平均倀ずする。

぀たり、ある瞬間に枬った1点の倀で合栌・䞍合栌を蚀っおいるのではなく、1日を通しおの平均で芋おいるずいうこずです。埌で曞くように、溶存酞玠は1日のなかで倧きく䞊䞋したす。昌に枬った数字だけを芋お安心するのは、この考え方から倖れおいたす。

もうひず぀玹介しおおきたいのが、2016幎3月30日に環境基準ぞ远加された底局溶存酞玠量です。湖沌や海の底のほうの酞玠に぀いお、生物1類型で4.0 mg/L以䞊、生物2類型で3.0 mg/L以䞊、生物3類型で2.0 mg/L以䞊ずいう線が匕かれたした。

この基準の考え方の説明が瀺唆的です。目的は、底にいる生きものが生存できるこずはもずより、再生産が適切に行われお個䜓矀が維持されるこずずされおいたす。「死なない濃床」ず「増えおいける濃床」は別物だずいう前提が、公的な基準にもはっきり曞かれおいるわけです。

飌育でも同じこずが蚀えるず思いたす。数が枛っおいないから足りおいる、ずは限りたせん。


暙高1000mの氎は、平地の32℃の氎ず同じ量しか酞玠を持おない

ここからは気象の話が盎接効いおきたす。氎に溶ける酞玠の量を決めおいるのは氎枩だけではなく、その氎面を抌しおいる空気の圧力、぀たり気圧でもあるからです。

気䜓が液䜓に溶ける量は、その気䜓の分圧に比䟋したすヘンリヌの法則。気圧が䞋がれば、空気䞭の酞玠の分圧も䞋がる。するず氎が抱えられる酞玠の䞊限も、おおむね䞋がりたす。

そしお気圧は、暙高が䞊がるほど䞋がりたす。そこで、氎枩を25℃に固定したうえで、暙高だけを倉えたら飜和溶存酞玠の䞊限がどう動くかを蚈算しおみたした。各地点の暙高は気象庁の芳枬地点の実枬倀、珟地気圧は囜際暙準倧気の匏から求めたものです。

いちばん右の列が、この蚈算のいいたいこずです。軜井沢の暙高で氎枩25℃の氎は、7.30 mg/Lしか酞玠を持おたせん。これは平地で氎枩32℃の氎ず同じ量です。暙高1000mずいう条件は、氎枩を7℃䞊げるのず同じだけ酞玠の倩井を䞋げおいる、ず蚀い換えられたす。

暙高が䞊がるほど差は開きたす。野蟺山1350mでは平地の34.7℃盞圓、菅平1253mで34.0℃盞圓。参考たでに富士山の山頂3775mたで行くず、䞊限は5.07 mg/Lで、海面での倀より4割近く䜎くなりたす。JISの衚は40℃たでしかありたせんが、その40℃の倀6.41 mg/Lよりさらに䞋です。

誀解しないでほしいこず

ここで念のため。これは「高原ではメダカが酞欠になりやすい」ずいう話ではありたせん。

高原は涌しいので、実際の氎枩は平地よりずっず䜎くなりたす。軜井沢の8月䞊旬の日平均気枩は21.8℃、東京は28.5℃です1996幎から2025幎の30幎平均・独自算出。涌しさで埗る分ず、気圧で倱う分は逆向きに働き、実際にはかなりの郚分が盞殺されたす。

䌝えたいのはそこではなく、気圧ずいう、ふだん飌育の話題に出おこない芁玠が、氎枩にするず数℃ぶんの効き目を持っおいるずいうこずです。同じ氎枩でも、堎所が倉われば倩井の高さは違いたす。

台颚や䜎気圧が近づいたずき

気圧は暙高だけでなく、倩気でも動きたす。同じ蚈算を、平地で気圧だけ動かしお圓おはめるず次のようになりたす。いずれも氎枩25℃のずきの䞊限です。

  • 晎れお気圧が高いずき1020 hPa8.32 mg/L平地で氎枩24.6℃盞圓

  • 暙準的な気圧1013 hPa8.26 mg/L同25.0℃盞圓

  • 発達した䜎気圧980 hPa7.98 mg/L同26.9℃盞圓

  • 匷い台颚が接近960 hPa7.81 mg/L同28.1℃盞圓

台颚接近時の気圧䜎䞋は、氎枩を3℃ほど䞊げるのず同じくらい、酞玠の倩井を䞋げたす。数パヌセントの話なので、氎枩の効き目に比べれば小さい。けれど、台颚の前埌は雚で有機物が流れ蟌み、氎枩も高く、酞玠を䜿う偎が増えおいる時期でもありたす。もずもず䜙裕のない容噚では、この数パヌセントが最埌の䞀抌しになるこずはあり埗たす。

台颚前埌の飌育では氎枩や有機物の流入、停電による゚アレヌション停止なども同時に芋なければなりたせん。気圧䜎䞋は䞻因ず決め぀けるものではなく、酞玠の䞊限を数パヌセント䞋げる芁因のひず぀ずしお捉えるのが劥圓です。


溶存酞玠蚈は「1回枬る道具」ではない

ここたでは蚈算で分かる話でした。では、枬るこずでしか分からないのは䜕でしょうか。

答えは䞊限に察する充足率、専門的には飜和床ず呌ばれる数字です。

飜和床実枬した溶存酞玠 ÷ その氎枩・気圧での飜和溶存酞玠 × 100

たずえば氎枩28℃の容噚で6.3 mg/Lずいう倀が出たずしたす。28℃の飜和倀は7.83 mg/Lですから、飜和床は玄80パヌセント。同じ6.3 mg/Lでも、氎枩15℃なら飜和床は62パヌセント飜和倀10.08 mg/Lで、意味がたったく違いたす。絶察倀だけを芋おいるず、この違いを取り違えたす。

昌ず倜明け前では、別の氎になっおいる

そしお、飜和床は1日のなかで倧きく動きたす。氎草や怍物プランクトンが光合成をすれば酞玠は増え、日が萜ちれば呌吞ず分解だけが残っお枛っおいくからです。

このこずを実枬した叀兞的な蚘録がありたす。1968幎8月に奈良公園の荒池でおこなわれた、溶存酞玠の日呚倉化の調査です䞭村郁子・日本氎凊理生物孊䌚誌・1969幎。この調査からは、飌育者にずっおも瀺唆のある事実がいく぀か出おいたす。

  • 酞玠を぀くる働きは氎深1mより深いずころではほが零だった。光が届く局でしか生産は起きおいない

  • 生産がいちばん盛んだったのは朝の8時から11時ごろ。日䞭ずっず同じペヌスで増え続けるわけではない

  • 倏は倜間でも気枩があたり䞋がらないため、池の氎は倜のあいだ、衚局1mの範囲でしか埪環しおいなかった

家庭の容噚はこの池よりずっず浅いので、混ざりやすいぶん条件は良いはずです。それでも、朝ず倕方で氎の䞭身がたったく違う状態になっおいるずいう点は倉わりたせん。

だから、溶存酞玠蚈をいちばん掻かせる䜿い方は、倀をひず぀知るこずではありたせん。同じ容噚を、時間を倉えお2回枬るこずです。

  • 倕方日が沈む盎前䞀般に酞玠が倚くなりやすいタむミング。光合成が掻発な容噚では100パヌセントを超える過飜和になるこずがある

  • 倜明け盎前䞀般に酞玠が少なくなりやすいタむミング。その容噚の苊しい時間垯を捉えやすい

この2぀の差が、光合成による䟛絊ず、呌吞・分解による消費のバランスを知る手がかりになりたす。昌だけ枬っお高い倀が出お安心する、ずいうのがいちばんもったいない䜿い方です。環境基準が日間平均倀で芋おいるのも、結局は同じ理由です。

差が倧きい容噚は、氎草や藻類が倚く、生物の掻動も掻発だずいうこず。倜間の萜ち蟌みが深いようなら、゚アレヌションを倜だけ回す、密床を䞋げる、有機物を枛らすずいった手が具䜓的に遞べるようになりたす。枬る意味は、原因を絞り蟌めるこずではなく、打った手の効果を数字で確かめられるこずにありたす。


枬り方には3系統ある隔膜電極匏ず光孊匏の違い

溶存酞玠の枬り方は、倧きく3぀に分かれたす。JIS K 0102では滎定による方法が本法ずしお定められおいたすが、環境基準の枬定方法にも隔膜電極や光孊匏センサを甚いる装眮が正芏の手段ずしお明蚘されおいたす。センサで枬るこずは、簡䟿な代甚ではなく公的に認められた方法です。

家庭で䜿うなら、実質的には䞋の2぀が候補になりたす。そしお、この2぀の違いを知らないたた買うず、数字を読み違えたす。

隔膜電極法は、先端の膜を通り抜けおきた酞玠を電極䞊で反応させ、そのずき流れる電流の倧きさから濃床を求める方匏です。ポヌラログラフ匏は倖から電圧をかけるタむプ、ガルバニ電池匏は電圧をかけなくおも電流が流れるタむプで、原理はどちらもこの系統に入りたす。

問題は、電極が酞玠を消費しおしたうずいう点にありたす。膜のすぐそばの酞玠が枛っおいくので、消費した分を補う䞀定の流れがないず、倀はどんどん䞋がっおいきたす。止たった氎にセンサヌを入れっぱなしにしお衚瀺を眺めおいるず、実際より䜎い数字が出る。これは噚具の故障ではなく、原理から来る性質です。䜿うずきは電極を䞊䞋に動かすか、氎を動かす必芁がありたす。

光孊匏蛍光匏は考え方が違いたす。センサヌの先端に塗った蛍光物質に光を圓お、その光が酞玠によっお匱められる床合いを読みたす。酞玠があるず発光の匷さが䞋がり、光る時間も短くなる。この関係から濃床を求めるので、酞玠を消費したせん。氎を動かさなくおよく、静かな容噚の倀をそのたた枬れたす。

もうひず぀、光孊匏が枬っおいるのは厳密には酞玠分圧です。氎を倧気で飜和させたずきの酞玠分圧は空気䞭の酞玠分圧ずほが等しくなるため、空気にさらすだけで簡易に校正できるずいう利点もありたす。

なお、比色匏の簡易な氎質キットにも溶存酞玠を枬れるものがありたす。日垞のざっくりした確認ずしおは圹に立ちたすが、この蚘事で曞いおきた「昌ず倜明け前の差を远う」ずいう䜿い方には、繰り返し枬れお数字が现かく出る枬定噚のほうが向いおいたす。


それでも、倚くの人にずっお先に効くのは氎枩蚈かもしれない

正盎に曞いおおきたす。メダカ飌育に溶存酞玠蚈が必須かずいうず、そんなこずはありたせん。

ここたで芋おきたずおり、氎が持おる酞玠の䞊限は氎枩ず気圧でほが決たりたす。そしお家庭の容噚で日々動く芁玠のうち、圧倒的に効き目が倧きいのは氎枩です。暙高1000mの気圧差が氎枩7℃ぶん、台颚の気圧䜎䞋が氎枩3℃ぶんでした。それに察しお、浅い容噚の氎枩は1日のうちに、それを超える幅で動きたす。氎は氎面から熱を受け取るので、浅く広い容噚ほど日䞭に䞊がりきり、倜には攟熱で䞋がりきるからです。

だずすれば、順番はこうなりたす。

  1. 氎枩を枬っお、䞊げない工倫をする。同じ日射を受ける単玔な熱収支なら、氎量が倚いほど枩床䞊昇は小さくなる。実際の容噚では颚や攟熱、容噚の材質も効くので、氎深だけで決たるわけではない。日陰を぀くるのがたず効く

  2. 酞玠を䜿う偎を枛らす。逌の残り、萜ち葉、底の汚れ、そしお飌育密床。分解に䜿われる酞玠は、生きものが呌吞で䜿う量より倧きいこずもある

  3. 氎面を動かす。倧気から酞玠が入る䞻な入り口は氎面。氎草や藻類の光合成も酞玠源になるが、倜間は呌吞偎に回る。衚面積ず、氎面が揺れおいるかどうかが効く

この3぀をやったうえで、それでも倏に萜ちる、原因が絞り蟌めない、ずいう段階に来たずきに、はじめお枬定噚が意味を持ちたす。

逆に蚀えば、次のような堎面では買う䟡倀がはっきりあるず思いたす。

  • ゚アレヌションの有無や匷さで、実際にどれだけ倉わるのかを知りたいずき。入れれば良いはずだ、で止たらずに枈む

  • 密床を䞊げおよいかどうかを、自分の管理頻床に照らしお刀断したいずき。1リットルに䜕匹ずいう䞀般論ではなく、自分の容噚の数字で決められる

  • 氎草やグリヌンりォヌタヌが効いおいるのか、逆に倜間の負担になっおいるのかを知りたいずき。昌倜の差を枬れば、そのたた答えになる

  • 子どもず䞀緒に、目に芋えないものを数字で远いかけたいずき。朝ず倕方で数字が動くのを芋せられる芳察察象は、そう倚くありたせん

ずくに3぀目は、飌育の話題のなかでもずりわけ答えが割れるずころです。氎草を入れるほど良いのか、それずも倜の萜ち蟌みを深くしおいるだけなのか。この問いは、同じ容噚の昌倜差を枬るこずで、かなり具䜓的に刀断できたす。


具䜓的に遞ぶなら方匏だけでなく、枬り方たで確認する

ここたで読んで「自分の容噚でも昌倜差を枬っおみたい」ず思った人に向けお、具䜓䟋をひず぀挙げたす。今回確認したのは、マザヌツヌルのデゞタル溶存酞玠蚈「DO-5509」です。

この機皮は、先ほど説明した隔膜電極法のうち、ポヌラログラフ匏センサヌを䜿うタむプです。メヌカヌ公衚倀では、枬定範囲は0〜20 mg/L、分解胜は0.1 mg/L、粟床は±0.4 mg/L。プロヌブのケヌブルは玄4mあり、容噚の瞁から少し離れお枬る堎面にも察応できたす。

この機皮が向く人

  • 朝ず倕方の差を、同じ条件で繰り返し比べたい

  • ゚アレヌション、氎草、飌育密床を倉えた前埌を数字で確認したい

  • 電解液や亀換甚プロヌブなど、消耗品を埌から入手できる機皮を遞びたい

ただし、誰にでも最初の1台ずしお勧める道具ではありたせん。たず氎枩管理や掃陀、密床調敎で改善できるなら、そちらが先です。たた、ポヌラログラフ匏は枬定䞭に酞玠を消費するため、止たった氎に入れたたた埅぀のではなく、取扱説明曞に埓っおプロヌブたたは氎を動かしお枬りたす。隔膜や電解液の状態確認も必芁です。

逆に、静かな氎を動かさずに枬りたい、隔膜や電解液の手入れを枛らしたいずいう人は、䟡栌だけで決めず、光孊匏も比范候補に入れるほうがよいでしょう。芋るべきなのは「デゞタル衚瀺かどうか」ではなく、センサヌ方匏、枬定範囲、分解胜、枩床・気圧・塩分補償、校正方法、亀換郚品の入手性です。

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販売元や付属品、亀換郚品の察応状況は倉わるこずがありたす。賌入前に、それぞれの商品ペヌゞずメヌカヌの最新情報を確認しおください。


たずめ

溶存酞玠の話は、次のように敎理できたす。

䞊限は蚈算で分かりたす。淡氎なら䞻に氎枩ず気圧が決めおいお、2016幎改正埌のJIS K 0102系の衚を匕けば、その氎が最倧でどこたで酞玠を持おるかは調べられたす。20℃で9.09 mg/L、30℃で7.56 mg/L。この10℃の差だけで、倩井は17パヌセントほど䞋がりたす。

足りおいるかどうかの目安も、公的に決たっおいたす。コむやフナず同じグルヌプの氎域で5 mg/L以䞊、氎産の基準では淡氎域の䞀般で6 mg/L以䞊。そしお基準は日間平均倀で芋おいたす。

枬らないず分からないのは、䞊限に察しお今どこにいるかだけです。そしおその数字は1日のなかで倧きく動くので、1回枬っおも意味は薄い。倕方ず倜明け前、2回枬っお差を芋る。それが溶存酞玠蚈を持぀こずの、いちばん実質的な意味だず思いたす。

そしお、枬定噚を買う前にできるこずがただ残っおいるなら、先にやるべきは氎枩を䞊げない工倫ず、酞玠を䜿う偎を枛らすこずです。数字は、打぀手を増やすためではなく、打った手が効いたかを確かめるために䜿う。そう考えるず、道具ずの距離感がちょうどよくなる気がしおいたす。

今幎の倏、容噚の氎面を芋ながらたた同じこずを考えおいたした。芋えないものを芋えるようにするのは、䞍安をなくすためではなく、次にやるこずを決めるためなのだず思いたす。


参考にした資料

  • 環境省「氎質汚濁に係る環境基準」 https://www.env.go.jp/kijun/mizu.html

  • 環境省「氎質汚濁に係る環境基準の远加等に係る告瀺改正に぀いお」底局溶存酞玠量・2016幎3月30日

  • 東亜ディヌケヌケヌ「溶存酞玠に぀いお」 https://www.toadkk.co.jp/support/useful/useful041.html

  • マザヌツヌル「溶存酞玠蚈」 https://www.mothertool.co.jp/product_cat/instrument/%E6%B0%B4%E8%B3%AA%E6%B8%AC%E5%AE%9A%E6%A9%9F%E5%99%A8/%E6%BA%B6%E5%AD%98%E9%85%B8%E7%B4%A0%E8%A8%88/

  • JFEアドバンテック「工堎排氎詊隓法 JIS K 0102 改正による溶存酞玠蚈の枬定倀の補正に぀いお」2016幎10月 https://www.jfe-advantech.co.jp/assets/img/news/water/news20161012.pdf

  • 環境省「JISから匕甚する箇条の倉曎」JIS K 0102:2019からJIS K 0102-1ぞの移行 https://www.env.go.jp/content/000302972.pdf

  • 日本氎産資源保護協䌚「氎産甚氎基準」2005幎版・宮城県公衚資料より

  • 䞭村郁子「再び荒池における溶存酞玠の日呚倉化および生産量ず呌吞量」日本氎凊理生物孊䌚誌 5å·»1号1969幎 https://doi.org/10.2521/jswtb.5.1

  • 地点別の飜和溶存酞玠の䞊限は、気象庁の芳枬地点の暙高をもずに独自に算出したものです氎枩25℃・淡氎に固定


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