見出し画像

10年に一度読み返したくなる本・海外厳選5作品!

昨日あげた記事で「10年に一度読み返す本リスト」ということに触れたら、俄然それについて語りたくなった。
そこで2回にわたって紹介したい。今回は私が10年に一回は読み返す海外の5作品。

それではさっそくvamoooos!(3400字)


1.モンテ・クリスト伯(アレクサンドル デュマ)

本名、エドモン・ダンテス。マルセイユの前途有望な船乗りだった彼は、知人たちの陰謀から無実の罪で捕えられ、14年間の牢獄生活を送る。脱獄を果たし、莫大な財宝を手に入れたダンテスは、モンテ・クリスト伯と名乗ってパリの社交界に登場し、壮大な復讐劇を開始する…。

Amazon 本作品ページ商品説明より抜粋

「俺がエドモン・ダンテスだ!」
くうう〜、これぞ THE KING OF 物語
エンタメ小説の全ての要素がぶち込まれている大傑作。ああ、好き♡
あまりに好きすぎて語彙力崩壊中。いろいろ語るのは少し冷静になった後日に改めてレビューしたい。
(岩波文庫全7巻)


「巌窟王」メキシコこぼれ話

読書好きのメキシコ人は少ない。だがオアハカのある街に住んでいたとき(約20年前)、そこのオーナーの奥さんがいつもハンモックに寝転がって本を読んでいた。ドストエフスキーやトルストイ、ヘミングウエイ……と共通する読書歴を語っていき、このモンテ・クリスト伯(巌窟王)の話題になったとき、二人のテンションが一気に爆上がり。その日からお互いを「親友」と呼びあったのは懐かしい思い出である。

ついでにもう一つ脱線すると、日本発のTHE KING OF 物語は「キャンディキャンディ」だと思う。韓国ドラマなんかを見ているとまさにこの系譜を感じる。異論はコメント欄へ!
(てか平成生まれさんはキャンディ² 知らないかもなあ……)
4,50代のメキシコ女性は高確率でキャンディキャンディの話題を振ると、身悶えながら一気に少女に戻って大はしゃぎ。……ちょっとコワいくらいカワイイのでメキシコにお越しの際はお試しあれ。


2.赤毛のアン(ルーシーMモンゴメリ)

ちょっとした手違いから、グリン・ゲイブルスの老兄妹に引き取られたやせっぽちの孤児アン。初めは戸惑っていた2人も、明るいアンを愛するようになり、夢のように美しいプリンス・エドワード島の自然の中で、アンは少女から乙女へと成長してゆく――。愛に飢えた、元気な人参あたまのアンが巻き起す愉快な事件の数々に、人生の厳しさと温かい人情が織りこまれた永遠の名作。

Amazon 本作品ページ商品説明より抜粋

母の愛読書。「女の子女の子」したものに興味のなかった私に布教し続け、結果しっかりハマって一緒にカナダのプリンス・エドワード島まで行きましたとも。……ロブスター美味かった。

どの話もいいんだけど選ぶならこの二巻。
第1巻:マシューがともかく、いい!しかし気を抜くとアルプスの少女ハイジのおじいさんと脳内で混ざってくるので注意が必要。
第8巻(アンの娘リラ):悲しい戦争の時代のアン一家の物語。悲しくて美しくて楽しくて尊い。特にワンコ。そして舌足らずなリラちゃん。ああ、やっぱり好き♡
(新潮文庫全10巻)


3.風と共に去りぬ(マーガレット ミッチェル)

アメリカ南部の大農園〈タラ〉に生まれたスカーレット・オハラは16歳。輝くような若さと美しさを満喫し、激しい気性だが言い寄る男には事欠かなかった。しかし、想いを寄せるアシュリがメラニーと結婚すると聞いて自棄になり、別の男と結婚したのも束の間、南北戦争が勃発。スカーレットの怒濤の人生が幕を開ける――。

Amazon 本作品ページ商品説明より抜粋

これは映画の力が大きいかも。レット・バトラーに会いた過ぎて戻ってきてしまう。お馬鹿なスカーレットが歯がゆい。アシュリなんて挟んでポイ!したいくらいダメダメ男じゃんか。もう、なんでわかんないかな〜。と、多分世界中の女性陣と同じようにイライラしながら盛大にレットLOVE。
(新潮文庫全5巻)

そんな二人のハッピーエンドが見たいので、これを読んだらそのまま一気にこっちに雪崩れ込む。

アレクサンドラ・リプリー(著) 森瑤子(翻訳)

日本語版は森瑤子氏の意訳がかなり入っているというけど原書を知らないので何とも言えないし、しょせん二次創作なんだからどーでもいい。本編で叶わなかった2大要素(スカーレットの人間的成長とレットとのハッピーエンド)をきっちり実現してくれて終わり方もオシャレ。私は好きだけどな。ダニエル・スティールみがあってちゃんとエンターテイメントしてる。
(新潮文庫全4巻)


4.三国志(吉川英治/陳舜臣)

黄巾の乱をきっかけに、天下まさに麻の如く乱れ、群雄割拠して虎視眈々中原を狙う!劉備、曹操、孫堅ら梟雄・猛将・智将が登場。スケール壮大な戦国ドラマの開幕

Amazon 秘本三国志 紹介文より 

種本は中国のものだから海外作品枠で紹介。
どっちも実家にあるので、その時の気分でどっちかを読む。どちらにしても登場人物がともかく多く名前も中国名で覚えにくいので、ドカンとまとまった休みに気合を入れて一気に読む。
吉川版は彼の「宮本武蔵」に通じる書きぶりで人間ドラマが熱くサクサク読める「物語」。陳版も人物はしっかり描かれているし読みやすいけど、より「歴史書」に近い本格派って印象。
他の方(北方謙三氏や宮城谷昌光氏など)のも読んでみたいけど……そこまで三国志だけに私の読書時間と脳みそリソースを割けないかなあ……。あ、でもおすすめの作者がいたら是非教えてください!
吉川英治版(文庫全8巻)
陳舜臣版(文庫全6巻)


5.スポンサーから一言(フレデリック ブラウン)

SFショート・ショートを書かせては、その右に出る者がない鬼才ブラウンの傑作集。彼が一言呪文を唱えるやいなや、悪魔は地獄の門を開いて読者にウィンクし、宇宙船は未来の空間を航行しはじめる。この現代の魔術師の導きで、200万光年のかなたからやって来た宇宙人との冒険旅行、悪魔といっしょにランデブーを!

東京創元社 本作品紹介文より

前の4作は長編だったがこれだけショート・ショート&短編集。
SFとショートショートの面白さは彼が最初に教えてくれた。奇抜な発想と時に軽妙、時にゾワっとするオチのつけ方が天才的でクセになる面白さ。勢いで彼の長編推理小説もいくつか読んだことはあるが……うん、彼は紛れもなく「ショート・ショートの帝王」である。
収録作品で一番好きなのは「闘技場」。設定、展開からオチまで文句なしの100点満点中200点。「かくて神は笑いき」の発想も好き。米ソ冷戦時代を感じさせる「地獄の蜜月旅行」も好きだし……、って、やっぱり私はショート・ショートよりはある程度読ませてくれる短・中編が好きらしい。

メキシコまで持ってきている別シリーズがこれ。

1988年で58版。今は何版だろ?

パンデミック明けて2023年12月に日本に帰国した際、とりあえず機内用に引っ掴んできた。元は姉の本で、このほかレイ・ブラッドベリの「火星年代記」やらロバート・ハインラインの「夏への扉」やら……SFの世界の「扉」は彼女が私に開けてくれた。

こちらの収録作で一番好きなのが「こだまヶ丘」。最初に読んだ時、現代のイソップ物語じゃん、と思った記憶がある。フレデリック・ブラウンってどんな話を書いているの?と人に聞かれた時にはこの作品を挙げて説明することにしている。
一部に今だとありえない人種差別表現もあるが「時代」の負の遺産として、本作の素晴らしさと同様そのまま次代に引き継いでいきたいと思う。

まとめと次回予告

いかがだっただろうか。
すでに古典の仲間入りをしているものばかりだが、だからこそ現代の作家がオマージュしていたり、シェイクスピアばりにこれらの本の知識前提で語られることが多いと思う。
もし未読の作品があったら是非この機会に手の伸ばしてみてはいかがだろう。

次回は国内作品でやはり長編4編、短編1編の計5作品を紹介したい。
予想でも、自分だったら10年に一回読み返す海外作品ならこれ!という貴方のオリジナル・セレクトでも、よかったら是非コメント欄で教えてほしい。よろしくっ!


ここまで読んでくれて本当にありがとう。
Hasta pronto! また会えますように!


レビューをまとめたマガジンはこちら。
〈完全無料〉良かったらフォローよろしく!

©️2025 naveotoevan 0025 10年に一度読み返したくなる本・海外厳選5作品!

いいなと思ったら応援しよう!

鍋音エバン もし記事が気に入っていただけましたらよろしくお願いします!

この記事が参加している募集