朝型と夜型
わたしはかなりの夜型だ。若い頃よりはかなり朝型化したが、それでも世間の標準からすれば夜型だろう。自然状態では朝は10時くらいまで寝ている。昔は完全に正午を過ぎていた。夜は日によるが、1時とか2時に寝るのが普通だ。これに加えて、多くの場合、昼寝している。午前中は食事をする気になれない。午前中にジムに行ったこともあるが、全く体が動かない。
働いている時、特に若い頃は、遅刻が多かった。休日などは午前中に起きることはほとんどなかった。なかなか厳しい状態だし、そのせいで世間に出回っている睡眠関係の本は、洋書も含めて大量に読んできた。しかし、睡眠についてはっきり分かっていることは少ないし、How toもほとんどない。不眠症については有効かどうかはともかく対策は色々あるが、睡眠時間が長い人への対策はない。短眠法なら大抵やったからもういい。
はっきりしているのは、夜型は治せないということ、若者は年寄りより夜型ということだ。イギリスなどの先進的な学校では、従来よりかなり授業時間を後ろにシフトしているという。そうでないと、深刻な脳機能や精神衛生の障害につながるとか。ただし、年を取って朝型化している先生のほうはキツくなる。
それはそれとして、今まで読んだ本のどれにも書いていないが、一つわたしには自信のある観察がある。朝型の人は夜型の人より、明らかに何かの「脳内時計」が速い。そのために1日の周期が24時間よりも短い。
身の回りの人を観察してほしい。朝型の人はだいたい動作がテキパキしているというか、せっかちである。短気な人、怒りっぽい人、行動に直行する人はだいたい朝型である。こんな世の中だから、そんな人のほうが、仕事ができるということで出世しがちだ。概して睡眠時間が短い。早朝覚醒に悩んだり、場合によっては睡眠薬の世話になる。
他方、夜型の人はわりとグズグズしている人が多い。朝型の真逆である。起きるのが遅いだけでなく、すべて遅い。熟慮型であり優柔不断である。CPUに喩えるならクロック周波数が低い。いつまでも寝ていられるから、朝型の人からすればイライラするだろう。
もちろん、こんな観察が正しかったとしても、そこから何か有益な対策が出てくるわけではない。短気もグズも治らない。ただ、特に若者が早起きできないのは、夜更かしだからではないということだけは伝えたい。そして、わたしが早起きできなくて長い睡眠時間が必要なのも治しようがない。特性として理解するべきだろう。
