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ドットアビスを1週間ほど遊んだ感想

新作ゲーム『ドットアビス』がサービス開始したので遊んでみた感想など。
久しぶりのFANZA GAMESで大型タイトルなので期待は大きい。

ドットアビスについて

2026年6月11日にFANZA GAMES / DMM GAMESでサービス開始。

運営・開発はEXNOA LLC / Studio KUMASANで、『ティンクルスターナイツ』や『ガールズクリエイション』など、数々の大型タイトルを手掛けており安定したサービスを提供している。

基本的に純愛系の作品ばかりなのだが、今作は『娼館』をメインにした異色の作品で『くまさんブラック』という新ブランドを立ち上げてリリースしたとのこと。相当気合が入っているのが伝わってくる。

ドットアビスをプレイした感想

ドット絵風アニメーションのクオリティが異次元

タイトルのとおり、高クオリティなドット絵風アニメーションのキャラクターによるバトルや物語での寸劇が楽しめる。

昔は少ないデータ量でキャラクターや背景を表現する手段として主流だったドット絵だが、記憶領域の拡大と3Dの普及により残念ながら現在では失われた技術である。

メディアのインタビューによると個人制作していた凄腕のドット絵デザイナーを引き抜いてきたらしい。

特に驚いたのが、装備を変更するとドット絵の見た目も変わることだ。
なかなかここまでこだわっているゲームは無い。

ただ、完全なドット絵アニメーションというわけではなく、ドット絵をベースにLive2Dみたいなアニメーション技術で動かしているように見える。
コストや制作期間の関係上仕方ない部分ではあるが、過去の技術と最新の技術の融合という面でみると興味深い。

世界観にマッチした極上のBGM

バトルシーンをはじめ、耳に残る素晴らしいBGMが多い。

BGMを担当しているのは『アトリエ』シリーズなどの楽曲を手掛けたことで知られるアサノハヤト氏。

こういう部分にちゃんとお金を掛けて優秀なスタッフを集められるのは実績のある開発・運営の大きな強みだと感じる。

寝室のクオリティがすべてのFANZAゲームを過去にした

寝室のクオリティは極めて高く、個人的に『すべてのFANZAゲームの寝室を過去にした』と言っても過言ではない。

もっとも、性癖というのはクオリティだけでは評価できない部分もあるけどね。

単純なループアニメーションではなく、完璧なリップシンクやテキストに合わせて体の一部だけが動く演出など、こだわりが詰め込まれている。

SSRキャラクターは主人公と2回、娼館で1回と最近のゲームにしては寝室の回数が多いのも嬉しい。

おおむね『主人公と初めて(研修という名目)→娼館プレイ→主人公とお口直し』というワンパターンになっていること、主人公との2回目は好感度アイテムが大量に必要で解放するのに時間が掛かるところが少し残念だが。

娼館システムについて:ターゲット層は正直狭い

本作最大の話題性であり、賛否両論になっているのがこの娼館システムだ。

純愛系が強いFANZA GAMESで、娼館を大々的に宣伝しておりサービス開始前からかなり話題になっていた。

一体どういう経緯で娼館で働くことになるのか楽しみであったが、主人公くんを喜ばせたいので経験を積むため、運営を任された主人公くんがお金や人手不足で困っているのを助けるためなど、主人公のために働く娘が多い。

娼館で働く(えっちする)と女の子の能力が開花する世界観なので、有志wikiの雑談スレで『会社行く前にジム寄ってから仕事に向かうのと同じノリで娼館に行ってる』って書き込みを見て笑ってしまった。

本当にそういう軽い感覚で娼館で働いており、世界観的に生きるか死ぬかの最前線なので性に対しては割とオープンな考え方のようだが、決して風紀が乱れているわけではない。

そのため内容は無理矢理系ではなく、いわゆるソープやデリヘル的な合意ありの風俗プレイである。
一部強引なお客様もいるが、プレイが終わると紳士(賢者モード)になる。オトギフロンティアのようなガチ凌辱は期待してはいけない(戒め)

また、プレイ中も『主人公くんのことを考えている』とか『主人公くんの方がすごかった』という描写が多く、『寝取られ』ではなく『寝取らせ』である。私は客側に感情移入して脳破壊を楽しんでいるが。

凌辱や寝取られに飢えたユーザーには少し物足りないし、純愛好きのユニコーンには論外。ターゲットがかなり限られているのが正直心配なところ。

ゲームシステムは明らかに調整不足

一方でゲームシステム面はかなり微妙。
全体的にどっかで見たコンテンツを詰め込んだなあという印象で、新しいゲームなのに既視感しかない。

  • UI・機能の不便さ

    • ゲーム開始時の『このゲームでは音声が再生されます』ってこれ毎回OK押すの要る?

    • 装備フィルターが「ランク〇以上」しか選べないのでいらない低ランク装備を一括選択できなかった(サービス開始から1週間程度で修正された)

    • ハクスラ系なのに装備の所持上限300個は少なすぎる→500個に改善された

    • 装備の自動分解が機能していない、所持前に売却してくれない

    • 戻るボタンを押すと変な所に戻ったりする

    • 迎撃戦の防衛設備を選んでいる間は総コストが隠れる

    • 受け取れる報酬などが無いのにアイコンの通知バッジが消えない

    • おまかせ編成の装備選択基準が不明で、明らかに強い装備が選ばれないことがある

    • チュートリアル直後のキャラクターレベル10でレベルリンクが解放されるなら、最初から個別のレベルいらなくない?

    • ミッションが段階式のものは前段階のミッション報酬を受け取らないと後続のミッションが出現しないので受け取りボタンを何回も押さないといけない

    • イベントミッションはイベントページからしか受け取れない上、マイページでは肝心の通知バッジが出ないこともあるので非常に見逃しやすい、最初の方は見逃していたのでこれはマジで直して欲しい

  • バトル部分の不満

    • バトルでは前衛キャラがどこかに行ったり、後衛が前に出て倒されたりする。逆に敵のボスが邪魔で雑魚敵に攻撃が当たらず一方的に殴られるなど理不尽な負け方も多い

    • バトルを撤退するとスタミナや挑戦券が返ってこないが、全滅するとペナルティなしで再挑戦できる謎仕様

    • バトルのボス演出やスキルレベルアップ時のエフェクトなどスキップできなくてイライラする細かい要素が多すぎる

    • フォースチェイン(必殺技の連携システム)より個人のスキル発動モーションが優先されてしまうため、狙ったタイミングでマナクリスタルを発動できずイライラする。普通のゲームはフォースチェイン優先だろう…

  • ゲームの仕様部分の不満

    • 日課が重い、スキップできないバトルコンテンツが多すぎる

    • 娼館のミニゲームが完全に運ゲーでつまらない、1回やれば十分

    • 放置ゲー要素があるのに報酬が12時間しか貯められないので短すぎる

    • 探索のインパクトコード(黄色)とラッシュコード(赤色)を持ち帰った時の調査ポイントが逆(仕様なのかバグなのか不明だったが7月中旬頃にこっそり修正された)

    • 探索のリスクコードのデメリットが大きすぎて釣り合っていない(7月末のメンテでこっそり改善された)

    • ショップの1日1回無料石の受け取りに必要なクリック数が多すぎる

    • フラッシュセールの通知が多すぎる、課金圧が強め

困ったことにバトル中にエラーが多発する(6/24のメンテナンスで改善したっぽい?)
OKボタンを押すとトップページに戻されてしまうが、バックグラウンドではバトル進行が続いており勝利すれば普通に進行できる。
マナクリスタルの手動発動を含む操作が一切できないので難易度は上がるが…。

多発するバトル中のエラー

サービス開始後から緊急メンテが多く、ちょっとテストプレイすればわかるような問題点もあることから、かなり厳しいスケジュールでサービス開始したと思われる…。

ガチャ格差問題も健在

SSRの中に当然のように低排出枠が存在する(ルクスノヴァという勢力に所属している強力なキャラクター、いわゆるNIKKEのピルグリム枠)ので、リセマラ推奨。
私はFANZAアカウントで始めてしまったのとリセマラする元気もなかったので普通に進めている。
今のところ対人コンテンツも無いし、普通にストーリーを進めるだけなら居なくてもいい(一部のミッションがクリアできないが)のだが、寝室を見れないのだけが心残りである。

マブラヴ ガールズガーデンやテクロノスなど、最近のゲームはどこもこれだ。
私はどちらかというと課金する気が萎えるのだが、これだけいろいろなゲームが採用しているということはやっぱり売上に繋がっているのだろうか。
ソシャゲガチャの闇である。

まとめ:競うな、持ち味をイカせ

最近のFANZA GAMES / DMM GAMESで新規サービス開始や事前予約中の作品は生成AI丸出しの低予算ゲームばかりの中、唯一のまともな作品ということでかなり期待は高かった。

娼館という人を選ぶシステムなのでもっと苦戦すると思ったが、サービス開始後はランキング上位に常駐しており、初動は大成功と言って良いだろう。

ただし、寝室以外の部分はどこかで見たようなゲームシステムだし、調整不足でゲームとしてはあまり褒められたものではないので、今後の改善に期待したい。

個人的にこのゲームの登場によって今後のFANZA GAMESに求められる寝室クオリティのラインは確実に上がったと感じている。
というか他のゲームの寝室では物足りなくなった…どうしてくれるんだ。

例えるならオープンワールド系RPGにおける『原神』のような、同じジャンルのゲームの基準が塗り替えられてしまったあの感覚に近い。

ドットアビスは、ゲーム部分の不満を圧倒的な寝室性能でぶん殴ってねじ伏せてくる作品だ。
この寝室性能の高さだけで、しばらく続けてみる価値はあると感じた。


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