中年が常に疲れているのは、『シーシュポスの罰ゲーム』をしているからである。
会社を辞めて独立して約7ヵ月が経過しましたけど、明らかに体調が良い日が多くなりました。
毎日6時〜7時の間に起床して、朝食をとり、ウォーキングに出かける。帰ってきてシャワーを浴びて仕事を開始し、13時頃から本を読んだりSNSしたり色々して、そのあと買い物にいって夕飯の支度をする。夕飯後はお風呂に入り、その後は仕事をしたりしなかったりで就寝。
特段の要件がない日は、だいたいこんな感じで過ごしています。なんだかとても穏やかな生括に見えるかもしれませんが、この間ずっと商売と金と将来のことばかり考えてます。つまりは常時焦っている。それはそれでなかなかに辛い。
とはいえ、会社員時代のような疲労感に襲われることは、ほぼなくなったように感じます。
そうなると、あのヘドロかタールのごとく僕の身体に張り付き、堆積していた疲労は、会社由来ということになりそうです。
勝手に決めつけてしまいますが、40代以上の中年会社員は常に疲労状態にあります。
8時間睡眠をした後、目覚めた瞬間からもう疲れている。
言うまでもなく、その後も疲労は去ることがない。
そして、これは単なる老化だけを原因としているわけではありません。
自分が常に疲労状態であることに、ある日気がつくことになります。それが一向に去る気配がないことを察して、こう考え始めます。
「もしかして、ずっと疲労しっぱなしで生きていくのか?」
一度でもそう考えてしまったら、終わりです。
あなたは、本当に疲労と一体化して生きていくことになる。
そんなのごめんだ、と考えても無駄です。
意識された疲労は、あなたを既に覆っているからです。
常時疲労状態は、普通ではありません。異常な状態です。
それは、貴重な人生の時間を浪費する原因ともなり得る。
まずは、かつて僕がそんな疲労状態にあった話をさせてください。
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僕が常時疲労状態にあると感じたのは、40代になってすぐでした。ちょうど昇進した頃です。
立場が変わり、仕事が変わり、責任が増し、主体的に解決しなければならない課題ばかりになり、予想外のシリアスな事態もあり、僕はかつてない疲労状態になりました。
仕事中はもちろん、帰宅後も、夢でも仕事のことを考えます。この頃は子ども達は高校生と中学生でしたが、何となく記憶がありません。どんな状態だったか、どんな風に一緒に過ごしていたのかもよく覚えていない。
仕事の達成感はそれなりにあったと思います。支店のメンバーとの関係は良好でしたし、結果も出すことができた。仕事や環境そのものを見れば、決して悪い状態ではありません。
ですが、僕は日々疲れていました。
具体的に言えば、賦活されることがないのです。
会社員の仕事には、終わりがありません。これはどれだけ偉くなっても同じです。
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