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無常
沢木耕太郎が『深夜特急』の旅に出た年齢を越えてしまった。あんな旅に出たい人生だった。
先日、高校の友人夫婦の家に招かれ、遊びに行ってきた。
美味しいご飯とフカフカのお布団を用意して迎え入れてくれた。
深夜まで話は尽きなかった。
こんな素敵な夫婦の形ってあるんだなとしみじみ感じ、願わくば、そのような人生を歩んでみたいとも思った。
人生を旅に例えることはよくあるが、この旅がいつ終わるのかは分からない。
旅は終わりを決められるけれども。
今まで生きてきた年数より長い時間これから働くことになりそうなことに軽く絶望を覚えてしまう。
何をするために生きるのか。ずっと周りの目を気にしながら生きていくのだろうか。
本当にやりたいことは何なのだろうか。
これは私の人生なのだろうか。
早瀬耕の『未必のマクベス』という本を読んだ。
冒頭の一文がとても良かったのでここに記しておきたい。
「旅は、自分の居場所に帰る道を知っている間に終わらせる方がいいと、ぼくは思う。」
