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ロマンの保存方法

ゴールデンレコードを乗せたボイジャー本体の機能は2030年頃に役目を終えてしまうらしい。
では、その後ゴールデンレコードはどうなってしまうのか。
調べてみたら、「何億年も形を保つ可能性がある」とのことだった。

船は役目を終え、行く宛てもなく漂っている。
その船に、朽ちることのない記録が積まれている。
たぶん、誰にも拾われることはないだろう。

万に一つもその可能性はないけれど、仮に、どこかの異星人が手に入れたとして、それが何であるのか解き明かしてくれるだろうか。
地球に思いを馳せてくれるだろうか。

モーツァルトやベートーヴェンの音楽も載せられているらしいけど、それが「音楽」というものだとわかってくれるのかしら。
そもそも、異星人に「耳」があるのかもわからないね。

ゴールデンレコードは、1977年のタイムカプセルとも言える。
いまの私たちがそれを拾っても、けっこう新鮮に感じるかもしれない。
とすると、遠い未来の私たちに向けて、ゴールデンレコードを残してもいい気もする。

たとえば、衛星軌道上を周回させておくとか、月に埋めておくとか。

将来、地球に大異変が起きて、人類が滅亡したあと、また新たな知的生命体が生まれたとしても、言葉も違うだろうし、文化も当然違う。
そもそもヒトの形をしているかすらわからない。
でも、過去に何があったか調べたいと思ったときに「もしかして、月に埋めてあるのでは?」と想像してくれるようなロマンは、未来にも残っていてほしい。