「満点を目指さない」が、私をここまで連れてきた。」〜ある女性リーダーから学んだ9つのバトン①〜
約半年前。キャリコン勉強仲間のご紹介で、日本を代表するような大手金融機関で取締役を務める、ある女性とお会いする機会がありました。
今回から9回にわたり、その女性との対話の中から、個人的に印象深かった内容をご紹介します。
彼女(仮にAさんとしましょう)は、現場の最前線からキャリアをスタートさせ、現在は巨大組織の経営層として変革をリードされています。
その華やかな経歴とは裏腹に、非常に気さくで、参加者一人ひとりの声に耳を傾け、ご自分の声として回答する姿勢がとても印象的でした。
それでは、連載第1回目をどうぞ!
第1回:満点を目指さないキャリアの続け方。バトンはどこかで渡せればいい。
「モチベーションの維持と、バトンの渡し方はどのようにすればよいですか?」
対話のなかで、ある参加者からこんな質問が出ました。 Aさんは、少しだけ自身の過去を振り返るように、こう答えました。
1. 「満点を目指さない」ことで、折れない自分をつくる
Aさんの心には、かつて先輩からかけられた、ある”アドバイス”が今も残っているそうです。
「満点を目指さない」
「『辞めないで』と言われる人になりなさい」
「満点を目指すと、人はいつか折れてしまう。満点を目指さないからこそ、モチベーションを維持できるんです」
経験に裏打ちされたこの言葉は、何事にも全力投球しがち(笑)…な
我々参加者の心に、深く、静かに響きました。
さらにAさんは続けます。
「バトンは、いつかどこかで渡せればいい。そう思っています」
これも、何かを決めつけすぎない、満点を目指さないという意識に通じているように感じました。
2. 「女性活躍」の本当の意味
Aさんいわく、「女性活躍」という言葉を単にお仕着せると、受け取る側は「やらされている感」が強まってしまう。
大切なのは、男性と同じようになろうとすることではなく、
女性が自分らしく変えていく、変わっていくことだと言います。
「周囲が変えてくれることを期待しない。自分が変わっていけばいい。そのほうが近道ですから」
今の環境に不満を漏らすのではなく、自分の手で変えていく。 潔く、かつしなやかな考え方です。
3. Aさんが考える「会社の責務」
最後に、Aさんにとっての「女性活躍」の定義を伺いました。
「知る機会を持っていない人に、機会を提供すること。
それこそが会社の責務と考えています。」
大手組織のトップにいながら、どこまでもフラットで、本質的な視点を持つAさん。 次回は、Aさんが仕事をしやすくするために活用している「アセスメントツール」についてのお話をお届けします。
お楽しみに!
