どうして疲れていることに気づけないの? 今日からできる やさしい保護者さまのかかわり方
「さっきまで元気に遊んでいたのに、急に怒り出した…。」
「学校では頑張れていると言われるのに、家では何もしたがらない…。」
「疲れているなら『疲れた』と言ってくれたらいいのに…。」
そんなふうに感じたことはありませんか?
前にも「どうして学校では頑張れるのに家では荒れてしまうの?」でお話ししましたが、学校で一日頑張った疲れが、安心できる家庭で表れるお子さんは少なくありません。
今回は、その「疲れ」についてもう少し詳しくお話ししたいと思います。
実は、発達特性のあるお子さんの中には、自分が疲れていることに気づきにくいお子さんがいます。
疲れていないのではなく、自分の体からのサインを感じ取りにくいため、限界まで頑張ってしまうのです。
🌸どうしてそうなるの?
私たちは、「少し疲れたな」「少し休みたいな」と体からのサインを感じながら生活しています。
しかし、発達特性のあるお子さんの中には、そのサインに気づくことが苦手なお子さんもいます。
そのため、
・疲れていても遊び続ける
・眠くても「まだ遊ぶ」と言う
・休憩を勧めても「大丈夫」と答える
ことがあります。
そして、頑張り続けた結果、
・かんしゃくを起こす
・イライラする
・急に動かなくなる
・ぼーっとする
・泣き出す
などの行動として表れることがあります。
「急に荒れた」のではなく、それまで一生懸命頑張ってきた疲れが、一気にあふれてしまったのかもしれません。
🌸タイプ別
① 頑張りすぎるタイプ
真面目で責任感が強く、「もう疲れた」と言えずに最後まで頑張ってしまいます。
② 遊びに夢中になるタイプ
好きなことに集中すると、自分の疲れや空腹に気づきにくくなります。
③ 気持ちを言葉で伝えることが苦手なタイプ
「疲れた」と伝えられず、怒ったり泣いたり、動かなくなったりして表現することがあります。
④ 体の感覚に気づきにくいタイプ
疲れだけでなく、お腹の空き具合や暑さ・寒さなど、自分の体の変化を感じ取りにくいことがあります。
⑤ 頑張ることが当たり前になっているタイプ
「頑張る」が習慣になり、自分でも疲れに気づかないまま過ごしていることがあります。
🌸今日からできる関わり方
✅ 「疲れた?」と聞くだけでなく、「今日は学校でたくさん頑張ったね。」と頑張りを認める言葉をかけてあげましょう。
✅ 疲れてから休むのではなく、疲れる前に休憩する時間を予定に入れてあげましょう。
✅ 視覚タイマーを使って、「30分遊んだらお茶を飲もうね。」など、休憩のタイミングをわかりやすく伝えるのもおすすめです。
✅ 急に不機嫌になった時は、「疲れたのかもしれないね。」と、お子さんの気持ちを代弁してあげましょう。
🌸花音ワンポイント
疲れに気づきにくいお子さんは、「疲れた」と言葉で伝える前に、かんしゃくを起こしたり、不機嫌になったり、ぼーっとしたりすることがあります。
そんな時は、「今日は学校で頑張ったから疲れたんだね。」「たくさん遊んだから少し休もうか。」と、お子さんの気持ちを言葉にしてあげましょう。
最初は自分の疲れに気づけなくても、大人が繰り返し伝えてあげることで、「疲れたら休む」という感覚を少しずつ身につけていくことができます。
また、「まだ遊びたい!」と言っていても、実は疲れていることがあります。
そんな時は無理に遊びを続けるのではなく、お茶を飲んだり、ソファで一休みしたり、静かな時間を作ったりして、お子さんが心と体を休められる時間を作ってあげましょう。
疲れてから休むのではなく、疲れる前に休むことが、お子さんが毎日を笑顔で過ごすための大切なポイントです。
🌸花音おすすめ お役立ちアイテム
・視覚タイマー
・休憩カード
・気持ちカード
・お気に入りのクッション
・ブランケット
・静かに過ごせる安心スペース
🌸花音からのメッセージ
学校で頑張れることと、疲れていないことは同じではありません。
お子さんは、学校で精一杯頑張ったからこそ、安心できる家で心も体も力が抜けることがあります。
疲れに気づき
