どうして体温調節ができないの? 今日からできる やさしい保護者さまのかかわり方
「暑いのに上着を脱がない」「寒いのに半袖で平気そう」「暑い日でも夢中で遊び続ける」など、お子さんの様子を見て心配になったことはありませんか?
「暑くないの?」「寒くないの?」と声をかけても、「大丈夫!」と答えたり、自分では気づいていなかったりすることもあります。
実は、発達特性のあるお子さんの中には、自分の体の変化に気づきにくかったり、暑さや寒さの感じ方に特徴があったりするお子さんがいます。
これは、わがままではなく、身体の感覚の受け取り方や伝わり方の違いによるものです。
🌸どうしてそうなるの?
私たちは、暑いと汗をかいたり、服を脱ぎたくなったりして体温を調節しています。
しかし、発達特性のあるお子さんの中には、
・暑さや寒さを感じにくい
・反対に少しの温度変化でも強く感じる
・体の変化に気づくまで時間がかかる
・汗をかきにくかったり、汗がほとんど出ず、体に熱がこもりやすかったりするお子さんもいます。
また、好きな遊びに夢中になると、暑さや寒さよりも遊びに集中してしまい、水分補給や休憩を忘れてしまうこともあります。
🌸タイプ別
① 暑さ・寒さを感じにくいタイプ
暑い日でも厚着のままだったり、寒い日でも平気そうに薄着で過ごしたりします。
② 温度変化に敏感なタイプ
少し暑いだけでつらそうにしたり、エアコンの風を嫌がったりすることがあります。
③ 夢中になると気づかないタイプ
遊びや好きなことに集中すると、暑さや寒さ、水分補給の必要性に気づきにくくなります。
🌸今日からできる関わり方
✅ 「暑い?寒い?」だけでなく、顔色や表情、体の熱さ、元気の様子も一緒に確認しましょう。
✅ 汗をかいていなくても、暑い日はこまめに水分補給や休憩を取りましょう。
✅ 視覚タイマーなどを使って、30~40分ごとに休憩や水分補給の時間を作ると習慣になりやすくなります。
✅ 「今日は暑いから帽子をかぶろうね」「少し肌寒いから上着を着ようね」と、気温と行動を結び付けながら伝えましょう。
🌸療育ワンポイント
体温調節が苦手なお子さんには、「自分の体の変化に気づく力」を育てることが大切です。
「喉が渇いたね」「体が熱くなってきたね」など、大人が言葉にして伝えることで、自分の体のサインを少しずつ理解できるようになります。
日々の積み重ねが、自分で体調を整える力につながっていきます。
🌸花音おすすめ お役立ちアイテム
・目盛り付きの水筒
・帽子
・ネッククーラー
・着脱しやすい上着
・視覚タイマー
🌸花音からのメッセージ
暑さや寒さの感じ方は、一人ひとり違います。
「どうして暑いのに平気なの?」
「どうして寒いのに上着を着ないの?」
そんなふうに不思議に感じることがあるかもしれません。
でも、お子さんは困らせようとしているのではなく、自分の体の変化に気づきにくかったり、感じ方に特徴があったりするだけなのです。
大切なのは、「どうしてできないの?」ではなく、「どんなサポートがあると過ごしやすいかな?」という視点です。
その子の感じ方を理解し、一緒に体を守る方法を少しずつ身につけていくことが、安心して毎日を過ごす力につながっていきます。🌸
