時間とは?

時間とは「未分化が確定していく連続」である

私たちは普段、時間についてほとんど疑問を持たない。

「過去があり、現在があり、未来がある」
「出来事は時間の中で順番に起こる」

学校でも社会でも、この考え方を当然のものとして学んできた。しかし、少し立ち止まって考えると、本当に時間とはそのようなものなのだろうか。

私は最近、時間について全く逆の見方に気づいた。


従来の考え方 ― すでに決まったものがある

従来の考え方では、宇宙のどこかに「すでに決まった状態」が存在していると考える。

たとえば映画のフィルムを想像してほしい。

  • 1コマ目

  • 2コマ目

  • 3コマ目

  • 4コマ目

すべてのコマは最初から存在している。私たちはそれを順番に見ているだけで、物語が進んでいるように感じる。

この見方では、

  • 過去も存在する

  • 現在も存在する

  • 未来もどこかに存在する

時間とは、すでに存在しているコマを順番に閲覧しているだけだということになる。

これは「決定済みの宇宙」というイメージに近い。


新しい考え方 ― 未分化から確定する

私が気づいたのは、むしろ逆ではないかということだ。

最初からコマが並んでいるのではなく、最初はまだ何も区別されていない未分化の状態があり、そこから一つずつ状態が確定していくのではないか。

図にすると次のようになる。

未分化 → 確定① → 未分化 → 確定② → 未分化 → 確定③ …

ここで重要なのは、「未分化」にはまだ

  • 位置

  • 区別

が存在しないという点である。

区別がない世界には時間も存在しない。


「今」はどこで生まれるのか

一つの状態が確定した瞬間、「今」が生まれる。

次の状態が確定すると、「次」が生まれる。

さらに次が確定すると、「さらに次」が生まれる。

私たちが時間の流れだと思っているものは、実はこの確定の連続なのではないか。

つまり時間は、川のように流れているものではなく、

未分化な全体が次々に確定されていく過程

そのものだという見方である。


パラパラ漫画で考える

パラパラ漫画を思い浮かべてほしい。

従来の考え方では、すべてのページが最初から完成している。

しかし新しい考え方では、ページは最初から完成しているのではなく、めくるたびに次の絵が確定していく。

この違いは小さく見えるが、世界観としては非常に大きい。

従来新しい考え方未来は存在している未来はまだ未分化時間が先にある確定が先にある出来事は時間の中で起こる確定が時間を生む世界は決定済み世界は確定し続ける


なぜ私たちは連続を感じるのか

人間は完全な連続をそのまま理解することが苦手である。

映画を見ても、実際には静止画が高速で切り替わっているだけなのに、私たちは連続した動きとして感じる。

同じように、確定が非常に高速で連続すると、それを「滑らかな時間の流れ」として経験している可能性がある。


この考え方の意味

この見方に立つと、「未来はすでに存在するのか」という問い自体が変わってくる。

未来はまだ未分化であり、確定していない。

そして「現在」とは、未分化から一つの状態が選び出されて確定した瞬間である。

時間は背景として存在する舞台ではない。

時間とは、未分化が確定していく連続である。

これが、私がたどり着いた新しい時間観である。

宇宙は最初から完成した映画なのではなく、未分化な全体が絶えず確定され続けることで、今この瞬間の世界を生み出しているのかもしれない。

いいなと思ったら応援しよう!