260606 つくこと
僻コンビニ。コンビニがコンビニであるためにはそのコンビニが充実していることではなく、コンビニがすぐ近くにあり、いつでもアクセスできるということが肝要だ。甲冑の鎧を着て錦の旗を掲げいざ出陣を決めてやっと辿り着くこの場所はもうコンビニとは呼べない。
知らない人と親密さを感じる瞬間がますます限られている。最も知らない人と親密さを感じる瞬間は、コピー前の「静電気除去ゾーン」に触れるこの瞬間だ。必死でタバコを吸う場所を見つけ喫煙しにいくように、人間を観取するためコンビニコピー機の前で時代遅れのUSBを刺す。
好きすぎて滅!はしかし仏教っぽさがある。キリスト教なら好きすぎて復活!となるのだろうか。しかし2文字では胎の収まりが悪い。などと考えていたら8181円のお釣りが無人レジから出てくる。「はいはい」とお釣りにまであしらわれた。
休日を使い、あるコンテンツの研究をし、その過程を文字化してnoteに投稿する試みを着想する。未履修の必須科目の補習。通るべきだった差分を回収する。そこで新たなるアナロジーのまな板を調達する。音声入力で文字化したものから原稿をかけばダラダラと文字数を稼ぐことができるに違いない。文字稼ぎ。いい表現だ。もちろんその「稼ぎ」から社会保険料諸々が引かれるような運命にある。
ヴィム・ヴェンダース監督の「PERFECT DAYS」をハローワークの一環として見た私は、あらゆる肉体労働をしている時に、自分は役所広司なんだという認識のもと業務を遂行している。そして仕事を教えてくれる老齢の紳士もまた役所広司なのである。トランス役所広司状態。世界は役所広司で溢れていく。
仕事にブルシットなんてない、この地上で生きてるみんなエッセンシャルワーカーや!と言い放ちたいくらいにはこの仕事場と仕事が好きになった。私は案外ちょろいのかもしれない。タイミー化される労働社会にあっては派遣社員は相対的に長期雇用者だ。着任して間もないが、基本の出勤時間が変動することとなった。不当な扱いとは思わない。これにより生活リズムがより一層の朝方になる。不眠くんとはさいきん疎遠になったが、日中はずっとうっすら眠たい状況が続く。蛍雪ではなく日光でこういう日記を書く日々となっている。それから、警察の連絡を受けるなどした。加速している。どんどんと、静かに確かに加速していることを感じる。黙っていれば振り落とされそうになる。ついていけるだろうか。問題ない。変わらずについていけるだろう。ただし主には悪態を。
