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新しい時計が来た日|秒でガシャーン

新しい時計を迎えた日。
完璧なはずの“正確な時間”と、
まさかの出来事が待っていました。

先日、壁掛け時計が寿命を迎えた。

なんだかんだ後回しになっていたが、
ようやく後継の時計をネットで探した。

シンプルなものでいい。
そう考えていたが、
シンプルなりに、案外細かく分かれている。




まず、色。

アイボリーなどの
明るめの文字盤に黒い文字。
ブラウンなどの
暗めの文字盤に白い文字。

うーん、どっちが見やすいのだろう。

ちなみに今は、明るめに黒。

壁の色がアイボリーだから、
どっちでも良さそうだけど、
どうせならブラウンにしてみよう。




形だっていろいろある。

丸だけだと思ったら、
四角も八角形もある。

八角形のレトロさにも惹かれたが、
やはり見慣れた丸型にする。

可愛い針の形の時計を見つけたので、
これにしよう!と夫に相談。

「いいんじゃない?」

ということで、最終チェック。




すると……サイズで引っかかる。

直径23cmは、小さくないだろうか。

30分遅れで時を刻んでいる
現役の時計を測ってみたら、30cm超え。
7cmの差は大きい。

仕事机からの距離では見づらい。
いや、老眼につき見えない可能性高し(笑)

せっかく決まりかけていたのに、残念。

でも、買ってしまってからの気づきにならなくて
ラッキーだったと思おう。

最初のページに戻って、探し直し。

でも今度は、
色、形、サイズを絞ったので少し楽だ。




と、ここで気になるワードを発見する。

「電波時計」

なにやら、手塚治虫風味な、
少しレトロな未来の響きだ。

調べてみると、これがすごい。

福島県(40kHz)と九州(60kHz)にある
送信所から発信される「標準電波」を受信し、
毎日決まった時間に
自動で時刻を修正するらしい。

数秒単位のズレも許さない、
優秀さである。

こんな便利な世の中になっていたとは…
うん!これにしよう。




ポチッとしたら、翌日には届いた。

便利な時代だ。

さっそく梱包を剥がし、セットする。

時計の針が自動で動き出し、
やがて正確な時刻にぴたりと合った。

「おおー!」

思わず歓声をあげる夫婦。

夫がうやうやしく壁にかけると、
違和感なく、部屋にフィットした。

「お茶でも入れようか?」

そう言って立ち上がった、その瞬間。

ガシャーーーン!

時計が、落ちた。

ガラスが粉々に砕け、
床に散らばる。

その惨状を前に、
しばらく呆然と立ち尽くす夫婦。

どうやら、掛け方が甘かったらしい。

といっても、これは時計の裏側の問題で、
夫に責任はない。

たぶん、私が掛けても同じことが起きただろう。




手袋をしてガラスを片付けながら、
夫がぽつり。

「万が一地震が来たときは、ガラスがないから安全だね」

彼らしい……と、感心した。

ピンチや災難も、
良い方向に変えていく力がある。

そして、さっきまでの惨状が、
少しだけ遠くなる。

幸い、ガラス以外に破損はなく、
機能にも問題はなかった。

ガラスを失った
我が家の「耐震時計」は、
今日も元気に時を刻んでいる。




最後までお付き合いくださって、
ありがとうございます。

この「気になったもんで」は、
ふと立ち止まった日々の気づきを、
好奇心のおもむくままに、
ぽつぽつと書いています。

更新は相変わらずゆるゆるですが、
皆さまのスキやフォローに、
いつも背中を押されています。

今日も、ありがとうございます。🌿











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