歌舞伎町の隣のランドスケープ。新宿イーストサイドスクエアの庭はクセ強めの三次元の緑のループ。
こんにちは。niwa.emonです。
新宿って普段あまり歩かないのですが、ふと面白いランドスケープデザインと出会ったので散歩してみました。



























この庭の特徴は、三次元的につながる「緑のループ」。まず地下1階の商業エリアから地上へとつながる吹き抜け空間、いわゆるサンクンガーデンが配置されています。地下でありながら光と風が通り抜ける空間となっており、ここに立つことで、この場所を象徴する特徴的な曲線デザインを体感できます。
そのまま地上へ上がると、緩やかな波や三次元の曲線をモチーフにした遊歩道が広がります。直線的にそびえる高層ビル群とは対照的に、庭そのものが高低差を持ちながら、縦方向にも横方向にも曲線でつながっていく構成です。
ただし、この曲線は自然そのものを模したものというより、どこか工業製品のような未来的な印象があります。その一方で、住居棟側のエリアへ進むと雰囲気は変化し、近年のランドスケープでよく見られる、雑木を取り入れたナチュラルな庭空間に出会うことができます。
「都会の中のオアシス」という言葉から想像するのは、都心の中にビオトープのような自然を再現した庭かもしれません。しかし、ここは少し違います。
なぜなら東新宿は、歌舞伎町という巨大な繁華街と隣り合い、中低層の住宅や雑多な街並みが広がるエリア。その中に突然、近未来的な空間が現れるような感覚があります。
敷地内には約40種類の樹木や多様な植物が植えられ、春の桜、新緑、秋の紅葉など、都心にいながら季節の変化を感じられるよう計画されています。
工業的で人工的な曲線デザインと、多様な植物による自然の表情。その異なる要素を組み合わせて成立している、新宿イーストサイドスクエアのランドスケープ。
都会の緑というより、都市空間そのものをデザインした庭。かなりクセの強い、そして印象に残るランドスケープだと感じました。
