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【選挙①】選挙ってそもそも何?

選挙ってそもそも何?

「投票してください」と言われるけど、そもそも何を決めているの?

「選挙に行きましょう。」

ニュースやテレビ、学校などで、一度は聞いたことがある言葉だと思います。

18歳になると選挙権が与えられ、

「投票に行こう!」

と言われるようになります。

でも、

「そもそも選挙って何をしているんだろう?」

と思いませんか?

投票所に行って、紙に名前を書いて、箱に入れる。

なんとなく流れは分かります。

でも、

「その1票は何に使われているの?」
「誰を選んでいるの?」
「選挙をすると、政治はどう変わるの?」
「そもそも、なぜ選挙なんてする必要があるの?」

と聞かれると、意外と説明するのは難しいかもしれません。

私自身も、ニュースで「衆議院選挙」「参議院選挙」「選挙戦」「投票率」などの言葉を見ても、

「選挙=投票するもの」

くらいのイメージしかありませんでした。

そこで今回は、選挙について詳しく知らない方でも分かりやすいように、

「選挙ってそもそも何?」

というところから、一緒に考えてみたいと思います。


1.選挙を一言でいうと?

簡単に言うと選挙とは、

私たちが政治を行う人を選ぶための仕組み

です。

日本では、国民がすべての政治について一人ひとり直接決めるわけではありません。

例えば、

「この法律を作る」

「この政策を実行する」

「国の予算をどうする」

といったことを、国民全員が集まって毎回決めるのは現実的ではありません。

そこで、

「私たちの代わりに政治を行う人を選ぼう」

という仕組みがあります。

それが選挙です。


2.選挙は「代表者」を選ぶ仕組み

ここで大切なのが、

「代表者」

という言葉です。

日本は、国民が政治についてすべて直接決める「直接民主制」を基本としているわけではありません。

国民が選挙によって代表者を選び、その代表者が国会などで政治を行うという、

「代表民主制」

が基本になっています。

例えば、学校のクラスで考えてみましょう。

クラスに40人の生徒がいたとして、

「給食は何にする?」

「文化祭では何をする?」

「教室のルールをどうする?」

ということを、毎回40人全員で話し合って決めるのは大変です。

そこで、

「みんなの意見を聞いて、代表して話し合う人を決めよう」

となることがあります。

これが、かなり単純化した「代表」のイメージです。

国の政治でも、

国民が代表者を選ぶ

選ばれた代表者が政治について話し合う

という仕組みが使われています。

もちろん、国の政治はクラスの話し合いよりはるかに複雑ですが、基本的な考え方は似ています。


3.私たちは「誰」を選んでいるの?

ここで、

「選挙では政治家を選んでいるんでしょ?」

と思った方もいるかもしれません。

基本的には、その理解で大丈夫です。

ただし、選挙にはいくつか種類があります。

国政選挙だけを見ても、

衆議院議員を選ぶ選挙

参議院議員を選ぶ選挙

があります。

さらに、地方では、

都道府県知事

市区町村長

地方議会の議員

などを選ぶ選挙があります。

つまり、

「選挙」と一言で言っても、何を選ぶ選挙なのかによって違う

のです。

このあたりは少し複雑なので、次回以降の記事で詳しく見ていきます。


4.「政治家を選ぶ」と、何が変わるの?

ここが選挙を理解するうえで重要なところです。

例えば、選挙である候補者が当選したとします。

すると、その人は国会議員などとして政治に関わることになります。

国会議員であれば、国会で法律について議論したり、予算などについて審議したりします。

つまり、

私たちの投票は、政治を行う人を選ぶことにつながっています。

もちろん、

「この人に投票した」

「自分の望んだ政策が必ず実現する」

というわけではありません。

政治にはさまざまな人や政党が関わり、意見を調整しながら物事を決めていくからです。

それでも、

「誰に政治を任せるのか」

を選ぶ機会が選挙なのです。


5.一票で何が変わるの?

選挙の話になると、

「自分一人が投票したところで何も変わらないんじゃない?」

と思ったことがある人もいるかもしれません。

これは、かなり自然な疑問だと思います。

例えば、何百万人もの人が投票する選挙で、

「自分の1票なんて、全体から見たら小さいじゃん」

と思ってしまうのも無理はありません。

実際、1票だけで選挙結果が決まるわけではありません。

しかし、選挙は一人の票だけで結果を決める仕組みではなく、

一人ひとりの票を集めて、社会全体の意思を反映させようとする仕組み

です。

1人の1票は小さく見えても、

1票+1票+1票+……

と積み重なって、最終的な結果になります。

だからこそ、

「自分の1票だけで何かを変える」

というより、

「自分の意思を、社会全体の意思をつくる1票として加える」

と考える方が、選挙の仕組みを理解しやすいかもしれません。


6.選挙では「人」だけを選んでいるわけではない

ここで、もう一つ重要なポイントがあります。

選挙では、

「この人が好きだから」

という理由だけで投票する必要はありません。

候補者がどのような政策を掲げているのか。

どの政党に所属しているのか。

どのような政治を目指しているのか。

そういったことを見たうえで、

「自分の考えに近いのは誰だろう?」

と考えて投票することもできます。

例えば、

「物価対策を重視してほしい」

「教育にもっとお金を使ってほしい」

「税金を減らしてほしい」

「環境問題を重視してほしい」

など、人によって大切にしたいことは違います。

だから、

「この人なら、自分が大切だと思っていることを政治に反映してくれそう」

と思う候補者に投票することができます。


7.「みんなの意見をそのまま政治にする」わけではない

ここで、少し注意が必要です。

選挙で選ばれた政治家が、

「国民の意見を全部そのまま実行する」

わけではありません。

例えば、

Aさんは、

「税金を下げてほしい」

Bさんは、

「社会保障を充実させるために、ある程度の税金は必要」

Cさんは、

「教育にもっとお金を使ってほしい」

と思っているかもしれません。

当然、これらすべてを完全に実現するのは難しい場合があります。

だから政治では、

さまざまな意見を調整しながら、最終的に政策や法律を決めていく

ことになります。

選挙は、その政治のスタート地点の一つです。


8.なぜ「選挙に行こう」と言われるの?

では、なぜ選挙が近づくと、

「投票に行きましょう」

と繰り返し言われるのでしょうか。

大きな理由の一つが、

政治に参加する機会だから

です。

私たちは普段、

「法律を作る」

「国の予算を決める」

「外交をする」

といった政治を直接行っているわけではありません。

だからこそ、選挙は、

「自分はこの人・この政党に政治を任せたい」

という意思を示す機会になります。

もちろん、投票したからといって、すべての希望が実現するわけではありません。

それでも、

「誰に政治を任せるのか」

を自分で選ぶことには意味があります。


9.選挙は意外と複雑

ここまでなら、

選挙=政治を行う代表者を選ぶ

と考えればよさそうです。

ところが、実際に選挙について調べてみると、

「小選挙区」

「比例代表」

「政党」

「議席」

「投票率」

「過半数」

「与党」

「野党」

など、知らない言葉が次々と出てきます。

そして、

「結局、自分は誰に何を投票しているの?」

という疑問が出てきます。

例えば、衆議院選挙では、投票用紙に候補者の名前を書く場合もあれば、政党名を書く場合もあります。

「え? 同じ選挙なのに、なんで2回投票するの?」

と思ったことがある方もいるかもしれません。

これには、

「小選挙区」と「比例代表」

という仕組みが関係しています。

ここからは難しい単語も出てくるので次回からの記事に書きたいと思います。


まとめ|選挙は「政治を任せる人」を選ぶ仕組み

今回は、かなり基本的なところから選挙について考えてみました。

まとめると、

選挙とは、私たちが政治を行う代表者を選ぶための仕組みです。

日本では、国民がすべての政治を直接決めるのではなく、

国民

選挙

代表者

国会などで政治を行う

という仕組みになっています。

そして、私たちの1票は、その代表者を選ぶために使われます。

ただし、

「選挙」と一言で言っても、実際にはいろいろな種類があります。

衆議院と参議院では選び方が違います。

小選挙区と比例代表でも仕組みが違います。

さらに、政党や与党・野党など、選挙を理解するためには知っておきたい言葉がたくさんあります。

だからこそ、

「選挙って投票するだけでしょ?」

で終わらせるのではなく、

「そもそも、どういう仕組みで代表者が選ばれているんだろう?」

と一つずつ見ていくと、ニュースが少しずつ分かるようになります。


今回の記事では、あえて細かい選挙制度には入りませんでした。

なぜなら、いきなり

「小選挙区比例代表並立制が……」

と言われても、

「いや、その前に選挙って何なの?」

となってしまうからです。

まずは、

「選挙=政治を行う代表者を選ぶ仕組み」

というところを押さえておけば大丈夫です。

ここから先は、

「じゃあ、衆議院と参議院って何が違うの?」

「なぜ2つもあるの?」

「小選挙区と比例代表って何?」

「政党ってそもそも何?」

と、一つずつ掘り下げていきます。

知らない言葉が出てきたら、

「こんなの今さら聞けない……」

と思わなくて大丈夫です。

むしろ、

「今までなんとなく聞き流していたけど、ちょっと調べてみよう」

と思えたら、それだけで十分だと思います!

「知らない」を、「なるほど!」に変える。

選挙についても、今日から少しずつ知っていきましょう!

今日もひとつ賢く。

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