乳児発達実感調査ヤフコメへの返信
ヤフー!ニュースに、私たちの研究について、東洋経済新報社が書いて下さった記事が出ました。当然、ヤフコメがつくわけです。そこで、この記事に関心を持ってコメントを下さった皆さんに、返信を書きました。多くの方が同じような意見や疑問を持って下さったのではないかと思いますし、他の方のコメントによって考えが深まる面もあると思います。私たちにとっても、とても参考になりました。どうもありがとうございます。30を超えるコメントがありましたので、長くなりますが、よろしくお願いいたします。
(ちなみに、ヤフーの記事にもこちらのリンクをつけます。皆さんに読んでいただけますように!)
ちなみに東洋経済オンラインの元の記事はこちらです。
ヤフコメと返信
1.前向き抱っこ紐が普及して背中をそらせるようになったからではないかと思います。末っ子が、緊張しやすく、泣いてばかりの赤ちゃんでした。丸く包まれるタイプの抱っこ方法を習い、チャイルドシートも、同じような背中が丸い姿勢になるタイプに変更したら、気性が落ち着きました。
正しい体制でおんぶすれば、自然と丸い背骨ラインが出来ますが、おんぶしなくなったことも、原因ではないかと思います。
体験談をありがとうございます。本調査は、変化を感じているという専門職の実感を聞いたもので、その変化の理由については、調査では明らかになっていません。抱っこやおんぶの仕方が関係している可能性は否定できませんので、今後、研究されることが期待されます。
2.以前赤ちゃん用品を取り扱う店舗に勤めていましたが、エルゴ等の前抱き抱っこ紐を正しく装着できていない方が大半でした。正しく装着しないと大人は肩こり腰痛の原因になりますし、赤ちゃんは抱っこ紐内で足が伸びきり首が反って苦しそうです。抱っこというより吊り下げられています。どちらも心地よく過ごせるように装着できたら良いなと思います。
経験からのコメントありがとうございます。0.5㎝サイズが違う靴を履いただけで、靴擦れができたり、疲労が大きくなったりしますよね。それが毎日積み重なることを考えてみても、赤ちゃん用品の取り扱いには十分な注意が必要に思います。
3.たしかに今中学生の我が子が赤ちゃんの時も、ベッドのマットレスが柔らかいと背骨?の発育に良くないと言われ、慌てて硬めのものを下に挿入しました。夜泣きも酷かったのに、それの影響なのか良く眠るようになりました。
マットレスを変えたことが功を奏したようでよかったです。畳にせんべい布団で日本の子どもたちは育ってきましたが、今はベビーベッドですからね。布団の固さや形状等について、SIDSや窒息、寝返りなどを始めとしていろいろなことが言われており、何がいいかを断言することはとても難しい状況です。育児グッズは、身体の部分的なことではなく、身体全体、生活全体のことを考えて用いることが大切だと思われます。
4.7ヶ月赤ちゃんを育てています。反り返りがとても強く体の硬い子で、抱っこ紐を全く使っていない新生児ぐらいからうちの子は横抱きを嫌がっていました。丸く包む抱っこも勉強しましたが眠たい時だけできました。自分自身現場仕事で普通の人より筋力があると思っていますし、普通分娩の超スピード安産で生まれた子供でもそんな感じです。私の体にいる頃から緊張しちゃってたのかなと思っています。2人目を考えているので胎児が緊張して反ってしまう要因など分かれば嬉しいですね。
子育てでお忙しい中、コメントありがとうございます。正常発達の乳児の研究は本当に少ないので、この研究をきっかけに進むといいと思っています。反ってしまう乳児もケアの仕方によって良くなっていくことが多いようです。ケアができる専門家が増えるようにと思います。お二人目については、母体が健康でリラックスできる環境で妊娠期を過ごせるように準備していただければと思います。
5.一昔前に流行ったバンボとか、バウンサーでも立て抱っこ紐でも1時間とか長時間使用は良くないだろうなとは思います。抱っこ紐とかチャイルドシートは長時間使用を避けるように明記されてますし。あの赤ちゃんのグラングランの体で、背骨を立てた状態から立て気味の状態で重力が長時間かかるのが良くないのかなと。筋肉が発達していない分、頭の重みが背骨に全てかかってくる→余計な力を分散するために身体がバランスを保とうとして更に余計な所に力が入る…的な感じですかね。大人の腰痛とか肩こりも身体が歪んだ分、バランス取ろうとした結果って言いますよね。
抱っこしないと寝ない子もいるし、親も用事があるし難しい所ですけど、生物的に月齢が浅いうちは多少泣き喚いても横に寝かせておく時間がある程度長くないとダメなんでしょうかね。
普段からよく考えておられるのですね。コメントありがとうございます。抱っこやコンテナベビー症候群については、FBグループページ「だっことおんぶを語る会」においてもいろいろと発信してきました。それが、身体の変化と結びついているかどうかについては、今後の研究が待たれます。素手の抱っこができる大人と、床の上で自分で入眠できる乳児が本当に少数になってしまいましたね。
6.大変なことだと思わせる研究結果の割には、そのまとめが社会全体での見守りや情報共有、抱っこの仕方の工夫等ふわっとしすぎている。
ご指摘ありがとうございます。実際のところ、研究のプロセスで見えてきたことはいろいろありますが、研究結果から直接言えることのみ紹介させていただきました。正常乳児に関する研究がほとんどない中で何から始めるか手探りの出発です。この研究をきっかけに研究が増えて、言えることが増えていくことを期待しています。
授乳や母親ケアや利便性ばかり気を取られて赤ちゃんがおろそか等、母親ばかり責められているような文も気になる。
母親を責めているということについてですが、文中で母親が出てくるのは、妊婦に言及したところのみです。それ以外にも、親を責めることはどこにも書いていないと思いますが、そう言われているように親たちが感じてしまう社会が出来上がっていることが問題だと思っています。そのためにも、今、何が起きているのかを丁寧に調べていくことが必要であると思っています。
ぜひこの研究結果を病院やベビー用品開発者に共有して赤ちゃんの発達にこういった問題がなくなるようアップデートに役立ててほしい。
はい、ありがとうございます。私たちもそれを願って、このように記事にしていただいたり、関係者に働きかけたりしています。研究を研究のままで終わらせず、社会に役立てるようにしたいと考えておりますので、引き続き、関心を持っていていただきますよう、お願いいたします。
7.なんというか、当たり前では?社会が変わっていく中で、小学生から大人まで、数十年前とは身体的に変化している。(高身長化、視力低下、スマホ多用による腱鞘炎増加、等々)
赤ちゃんだって、そりゃ社会の変化に応じて良くも悪くも変わっていく。大事なのは、それを分析して、必要ならば対策を立てること。現状、小学生以上は様々な統計があるから分析できるが、赤ちゃんには無いんだろうね。変に不安がる必要はないだろうけど、気になるね。
はい、まさにその通りです。研究の初めにいろいろな研究者たちにヒアリングをしたのですが、「赤ちゃんの身体は変わっていない」というのが、むしろ研究上の常識でした。そこで、具体的に何が変わってきているかを現場で変化にうすうす気づいている人たちに聞いて、具体的に調べる必要があると思ったのです。不安がっているよりも、実際を知り、対応すること、必要であれば対策を立てること、そのためにもっと多くの人たちが関心を持って、考え始めること。そのための実感集めをしました。
8.割と激しい事が書いてあるけど、こんなしれっと記事にして良いものなのだろうか( ゚Д゚)
「出産形態の変化」まで言及しているが、これは通常分娩の優位性を言っていると見ていいものなのだろうか。
ミルク・母乳論争では漸く母乳に軍配が上がったわけだが、近代医療が発達に発達を重ねた結果、やっぱり昔通りの妊娠出産授乳の行程を踏むのが一番で、産まれた後もお母さんが四六時中抱っこしてるのが最適でした、となるのだろうか。
コメントありがとうございます。今回、私たちの研究を取材して下さいと複数のメディアに依頼しました。東洋経済新報社さんがこのように記事にしてくださったおかげで、乳児発達に関する関心が広がること、こうしてコメントして下さる方がいらっしゃることに感謝しています。10年以上前から、看過してはならない変化が起きているのではないかといろいろと調べ、やはり誰かがエビデンスを出さなければならないということで、3年前から研究に取り組みました。
研究のプロセスでさまざまな仮説は生まれましたが、今回の研究は入り口であり、そのような仮説を検証するまでにはまだいくつもの研究の積み重ねが必要になります。是非ご協力をお願いいたします。
なお、誰かが抱っこし続けるのが最適、という子育ては、移動民族でもない限り、ないと思います。授乳時以外は、乳児が床の上でゴロゴロしたり、誰かにあやされたりしながら過ごせるような子育てができるような社会にしたいものです。
9.うちは高齢出産で産後の体調も良くなかったのでネントレしたかったけど、夫が反対して、結局、添い寝に移行するまで、夜泣きも寝かしつけもずっと夫が抱っこで対応していた。ベビーカーも新生児用は買わずに、しばらくはずっと夫が抱っこで外出。だから子どもは体調悪い時も夫にひっつく。 友人は子供が大きすぎて、早々に腰を痛めてしまい、ネントレにベビーカー。つまり抱っこで育てるなら、父親のほうが圧倒的に向いている。母親は産後に無理すると更年期にやばいらしい。
体力筋力のある父親が抱っこをするのは理にかなっていますね。この投稿によって、父親による抱っこや子育てが広がることを期待します。また、これから紹介していきたいと思います。ありがとうございます。
10.ベビーカーにA型とB型があって、妻がどっちを使ってるかも知らない男性は、意外と多いんじゃないかなー。抱っこが大事と夫が思っていても、妻はそっとA型を買ってるかもしれない。
コメントありがとうございます。どのような育児グッズをどのように使うこと(使わないこと)がいいのかという視点も大事ですね。乳児の子育てに一般社会からの関心が向けられるようにと願っています。
ちなみに、首が据わっていない乳児の移動の際には、頭の重さが身体にかからない移動方法を選ぶことが大切です。素手で抱っこしたり、ベビーカー(A型)に載せたりという感じになるでしょうか。大事な抱っこと言っても、抱っこひもを使う抱っこは、キャリー(入れ物に入れて運ぶ)が主な目的になって、ハグ(お互いにしっかり抱き合う)は難しいということは知っておいていただくといいと思います。
11. 生物の進化の過程なのでは? 2人産みましたが、どちらも生まれた時から背中を丸くされることを嫌がり、首も座らないころから縦抱っこオンリー おまけに下は背中を丸くされてお腹に圧がかかると吐きます。 スリングなんて入れた日には上は泣き喚き、下は入れた瞬間リバースしていたので、新生児から使える縦抱っこ紐にどれだけ助けられたか。。 確かに見た目は小さい子が宙ぶらりんでかわいそうなので、10年近く前に産んだ上の子の時はまあ非難されましたよね、縦抱っこ。 下の子は時代が変わったのかそうでもないですが。。 人間だって猿から進化してきたのだから、いつまでも現状維持のままということはないと思います。 従来の姿のままの子もいれば、進化し始めている子もいる。 本当にこちらのことを考えてくださっているのなら、紋切り型ではなくそれぞれの事情を慮っていただきたいものです。
大変でしたね。思い出すのも辛いところと思いますが、コメントありがとうございました。お子さんの状況をよくみて、そのときできることを選んでいらしたのですね。
この研究に取り組んだのは、いろいろな形で大変な思いをしている親子に何とか支援の手が届くようにという私たちの思いからでした。実は、今、生まれたときから反り返りの強い乳児が増えてきているという報告が私たちにも届いています。
当時、この研究ができていて、対応できる専門家をご紹介することができていれば、子育てのお手伝いができたかもしれないと思うと、心苦しく思います。
胎児の様子は、youtubeの中でほんの少しではありますが、事例をご紹介しましたので、どうぞ見てください。
これからの取り組みにはなってしまいますが、対応できる専門家の育成や、予防への取り組みが早く進むようにと模索しています。書いて下さった想いを無駄にしないように、これから生まれてくる赤ちゃんとその親御さんたちに適切なケアが届くように努力していきます。どうか、引き続き力をお貸しいただければと思います。また、何かありましたら、ぜひお声がけください。
12.この記事自体も結局のところ個人の感覚の羅列に過ぎないのが残念。
だいたい核家族化の影響がなんたらとか記事にあるが、核家族化が進んだのは高度成長期だぞ?50年以上も乳児ケアの仕事を続けてる人なんてほとんどいないのに比較なんてしようも無い。
しっかり読んで下さってありがとうございます。ここに書いていただいたことは個人の感覚ではなく、27名の専門職の方のヒアリングと629名の専門職の方たち(この背景に多くの乳児親子がいます)のアンケートに対する自由記述、この研究に至るまでに出会った多くの方々からうかがった内容をもとにしています。
また、核家族の影響というのは、「核家族化と地域コミュニティの欠如」という部分についてのコメントと思いますが、地域コミュニティの欠如は、高度成長期を超えてからの現象で、全国的には発生時期にも内容にもばらつきがあります。50年前の状況とはかなり違ってきていると言えるのではないでしょうか。特に、2000年代以降の少子高齢化の中で、次第に、子どもの数が一人、町内会活動はしない、企業のイベントにも参加しないというような「共同体のおつきあいをしない」核家族が増え、公園デビューすらなくなって30年というふうになっています。個人主義やデジタル社会への移行などが起きたのも近年になってからだと思います。そういったこと全般を「核家族化と地域コミュニティの欠如」という一言で表現してしまっているので、いただいたようなコメントにつながったのではないかと思います。
頭の形に歪み?そんなの今に始まったことではなく、たとえば絶壁頭の中高年なんていくらでもいますわな。「近ごろは〇〇の影響でなんたらと言いたがるのは人間の性なわけで、それを排除した統計を持ってこなきゃ何の意味も無いっての。
頭の形の歪みというのは、確かに気にする親が増えていることも事実ですが、実際は、かつての絶壁頭のみならず、耳の位置がずれているレベルの歪みが生じてきています。数十万円かけるヘルメット治療も盛んになっており、違うものと考えていただければと思います。
13.こういう情報はねぇ、お母さんをすごく惑わせるんだよねぇ。育児中のお母さんへのプレッシャーにならないといいんだけど、お奥のママさんを追い込む可能性があって心配。
ご指摘ありがとうございます。まさにその点こそが、ずっと私たちの一番の懸念でした。10年以上前に、この現象に気がつき始めて、そこから親のことを考えると発信もためらわれると思ってきました。しかしながら状況が悪化する一方なので、事実は事実として明らかにして、予防への動きを始める必要があると考えて、今回、研究結果の公表を決めました。このような状況を公開したらどうなると思うのかというご指摘は、ヒアリングをした中である先生からもいただきましたが、では公開しなかったらどうなるか、ということも考えて踏み切った次第です。
研究グループは、まずは事実を知ることによる予防的な動きの始動が必要であると考えており、対応としては、飛騨市が始めている10BHSの取り組みや、専門家によるケアなど、いくつかの効果的な対応策も考えております。専門家の専門性向上の取り組みも必要でしょう。そういったことも今後、できるかぎりお伝えしていきたいと思っています。同時に公表によって、多くの関係者が対応を工夫し始めてくれることを願っています。
14.排便困難はミルクの影響では?横抱きを嫌がるのは同じ人が抱っこしていなくて落ち着かないのでは?浅い眠りは動画やスマホを赤ちゃんの隣で見ているのでは?頭の形の歪みは寝かせっぱなしで遊んでいないからでは?つまり、親の関わりの変化だと思います。
早くからの保育園、いつも疲れている親の顔、赤ちゃんが泣くと迷惑そうな顔と声を見せられると悲しいですよね。絶対とは言いませんが、これらの影響はあると思います。
母乳育児で排便困難もあるのかな?同じ人が関わっていて横抱っこを嫌がるのかな?よく抱っこして遊んであげているのに頭の歪みって出るのかな?でも睡眠は個性もあるかもしれませんね。赤ちゃんも大変な時代ですが、親に合わせていくしかないので仕方ないですね。
こういう子は強く育つと思うのでそれはそれでいいのではないでしょうか?
さまざまな可能性を挙げてのコメントありがとうございます。いろいろな可能性が考えられると思います。が、それらについては、仮説ではなく事実を追究していくことが研究者の姿勢であると考えています。強く育ってくれればいいと願いますが、実際に強く育つのか、あるいは、その大変さが親子関係や子の発達にマイナスの影響を与えてしまうのではないか、その違いの条件は何かなど、丁寧に見ていく必要があると思います。
15.完ミのウチの子は毎日良い排便があり便秘で困ったことがありませんでしたが、同じ時期に生まれた友達の子は完母でしたが常に便秘で綿棒浣腸したり病院行ったりしていました。なので体質が大きいのかなと思います。
コメントありがとうございました。事例をたくさん集めて、統計分析ができるところまで研究できるといいと思います。事実がよくわからないことを「体質」としてしまうことはよくあることですが、ではなぜそのような「体質」になったのか、ということもまた研究していく必要があるでしょう。
16.経験積めば積むほど、異常を察知しやすくなるよね。若手の頃は感じなかっただけということもあると思う。今のほうが昭和平成よりもやってはいけないことの情報は多い、そのせいでもあるんじゃないかな。
はい、そういうこともあると思います。では、どのような経験を積めばよいのか、ということは明らかになっていません。例えば、コロナ禍に、乳児にほとんど会わないまま数年経った新人の専門職もいるわけです。そういう人に担当されたとすると、対応が必要な変化であっても見逃されてしまうかもしれません。私たちが明らかにすべきことは、その変化はそのまま「様子を見ましょう」と放置していてもいい変化なのか、それとも、介入することによって、乳児の今後の人生がよくなることなのかを見極めて対応していくことなのだと思います。
17.この春に小学2年生になった孫の男児は生後2カ月の頃に会いに行った時に、反っくり返る力が強くて違和感がありました。我が子と甥姪の6人が7年の間に生まれて抱っこしてきた私は、その反っくり返る力に違和感を持ちながらも、「個人差なのかなぁ〜」と思っていましたが、この記事を読んでそういう事かと納得してしまいました。
お孫さん6人のすばらしい経験値ですね。専門家になると、これが60人、600人の経験値になります。そういう方たちが、変化がある、と感じておられるということを明らかにしたのが、今回の研究です。個人差⇒全体の傾向、を統計的に出しました。是非地域の子どもたちにも関心を持ちながら、経験値を増やしていただければと思います。
18.お口ポカンは地元友達の息子君(小1)もあるし、平成の都会っ子(職場の20代男子)にもいる。自分の妹(30代)も平成っ子だけど、田舎の食文化が昭和に近かったのかあまりポカンとしてない。
昭和の親や祖母達は妹に「口を閉じなさい」と躾けてたけど、友人は息子君に注意してなかった。柔らかい食事も良くないらしいね。
いろいろな背景があること、とても大事な視点だと感じました。「口を閉じなさい」だけでは難しい子がいる一方で、鼻づまりやアレルギー、舌の位置、食習慣など、複数の要因が重なっていることもありそうですね。まずは「ちゃんと鼻で呼吸できているかな?」を確認したり、必要に応じて耳鼻科や歯科で相談できると安心かもしれません。周囲が責めるのでなく、体の状態を一緒に見ていけるとよさそうですね。
19.お口ポカンの当事者だったけど、鼻づまりが原因のケースもあるんだよね。自分がそれ。『お口を閉じなさい』は言われてたんだけど、言われても、口を閉じると息ができないから閉じようがないんよね。
鼻づまりが慢性的で、鼻で息ができることをほぼ知らない、人間は基本的に鼻呼吸だということをそもそも知らなかったりする。自分は大学生くらいまで、呼吸は口でするものだと思ってたし、舌はふつう上あごにくっついているのが基本姿勢だということも知らなかった。そしてこれって、やれてる人には当たり前だから、意外と誰も教えてくれないのよな。
口を閉じないから顎の力もなくて閉じられないという負のループだし。
なので皆さん、できればお口ポカンの子には、『お口を閉じなさい』だけでなく、鼻で息ができているか、ベロの置き場所を知っているかも確認してあげてくれると親切です⋯顔の形から変わるもんね⋯
経験談からの詳しいご説明、とても参考になります。ありがとうございます。多くの人が、実際に自分の身に降りかかって来ないと気がつきませんし、長い間放置されてしまうということがあります。
以前、70歳を超えた保育園の園長先生が、自分の身体が昔から○○だったのは、今日のお話と関係があるかもしれない、と話に来て下さったことがあります。
私たちが取り組んでいるのはまさに、自分のあずかり知らぬところで発達の問題を抱えてしまうかもしれない乳児に対して、専門職の人たちが気づいて親と一緒に生活を見直すなどのかかわりを通して、一生の問題にしないこと、親のせいにしないこと、を目指そうということなのです。
20.ウチの甥っ子もお口ポカンですが鼻詰まりが凄いんですよね。
もしかしたら昔に比べてアレルギー持ちの子が増えている事が影響してるかも?って思ったりします。
お口ポカンに関しては、歯科の先生方がいろいろと研究して下さっています。18へのコメントに書きましたので、ご参照ください。
21.多様な専門職や地域住民が「寄ってたかって子育てする社会」はスローガンとしては美しいが、古い育児論を振りかざす年配者や性的興味で近づく人に母親が神経をすり減らすことになる懸念もあるなぁ。
本当にその通りだと思います。それが嫌で地方社会を飛び出て都会で子育てしている人たちが大勢いますし、祖父母の口出しが耐えられない人もいます。ただ、その結果として、赤ちゃんの育て方がわからないままに育てる、赤ちゃんの発達に問題が生じている、ということが起きているとしたら、それに対しては対策が必要ではないかと思います。
たとえば、キュウリの育て方を知らないままにキュウリを他の人たちから見えないように囲って育てるより、地元の気候や土をよく知り、育て方を知っている人たちに口出しされながらも、ときにはその人たちに任せながらも、育てていったほうがキュウリは育つわけです。
有名なフレーズとしては、ヒラリー・クリントンが著書で紹介した「子育てにはひとつの村が必要」ですが、育つ子どもにとってその環境がどうであるか、ということも考える必要があるでしょう。
22.頭の形の歪みは仰向け寝が推奨されてるからしょうがないんじゃないの?アラサーだけど、私が赤ちゃんのとき母親は医者からうつ伏せ寝を勧められたから、私はうつ伏せ寝にさせられてたらしい。おかげで後頭部はまん丸だけど、今はSIDSのリスクがあるからそんなこと言う医者はいないよね。
小児科医とか産婦人科医で胡散臭いこと言う人は山ほどあるし、本当かよ?って思うわ
コメントありがとうございます。近年の頭の形の歪みについては、寝かせ方以外にもいろいろな原因が推測されています。歪みのある乳児の実数が増えているようですが(そもそもどこまで歪んだらカウントするのかという問題がありますが)、気にする人が増えたという面もありそうです。症例を何百と集めて分析している方もいらっしゃいますので、公開されるのを待っています。
さて、歪みが話題になるにつれ、数十万円かかるというヘルメット治療を引き受ける医療機関が増えています。治療には、メリットデメリットがいろいろあると言われています。たとえば、こんな意見もあります。https://www.anone.clinic/column/kenshin/
問題は、いろいろな人がいろいろなことを言うので、そして、「専門家」の意見でさえも割れているので、親たちが多くの情報の中から選択をしなければならないこと、そしてその責任を自分たちが負わなければならないような気持になって追いつめられることでしょう。私たちはできる限り、今、事実としてあることを確認し、その上で、情報提供をして、乳児発達を大きな視野で見ながら、親子にできることをしていきたいと考えています。まだまだ対応は始まったところです。共に考えて下さる専門家の方たちと手を取り合っていきたいと思います。
23.かなり大々的に大きな事を言っているわりに、研究デザインパッとしない、エビデンスレベルは低いし、感じることをアンケートして、その結果をただまとめただけ。育児情報は玉石混交だと自ら認めて、子育てママ達に変な不安を植え付けるだけ。結局何が言いたいか結論も定まらない。
関心を持ってコメントして下さり、ありがとうございます。
これまでにこのような調査がありませんでしたので、まず踏むべき手順として、専門職の実感を可視化することを目的としました。忸怩たる思いを持ちながら、一歩一歩進むしかないのが現状です。乳児ケアの専門職と言っても多分野に渡りますので、回答者を集めること自体がとても大変です。この研究を入口として、関心を持って下さった研究者たちによって、これから実際に乳児発達がどうであるかという実態調査が進み、対応が進むことを期待しています。どうぞご協力いただければと幸いです。
なお、育児情報については、こうするといいのではないかという仮説を持つことはできますが、研究の成果としては、そこまで言うことはできません。親の不安を煽るだけにならないようにというのは、私たちが最も大事に考えている点です。予防策を考え、対応策の用意もあるのですが、研究成果を伝えるこの記事には出せません。継続的に私たちの活動を見守り、情報提供を受け取って下されば幸いです。https://www.facebook.com/jacepom2021
なお、具体的なご質問がありましたら、お問い合わせください。すべてにお応えすることは難しいと思いますが、できる限りの対応をしたいと思います。
24.どーかしらんけど…狭い賃貸暮らし、庭は無い。遊ぶ場所も無い。外に出れば「あれダメ、これダメ。」家にいても、躾のため、ダメダメ言われて。どこにいても、大声を出したらダメ。走ったらダメ。それで、母子共に健康に過ごせるわけがない。
本当にそうですね。人が自然に育つ環境が失われてきています。ただ、こういう生活がいいと大人たちが選んできた結果ですので、現実的な解決策としては、それに合わせて、今、できることを考えていくことが必要なのでしょう。そのためにも、何が変わってきているのかを可視化してみた次第です。
25.感覚で育児したら(例えば夜よく寝てるから夜間授乳飛ばすなど)健診で助産師に注意され、アプリに頼れば直感が失われていると言われ、やってらんないね。
皆さん、大変な思いをして子育てしておられると思います。子育てがさほど大変でない時代があったし、今も大変でない地域があるわけですが、日本はとても大変な状態になっていると言えるでしょう。その要因を丁寧に確認しつつ、子どもたちが自然に育ちやすい環境を社会が保障していくことが必要だと私たちは考えています。
26.お母さんの勘も大切だし、目安としてアプリタイマー使うのもいいと思う。何か一つだけじゃなく、柔軟にあれこれ取り入れればいいんじゃないかな?あと、赤ちゃんにもよるよね。大きく健康で生まれた子は無理に起こして授乳じゃなくてもいいだろうけど小さく生まれた子や健康に不安のある子は起こしてでも飲ませないとますます生育上よくない感じがする。
柔軟に対応できる大人は、どんな状況になっても何とかやっていくものですが、皆さん心身に余裕がなくなっていて、なかなかそれができないのが実際のところではないでしょうか。複数の大人がいて責任も分散されてというような状況では、子育ても「適当に」できると思いますが、「この子の親は私だけ」となると、責任を問われるのではないかと不安が押し寄せ、正解を求めたり、泣かないようにしなければならないと緊張したりと大変そうです。
ゆとりのある子育てをしている家族や地域がモデルとしてあるといいのですが、みんなが比較や評価の世界の中で子育てをしているようです。
コメントをして下さったような感じに柔らかく伝えて下さる方が近くにいるだけで、きっと楽になれるのでしょうね。
27.アプリやタイマーで管理するのは感覚が損なわれるから駄目というのは酷いですね。赤ちゃんの様子に関わらず、時間通りに授乳するように指導しているのは現場の助産師なのですが。どんなに泣いていようが、どんなに熟睡していようが、感覚を捨てて、機械のように決まった時間に与えなさいと指導しているのだから。
私は、ぐっすり眠っている子供をわざわざ起こして飲ませるのも、空腹でギャン泣きしていて、耳をつんざくような声に耐えながら時間まで待つのも面倒だったので、体重が順調に増えているかだけを基準とし、助産師さんの指導全無視で、子供の様子に合わせて授乳していました。
真面目なお母さんは大変だと思います。
今は専門家も多くの子どもが街や家で育つ姿を見ないで育っています。ですから、専門家もまた乳児発達やケアの仕方をより多く学ぶ必要があるでしょう。教科書通りや自分の信じる方法を強要する専門家への対応で苦労する話はときどき耳に入ってきます。
たとえば、時間通りの授乳や規定通りの量は、ミルクの場合はある程度参考になるかもしれません。でも、母乳の場合はとりわけ赤ちゃんと親に合わせる柔軟性が必要です。
一方で、自分のやり方を曲げない親に専門家も苦労することもありますので、親も専門家も、いろいろな意見が聞ける機会を持てるといいのですが。赤ちゃんがご機嫌で過ごしていればそれでいい、というのが一番わかりやすいものさしでしょう。
さて、まじめな親が大変というのは、現場のヒアリングからも聞こえてきました。教科書通り、先生の言う通りに、と思っていると、子どもによって千差万別な子育てへの対応はとても難しいものになってしまいます。「いい加減」は大事ですね。
28.コメ欄荒れているけど、保育園や児童施設、病院で働いている人は分かりみが深いのでは? 人生1年目にして何をそんな苦しそうな表情してんの?って新生児とか普通にいるよね。揃って横抱き嫌、反りが半端ない。縦抱きでも一緒に向こう側向く抱っこでないとダメ。寝たと思ったらすぐ起きる。ミルクの飲みムラえげつない。大体胎内環境から来るんよ
コメントありがとうございます。乳児に接する仕事をしておられる方でしょうか。生まれる前から、大変な思いをして胎児期を過ごしていたのだろうという乳児も確かにいます。生まれてきたら、どの乳児も心地良いケアをしてもらえるような対応を確立していきたいものです。
29.お母さんにかかるプレッシャーが胎内に影響すると思います。事細か多岐にわたり制約があって大変でしょうね。
コメントありがとうございます。現代の社会の在り方自体を見直していく必要があるのでしょう。大変です。
30.日本の住宅は孤立するようになっていますからね、意図的に異世代が、交流するような仕組みがなされないと今後ますますスマホばかりに関心が向いて子供は放置というような育ちが増えていくのではないでしょうか。スマホ最悪。
コメントありがとうございます。実際のところ、現在の生活の中では、スマホで救われる場合もあるので、なかなか評価は難しいところですが、スマホなしで子育てができるような、多くの人が関わってくれる子育てができるといいのでしょう。そういう住宅もできてきていますね。親が子育てに必要な環境を事前に用意できるように情報提供や経済的支援をするなど、周囲の皆の工夫のしどころだと思います。
31.●肌荒れや乾燥→エアコンが普及したのと、お湯洗いで充分なのに毎回ベビーソープ等で洗いすぎ
●頭の形の歪み→うつぶせ寝がSIDSの一因なのが広まり、みんな仰向け寝にしたから
●寝つきの悪さ→LED電球
●丸飲み→離乳食を早く始めすぎ。保健師の指導で最近は生後4ヶ月で始めろと指示される。昔は親が子どもの様子見てそれぞれのタイミングでやってた
●鼻呼吸ができない→うちの子の例だと、ミルクやおっばいの飲みが遅く、少し飲んではプハッと口を離す動作が目立つ。後で分かったが、ハウスダストのアレルギー性鼻炎だったので、鼻詰まりのせいだった。最近の家は気密性が高くホコリが出ていかない、加えて服もカーテンも壁紙も、みんな化繊だから微細な繊維カスが出やすい
●アプリで授乳→意味不明。そんな人いるの?大体の親は泣いたら授乳で、なかなか泣かない子の親が脱水や低血糖にならないようアプリで管理してるだけでは?
いろいろと情報提供ありがとうございます。いろいろな情報をいただいて、検討していくことが必要だと考えています。
これはたとえば、風邪をひいたときに、寒かったからか、風邪ひきさんの隣にいたからか、疲れていたからか、汗をそのままにしておいたからか、栄養不足だったからか・・・を議論するようなことと近いのではないかと思います。
解決策も、風邪薬を飲めばいいのか、玉子酒がいいのか、リンゴのすりおろしがいいのか、安静にして何も食べないのがいいのか、といったことは、どれか一つが正解というよりは、そのときどきの状況によって考えるべきことですよね。
今回、アンケート実施の前に、多分野の専門職27名にヒアリングをした結果、一つの事象に対する解説、解釈が専門性によってかなり異なるということがとてもよくわかりました。Aという事象について、B、C、Dの専門職の解説が全て違う方向からなのです。
どれが正しいということを問うよりも、さまざまな観点で見ることができるということを知って、柔軟な視点、幅広い視野で一つの現象を検討し、どの見方が、その乳児親子にとって役立つかを大切にすることが必要ではないかと思いました。
そして、結局、ベースの全身発達にとって大事なことは共通しているようにも思いました。
32.妊娠したら仕事を休むか辞めても生活できるようになればいい。昔は夫の給料だけで生活できた。
そういう面もありますね。社会の変化に伴い、働き方も生活も考え方も変わってきていますので、昔に戻すという一択ではなく、今の状況に合わせて何ができるのかも考えて、それぞれの家庭の事情に合わせた対応ができるようになることが求められるのでしょう。
33.頭の形にゆがみ…昭和生の私の絶壁後頭部は歪みはいらないのかな?
スタイルに関係する場合、時代や地域による流行もあれば、人生に影響を与えるようなものもあり、それをどこまで気に掛けるかという問題もありますね。ただ、現在の歪みは、絶壁という見た目の問題状況を超えて、脳を含むさまざまな発達に影響を及ぼすレベルの歪みも生じてきているからこそ問題になっているようです。
34.そもそも日本人の生物種としての遺伝子に問題が起きてる可能性は?
ご質問ありがとうございます。いろいろな可能性を排除せずに検討していく必要もあると思いますが、今はそもそも普通の乳児対象の研究が少ないので、これからの課題ですね。ただ、遺伝子の問題以上に、生活環境や育て方の問題が生じているからこそ、対応によって改善される乳児が多いということではないかと思います。
35.歯並び見てみると良いですよ
確かにそうですね。全身のさまざまな課題が歯並びに影響すると言われています。子どもを対象とした歯医者さんたちは、この変化の問題に気がつきやすい位置にいらして、関心を持って下さっていて、心強いです。
連絡先 ntakeda@u-gakugei.ac.jp
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