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四期生は「痛い」と叫ぶ ~櫻坂46「四期生ライブ」 本編終盤が描いたもの~

みんな、疲れている。

ADHD治療薬のコンサータが足りないらしい。
睡眠障害を専門に扱う診療科が設置できるようになったらしい・・・。

みんな生きづらいのだ。みんな疲れすぎである。
SNSやめれば?と思う。無理だよね、私も無理。

櫻坂46「四期生ライブ」

千葉県のLaLa arena TOKYO-BAYで開催された櫻坂46の「四期生ライブ」。2日目にあたる6月3日の公演に参加してきました。

「1st TOUR」から熱心に櫻坂のライブに通う福井県在住のフッ軽オタクですら一瞬躊躇するほどの、台風由来の激しい雨風により一時は開催すら危ぶまれていました。

本当に行って良かった…観られて良かった…。
開催してくれてありがとうございました。遠征するかどうか、一瞬とはいえ迷ってしまって大変失礼いたしました…。

ただですね…。

かなり疲れました。

というのも、演出者の明確な意図、というか…"思想"を感じるライブだったんです。それもかなり強い思想を。
頭フル回転させながら観てました。だから疲れました。とっても素敵な公演だったのでとても良い疲れ方でした!

今回は四期生ライブのうち、本編の終盤に組み込まれた「承認欲求」~「We got your back」までの4曲に絞って、感じたことを記録しておこうと思います。
この4曲の流れを紐解くと「四期生だからこその役割」が見えてくると思うのです。
考察ではありません。あくまで私個人の感想であることをお含みのうえご覧ください。

本編終盤のセットリスト

今回取り上げる本編終盤のセットリストは以下の通り。

・承認欲求(C:佐藤愛桜)
・流れ弾(C:山川宇衣)
・光源(C:浅井恋乃未)
・We got your back(C:佐藤愛桜)
→本編終了 アンコールへ

櫻坂46の中でも屈指のキラーチューンである「承認欲求」と「流れ弾」から、四期生の持ち曲2曲で本編を締める、という流れである。

今回のライブは全体を通して次の曲へと導入するための演出も丁寧に作り込まれていた印象だった。
前後の演出を振り返りながら、感じたことを記録していく。

「流れ弾」で初めて泣いた日

SNS疲弊を真っ向から描いた楽曲「承認欲求」の披露中、ステージセットに組み込まれたLEDモニターには、ハイグレードな食事や旅行を自慢したり、いいねをねだったりする「承認欲求モンスターがいかにも投稿しそう」な文言が映し出されていた。

「あぁ最近もこういう投稿見たわ確かに」というリアリティである。

そして私は気づく。

2023年のリリース当時は「SNSで過剰に承認を求めることを非難した歌ね、はいはい。まぁ確かにいるわねそういう人」レベルだったが、
あの頃よりもSNSの治安が悪くなっている(と私は感じている)今、この曲が持つ説得力は増しているのだ…。当時より現実味があるというか。
(てか承認欲求って約3年前なのマジ?)

そして、「流れ弾」の出番が来る。
ふわふわ天使系アイドルの山川宇衣さんが、ブログのようなものを書いている演出からスタート。(パソコンじゃなくてタイプライターなのがお洒落だったなぁ)

はじめは軽快なやりとりを楽しんでいたものの、ふとした投稿をきっかけに、コメントで集中砲火を浴びてしまう。まさに「火だるまになって炎上」である。
見ているこちらの息が浅くなる。苦しくなる。  

当人も、困惑する、傷つく、そして怒る。

曲が始まる。
そこに"ふわふわ天使系アイドルの山川宇衣さん"はいなかった…。

この曲も「承認欲求」と同じように、リリースから年月が経った今だからこそ、より大きな意味を持って私達に迫ってくる。

なんかね、泣いてしまったんですよ。理由は後ほど。

"人生は空振りだらけ"

「流れ弾」の次の曲は四期生楽曲の「光源」。
国立競技場でのアニバーサリーライブと同じサウンドトラックが曲前演出に使われていたので、ファンは「あ、光源なんだな」と分かる仕様になっていた。

ステージを照らす照明は極限まで弱くなり、上部から降りてくるまばゆい光の玉に全員の視線が集中する。

そこに手を伸ばすのが「光源」センターの浅井恋乃未さん。四期生のエースの一人。
会場内モニターを見て、ハッとする。

浅井恋乃未が、泣いている。
曲が始まる前の時点で泣いているのだ。

“夢を叶えたいとか 恋したいとか
 願望は何もない”
“僕は心にぽっかりと穴が空く
 その向こうに揺れる希望の灯よ 消えないで”
”生き甲斐はどこにある?人生は空振りだらけ”

「光源」櫻坂46

「承認欲求」「流れ弾」のあとに聴く光源は本当に素晴らしかった。

傷つけられて、希望を失うと、人は何も感じられなくなる。
そんな虚無の中でも、わずかな希望を諦めない。

「光源」という曲が描くのは、四期生の姿そのものだ。
「承認欲求」~「光源」までの流れは、四期生が背負うものを描く、といつ挑戦的なセットリストだったのではないだろうか。

四期生が背負うもの

2025年の4月に加入した櫻坂46 四期生。
即戦力エース揃いのモンスター世代だった三期生の加入から2年という短い間隔での加入だったため、オーディションの発表時にはこのタイミングでの増員に懐疑的な意見も聞かれた。

四期生9人は、グループが運営するYouTubeチャンネルで1日につき1人ずつ発表された。三期生と同じ手法でのお披露目だった。

櫻坂の新しい仲間として歓迎する声があった一方で、この時期は心無い投稿をあまりにも多く見かけた気がする。
「可愛くない」とか「四期生は弱い」とか…。
好みの問題はあるだろう。それを一般論かのように「弱い」とか言うのは本当に人としてどうなのよ…てか全然弱くないやん。

というかここ最近、いわゆる「愚痴垢」的な投稿がめっちゃ流れてくる気がするんですけど私のアルゴリズムが毒されてるだけですか?
メンバーの悪口だらけで不快なんですよ本当に…。

四期生の「流れ弾」は本当に迫真のパフォーマンスだった。
それを見ながら思った。

「あの頃の心無い言葉は、彼女たちの心を確実にえぐっていたのだろう」

ステージには、「痛い」と全身で叫びながらパフォーマンスする、生身の9人が立っていた。

「光源」が始まった時点で浅井恋乃未が泣いていたのが何よりの証拠である。
きっと泣きながら流れ弾を披露していたのだ。

彼女たちの心の声の大きさに、圧倒されて泣いた。

即戦力としてグループを救った3期。
比べられて、不必要に叩かれて。

でも、人の気持ちに寄り添えるのは傷ついた人だけだ。

泣けるのは良いことだよ。泣けるってことは、泣ける人の気持ちがわかるって人だから。

TAKAHIRO / 三期生ドキュメンタリー『私たち、櫻坂46三期生です』

四期生が背負っている"傷"。それを「痛い」を叫びながら全身でパフォーマンスする姿は、彼女たちのパフォーマンスに爆発力を与える。

これが四期生の魅力だ。

常に100点を出せる三期生と、何の前触れもなく200点を叩き出す四期生。
どっちも素敵だし、どっちも必要。

"傷"があるから、寄り添える。
本編最後の「We got your back」=「私たちがついている」は、四期生だからこそ届けられる曲だ。

二期生との共通点と、三期生の異質さ

私は櫻坂改名直後にファンになった自称ド新規オタクなので読者の皆さんに尋ねたいんですけど、四期生が背負っているものって、二期生が当初背負っていたものと似てませんか?

既に顔ぶれが充足していた「21人の欅坂」。
加入への風当たりは、話を聞く限りでは四期生よりも圧倒的に厳しかったのでは?

傷と爆発力。
2期生と4期生には共通点が多い気がするのは私だけだろうか?

逆に言うと、常に正解を叩きだせる三期生は、一見最も王道を行く世代に見える。
だが、櫻坂46というグループにおいては、非常に異質な世代である可能性もあると思う。

まとめ

このnoteはライブで何度も聴いてきたはずの「流れ弾」で初めて涙を流したことをきっかけに執筆を決めたものです。
ライブから少し時間が経ってしまいましたが、オタクの一意見として「ふーん」程度に捉えていただけますと幸いです。
四期生の今後が本当に本当に楽しみになるライブでした!

最後に

私は松本和子さんが好きです。









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