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ひどいアニパロ大戦 回せ回せネジを

マリネラ王宮の一室。

パタリロはソファに寝転がり、へボット&ネジルと一緒にテレビを眺めている。
画面では『仮面ライダーディケイド』が延々と流れ続けている。「なぜ僕たちがこれを見ているかわかるか?」

「師匠が泉こなたに変身アイテムをつくるように頼まれたからですね」
パタリロ・ド・マリネールを師匠と呼ぶこの少年は「ヘボット!」の主人公ネジル・ネジールである。

テレビから「カメンラーイド ディディディディケイド!」という音声が流れてくる。

「要求する性能が究極はこれだって!できるかこんなもん!」

ネジルの相棒の小さな黄色いロボットのヘボットが口を挟んだ
「大体、ヒーローをデータ化するかして、赤の他人が使えるとかチート性能にも程があるヘボ」

「でも、別のプロフェッショナルの能力を使えるってモモちゃんと一緒でしょ」

「ミンキーモモか……」

「あれ、出来たら僕さまでも消防士やプログラマーにもなれるよね」

「そうか、開発に成功すれば一般的スキルを習熟しないで使える…… この発明は画期的だ!」

「もう顔に金儲けの相が出てるヘボ」
ヘボットにパタリロの金銭への執着を見抜かれたところだが

「よく考えて見たら、ボキャネジの解析のために呼ばれた僕さまはニチアサ一緒にみなくてもよかったのだ」
ネジルは飽きたようだ。

そこへ、空間の歪みから泉こなたと長門有希が現れた。
「……へボット?」

「ネジルもいるのだー」

「パタちゃん、ローゼンメイデンのときも思ったけど、なんで知り合いなのよ」

「並行世界で会った、お互い王族だから引き合うものがあったのだろう。
この二人のロイヤルオーラを見たか」

「見たか!」
ネジルとパタリロの仲はいい。
だが、それはギャグに対する姿勢が合ったからであり、高貴な血筋は関係ない。

こなたは思った
ああ……ネジル君も王子か……いや小銭フェチとネジフェチの暗黒オーラしかみえないよ……

「そっちの無口な人はラノベでみる人なのだー」

「私を知ってるのか?」
長門は自分が知られていることを意外に感じたが

「ちょっと知ってるだけヘボ」
と率直に返すへボットはネジルのボキャネジの鞄を持ってきた。

そしてパタリロが要件を語った
「今回の魔法少女サポートシステムの開発のために、あらゆる技術を解析して、役に立ちそうなものを集める。
このボキャネジは言霊を具現化できる、原理を解析してほしい」

ネジルが補足する
「テルテルネジは通話できるし、ビリビリネジは電気エネルギーを出せる、トキトキネジは時間を戻せるのだ」

「実に興味深い。
言霊自体には具体的なエネルギーがない、いや本来存在しない」

長門の見解にパタリロも憶測を語る
「共通意識とかの階層から効果を引っ張るんじゃないかな」

そこに黒木智子も到着した。
「あ、へボット」

「なんか見知らぬ人が一々知ってるのが気持ち悪いヘボ」

そんなヘボットを気にも留めず智子は友人の事を思い出した
「まひろさんがへボット大好きなんだよ。引きこもり時代生き甲斐だったって」

「今日は来ないの?」

というこなたに智子が
「補習」

「えっ成人なのに中学の補習してるの?」

「頭脳が中学並みなんじゃない、逆コナン」


おにまいの世界 ―― 中学校 補習室

まひろともみじが、静かに問題を解いていた。まひろのスマホに着信。
こなたからのメールに添付された画像には、へボットが写っている。

「……へボット? へボットだと……だがこれを終えないと行けない……悔しい……」

もみじも画像を見た
「あーネットの友達のメールね、へボット懐かしー」

「知ってるの?」

「小さい頃よく見てたけど……なんかすぐ終わっちゃって……こんなもんかなあって」

「ああ……見てたんだ……小さい頃に」
そう、まひろは黒い組織ではなく妹に薬を飲まされて中学生になっているから、こう言うところで年齢差が露呈する。
そんな孤独感をすこーし味わっていた、その瞬間、補習室の窓からへボットが飛び込んできた。

「すぐ終わってないヘボ! ちゃんと一年放送したヘボ!」

「あーへボットー、会いたかったよー」
まひろはへボットに勢いよく抱きついた。

「えっこれ玩具がしゃべってるの?」
と、もみじが言うやいなや、長門有希が現れ、暴れるへボットを抱えて空間の歪みの中に消えた。

「……?」

「……気のせい、気のせい……」

補習室に、再び静けさが戻った。

まひろはヘボットが飛び込んできた窓を見て、再び補習を始めた。

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