ひどいアニパロ大戦 小田原だわ
ある春の日、美滝原の公園で泉こなたと黒木智子が会話をしていた。
「泉氏、また遠くに遊びに行きたいですなあ」
「黒木氏、以前そんなことを言っていたら、きさらぎ駅に行く羽目になりましたなあ」
「泉氏、今度は無難な観光地に行きましょう、小田原とか」
まひろがそこにきた
「なに気持ち悪い話をしてるのさ」
智子が
「これはこれは緒山氏」
「いや、そのオタク風の語り、変だから」
こなたが
「いや…三人で小田原にでも行こうかって」
まひろが
「三人?ほむらちゃんは?」
智子が
「いや、オタク三人でひっそりと行きたいのよ」
そこにほむらとまどかが来た。
「面白そうな話だね」
というまどかに
「いや、小田原に一緒に行く?」
とこなたが言うとほむらが
「電車で小田原まで一緒に行って、終わりの方レストランで落ち合うというのはどうかしら、思えば私達ネットのオフ会を365日のうち280日ぐらいやってるようなものよ、別行動でいいと思う」
こなたが
「だそうですよ黒木氏」
「それで行きましょう泉氏」
「いや、変だからさ」
それから3日あと
巴マミのマンション
今日は休日。
マミとなぎさは家でのんびりしていた。
マミが受信したメールを見た。
美樹さやか ー 杏子と箱根に行きます
二人で小田原で撮影した画像が添付されている。
「なぎさちゃん、さやかちゃんたちが箱根に行くって」
なぎさがあることを思い出した
「まどかちゃんとほむらちゃんは小田原へ行くって」
「えっ、変な偶然ね…」
なぎさがPCを見てると自分宛のメールを見つけた
「ぷにるちゃん、長門さんたちと箱根に行くって」
ぷにる - 小田原なう、かわいい僕を見てください
非常に決めたぷにるに無表情な長門、綾波の二人、そして同行するなにやら嬉しそうな美人の女の子が映る画像…彼女はプロポーションもいい。
なぎさが説明した
「この人も麻美(マミ)さんと言う名前ですよ。年齢も中3でマミさんと一緒です」
「あら、そうなの。似たような人もいるものね…ただ年上に見られそう」
今度はマミのスマホが着信した。
鹿目まどか - 小田原です
画像は まどか、ほむら、まひろ、こなた、智子の五人。
「鹿目さんたちも小田原に来たわ」
「ぷにるちゃんたちは大湧谷ですね…あ…マギウスの人もいる」なぎさが気付く、マミがPCを覗き込んだ。
少女二人と引率しているらしい男性が画像に映っている。
「一体…なんでみんな…」
「マギウスとさやかちゃんたちが会わない方が良いのでは…」
マミはさやかにどこにいるかとメールを送信した
美樹さやか - マミさん、芦ノ湖上空だよー
空から見下ろす芦ノ湖の風景の画像
「芦ノ湖を見下ろすロープウェイなんかあったかしら?」
PCのぷにるからのメールが来た
ぷにる - 大発見ですぅUFO !
三つの飛行物体が芦ノ湖上空を飛行する画像
だが…なぎさが気付いた
「人影に見えませんか?」
「えっ…」
「さやかちゃんと杏子ちゃんと…」
「そんな馬鹿な…」
マミのスマホに着信
佐倉杏子 - さやか、長門に叱られる
さやかとドラえもんが長門有希に注意されている
「ドラえもんの道具で旅行してたんですね…」
「美樹さん…ドラえもんに頼りすぎよ…」
昼、マミは素麺をゆでてなぎさと食べていた。
「ドラえもんの道具なら、私達もつれていって欲しかったです」
「まあ、私達もそのうち鎌倉にでも遊びに…」
マミのスマホに電話が着信した、鬼灯からだ。
「あ、巴マミさん、なんか皆さんが小田原、箱根方面に行ってるんですがご存知ですか?」
「暁美さんと鹿目さんは小田原城、泉、黒木、緒山さんは真鶴、長門、綾波、ぷにるさんたちと美樹、佐倉さん、ドラえもんは箱根神社、大涌谷にマギウスが…」
「よく把握してますね」
「いえ…たまたま知っただけで、行ったのも偶然だと思います」
「そうですか…ただ、彼らはなにかを引寄せる傾向があって…UFO にさらわれかけたり…」
「大丈夫だと思うけど…」
なぎさが「バカボンのパパを追加してください」
ぷにる - バカボンパパ、なんで海賊船にいるんですか
「わかりました、随分旅行してますね…うらやましい…」
そう言って、鬼灯の電話が切れた。
「さて、私もお昼食べなきゃ…」
お昼を食べて、小一時間休んだマミにメールが届いた
鹿目まどか - みんなと
小田原のレストランでほむら、杏子、さやかにこなたたち、長門たち、ドラえもんにモグラにマギウスまで揃って、まどかは撮影に回ったようだ-そんな集合写真
マミは呟いた
「なんで、だれも連れていってくれなかったのかしら…」
小田原のレストラン
杏子が呟いた
「まさか、ここでみんなと会うとはな」
さやかが
「マギウスもいるんだけど…」
どうも、灯火とねむが気になるようだが、みんなバイキング形式のメニューを取ることしか考えていない。
智子がレイのプレートを見て
「見事にお肉ないね」
レイは無言で頷く。
ただ…長門有希はバイキングの料理を取る皆を見ながら何か不安があるようだ。
「気にしすぎだよ」
「そうよ長門さん、ご飯食べましょ」
ドラえもんと麻美は長門の無表情なりの不安を読み取ったようだ。
テーブルについた、こなたと智子とまひろはプレートを平らげた。
その横で三人の食欲に驚く、ほむらとまどか。
「君らは元気そうだな」
ねむの声にほむらは警戒する
「ねむちゃんも元気そうだね」
とまどかに言われたら、なにかうつむくので
「どうしたの?」
「いや…お姉さんを思い出した」
「お姉さん?」
「僕には昔お姉さんがいた…」
バカボンのパパはモグラに話しかけている。
麻美はぷにると一緒にプレートを平らげる、隣のレイも自分の世界で馴染み深い箱根を見れて満足そうだ、長門も思い過ごしと…思った。
こなたも空のプレートを前に1日の総括をした
「いやあ、海見て最高の1日だったね」
智子も
「水族館の廃墟とかね」
まひろは
「いや…あそこまで行くのはあしんどいよ…」
「何してるのかしら」と呆れるほむら
バカボンパパがふと
「ナガボン、わしはまだご飯を食べ足りてないようだ」
「?」
「お腹が空っぽでフワフワ浮くのだ」
「!」
長門が気付いた時には手遅れだった。
「あらあらあら」
「麻美が浮いてます!」
ぷにるも驚く
長門の右側でバカボンのパパが、二つ離れた左側で雲母麻美が宙に浮いている。
向かい側で泉こなたと黒木智子、緒山まひろがすでに宙に飲まれている。
上から虹色のゲートが開いて五人は瞬時に消えた。
「一体何が起きたの…」
暁美ほむらは突然友人が消えた事態に呆然とした。
「捕捉できない…」
長門有希も呆然とした。
今まで、異世界へ消えたら何らかの痕跡を残すのに今回は何も残らなかったからだ。
