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ひどいアニパロ大戦 聖戦士こなた 1

小田原にいたはずの泉こなたと黒木智子、緒山まひろは気づくと広い空、草原、きれいな小川に大きな水車がある場所にいた。

「ここはどこだ……」

「ウソみたいに綺麗な世界」

「つまり…ここは異世界…」

草原の草を振り落としてバカボンのパパがでてきた。

「ここはどこなのだ?」

こなたは答えた

「異世界だね…」

「つまり、わしらは異世界転生をしたのか!」

「転生というかなんというか、異世界転位だけどさ」

草むらの向こうから

「あらあらあらあら…泉さん」

「麻美さんも!」

「アブダクションの続きかしら…」

「違うと思いたい…」


まひろが考えた
「小田原にいたのは他に…ほむらちゃん、まどかちゃん…」

智子も記憶を手繰る
「モグラさんに、マギウス、ドラえもん、さやか、杏子ちゃん…」

こなたも
「レイちゃん、有希ちゃん、ぷにるちゃん…つまり普通の人間だけより分けられてここに来てるんだ」

まひろが
「普通の人間……?」

バカボンのパパを見つめる。

バカボンのパパが
「この異世界転生はどうなるのだ!」

「いや…次の展開きたよ…」

智子がそう言うとき既に槍をもった中世のような風体の集団に取り囲まれていた。

そして、五人はユニコーンの馬車に乗せられた。

馬車はガタガタ音を立てて小道を走る。

「あら…お城…」

麻美が気づいた

中世の西洋の城が見える

「こりゃ…本当に異世界だわ」

こなたも運命のいたずらに呆れる

「こんなふうに異世界へ飛ばされるパターンは」

「類型すぎて特定できないよ」

智子もまひろもどうにもならない。
バカボンのパパと麻美は楽しそうだ…。

「長門ちゃん早く助けにきて…」

とこなたはぼやいた。

国王の間に五人は通された。

国王が姿を現した、くせっ毛が目立つ小物っぽい人物で、なにやら偉そうだ。

「地上人よようこそ、ここに呼んだのは私だ」

「たわしなのか?」

「パパさんいいから」

こなたはバカボンパパの口をふさいだ。

国王は気を取り直して続けた。

「私はへの国の王、ハ・ムエッグだ…今この地は戦争に見舞われ、アの国のドレイク軍の驚異にさらされている…我々に是非とも協力してほしい」

こなたは思った。
拒否したら殺すんだろうな…

「既に他の地上人も来ている、彼らは聖戦士としての才に今一つ欠けていたようだが、オーラ技術の解析に長けていたようだから今は工房にいる、今からそこに行くといい」

馬車のなかでこなたは呟いた

「絶望的だ……」

智子が聞いた

「なんで…」

「ここはおそらく『聖戦士ダンバイン』のバイストンウェルだ…」

まひろが驚く
「人の魂の安息の場所…」

「そう…並行世界ですらない…長門ちゃんが来れない…」

麻美は宥めるように言う

「とりあえず、生きることを考えましょう、お姉さん」

「お姉さん?」
こなたが驚く。

「私中3だから、歳下なので…」

そう、体格差があるからわかりにくいが、170センチの身長の雲母麻美の方がこなたたちより歳下なのだ。

「オレは中学生なんだけど」
というまひろに麻美は

「本当はおとなだって聞いたけど、おに…姉さん」

まひろは思った
ぷにるぅ…秘密を全部ばらしやがって…

五人は工房にたどり着いた、体育館位の大きな建物でこなたたちは驚く。

ここにも小川が流れ、大きな水車がある。

良くみると水車小屋に機械がついていて、ケーブルが工房に繋がる。

「水力発電しているんだ…」

「そう、オーラバトラーの部品だけ山ほどあったから、まず発電所を作ったんだ」

こなたが振り替えるとそこには有川ユンがいた。
「ゴジラS.P 」の有川ユン、しばらく前に異世界で会った人物だ。
それはユンにしても同じ、ユンにして見ればこなたが正体不明の人物のままなのだ。

「ユンさん……どうして…」

「久しぶりだね、俺たちもバイストンウェルに呼ばれたんだ」

ユンは五人を工房へ案内した。
多くの人が働いているようだが、普通に作業しているようだ。

「侍(ハベル)井戸ポンプできたか?」

「これでいいかな」

少々大きい機械がそこにあった。
そして、ロボットのジェットジャガーがその機械を運び出し、表の井戸に設置した。
それを補佐する少年と少女が…獣のような影も

こなたは気づいた
「『メイドインアビス』のリコちゃんたちだ…」

リコの指示で、レグとナナチがケーブルを繋いでいる。
ナナチが電源をいれた。
ポンプが井戸水を吸い上げ吐き出し口から清水が流れ出た。

工房のみんなが歓声をあげて喜んでいる。

「これで、みんな安心して水が飲めるんだ」

五人は感動した。そこに住む人々が喜ぶ姿に。

「すごい……これを、あなたが作ったんですね」

麻美が率直にユンたちの功績を称えた。

ナナチが来て言った。
「本当はここで、オーラバトラー…兵器を作れって言われたんだけどな、ユンが電気もないのにそんなことは無理だって、オーラバトラーのがらくたから発電機を作ったんだ」

ユンが更に説明した
「オーラバトラーにはモーターなどが補助的に組み込まれている。オーラバトラーの部品から発電機を作るのはそう難しくはなかったよ」

侍が付け足した
「オーラバトラーって地上から来た人間が発明したらしいな、兵器じゃないものを作ればよかったのに」

バカボンのパパが褒めた
「君たちは偉いのだ!」

ユンと侍は気づいた
「バカボンのパパ?」

「コニャニャチワなのだ」

ナナチも思い出した
「あっ!ボンドルドを倒したおっさん!」

そう、バカボンのパパがアビスに来て、ボンドルドを倒したのは大分前のことである。

「おや、君も久しぶりなのだ」

麻美がウズウズしている
「モフモフちゃん…触って良いかしら…」

「やだよ」
ナナチはなんか危機を感じたのだ。

そんなやり取りをよそに、ユンがこなたのところに来て、ずっと考えていた、泉こなたのことを口にした

「君は異世界の人間なんだろ」

「あ…そうです」

「ひょっとして君は帰る方法を知っているんじゃないか

「あー一応は…」

こなたは帰る方法がわかってはいた。
だが、それが実現できるかは別のことだということも。

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